英文での紹介をしていただきました。


 今回の受賞に関して、TAKAHASHI=Muneyukiさん(http://twitter.com/Muneyukit)がTwitterにて英文でのご紹介をして下さいました。
 まさしく分不相応と言うしかないのですが、せめてものお礼としましてこちらで紹介させていただきます。
 (日本語訳についてはさすがに気恥ずかしいので元サイトの方をご覧下さい)

Akira Okawada(OKAWADA=Akira) won the 5th science fiction review of Japan prize in 2009. He is also famous as FRP(=Fantasy Role-Playing Game) writer. Congratulations!  He have struggled against the disconnection between Japanese mainstream fiction and imagination of Science fiction(including FRP) for years and years. His originality is that he focused attention on the "narrativity" of FRP. In this field, Hitoshi
Yasuda (YASUDA=Hitoshi) 's critical essay was refered to 1980's SF & fantasy game(such as FRP). Okawada's work is his true heir.
Though this time he wrote about Keikaku Ito (ITO=Keikaku, SF author). Ito published two major important fiction, Genocidal Organ and Harmony. Keikaku Ito died in May 20th in this year. He was 35 years old who born under an lucky star. A lot of his audience were heartbrokened. Then, Okawada wrote and argued about Genocidal Organ to innovate Japanese literature. In G.O., Ito has depicted high-tech military affair of future.


CC(by)TAKAHASHI=Muneyuki

 英文ライティングというものはとても難しく、体裁が整っていたとしても微細なニュアンスが伝わらないことなどしばしばです。そのうえ日本の文化を海外に紹介する際にはなかなかうず高く聳える分厚い壁があるようですが、Twitterを使えば比較的要点が伝わりやすい形で手軽に日本のSFやRPG事情を紹介できるということで、素晴らしい活用法だと思います。ありがたいと思うとともに、TAKAHASHI=Muneyukiさんの果敢な試みにはいっそう頭が下がる思いです。
 なおご本人からは、「Twitterの文面と同様、お好きに使って構いません。改稿して、もっとネイティヴ英語が得意な方にチェックを受けて公開するなどでも構いませんし、必要なければ特に私の名前を出す必要もありません。Creative Commons でいうならCC[0]でオッケーです。文責を要求したほうがいいときのみCC[by]でよろしくお願いします。」というお言葉をいただいております。



 なおSF繋がりでは、海老原豊さんが、黒田藩プレスのブログにて定期的に日本SFを海外に紹介しているので、合わせてご紹介しておきます。RPGとの関わりで言えば黒田藩プレスの社長のエドワード・リプセットさんは、ツクダホビーから1983年に発売された『スタークェスト』という会話型RPGのデザイナーとして、日本RPG史に残る人物です。そのうえ谷甲州さんなどの優れた書き手を起用してクオリティを担保したうえで、最も早い時期に会話型RPGをノベライズ(マルチメディア)展開した人でもあります。この小説集『銀河は滅びず』のコンセプトもまた興味深いものなのですが、いずれまた別の機会に詳しくご紹介いたしましょう。
 http://www.kurodahan.com/mt/e/articles/