2月6日にジュンク堂書店池袋本店で、市川真人さんと「早稲田文学7」(早稲田文学会)*「向井豊昭傑作集」(未來社)刊行記念トークセッション 反骨と哄笑の文学」に出演します。

 『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』に、「早稲田文学7」の発刊を記念して(実はこちらにも岡和田晃は寄稿しています)、来たる2月6日(木)に、ジュンク堂書店池袋本店で、「早稲田文学」編集チーフとして知られ近年は「王様のブランチ」への出演されている、文芸評論家の市川真人さんとトークイベントを行なうことになりました。

 「早稲田文学」や向井豊昭に思い入れがある方も、そうではない方も、ぜひ、お越しいただけましたら幸いです。
 以下、ジュンク堂書店池袋本店のウェブサイトから、詳細を転載いたします。

愛書家の楽園vol.26 「早稲田文学派の人々―文学と批評の最前線―」
早稲田文学7」(早稲田文学会)*「向井豊昭傑作集」(未來社)刊行記念トークセッション
反骨と哄笑の文学


ジュンク堂書店 池袋本店 トークイベント


開催日時:2014年02月06日(木)19:30 〜
市川 真人(文芸批評家)
岡和田 晃(批評家)


 文芸雑誌「早稲田文学」は、創刊123周年を迎える今も、黒田夏子川上未映子など才ある書き手を輩出しつづけている。その一人に向井豊昭がいた。62歳(当時最年長)のときに「BARABARA」で早稲田文学新人賞を受賞。奇妙な文体とシュールな物語、真摯な問題意識のアンバランスは、発表直後から蓮實重彦スガ秀実、やがて中原昌也に激賞され、カルト的な人気を得る。昨年も、遺作のひとつが「早稲田文学6」に掲載され、新旧の読者を熱狂させた。
 向井の亡くなった後にも、晩年に交流のあった批評家の岡和田晃が中心となって未発表作品をウェブ上でアーカイブし、『向井豊昭の闘争』としてまとめられる連載で、その先鋭性を今日の状況に結びつけ、再評価に努める。その岡和田の編・解説による『向井豊昭傑作集』がこの1月に刊行された。
 同時期に刊行の「早稲田文学7」で第25回新人賞の募集を開始し、さらに川上未映子や松田青子ら新しい才能を発掘しつづけている同誌ディレクター/プランナーの市川真人をホストに、向井豊昭の作品と早稲田文学、そしてこれからの文学をめぐって語る。


●プロフィール
市川真人
1971年東京生まれ。文芸批評家・早稲田大学文学学術院准教授。雑誌「早稲田文学」のディレクターやTBS系情報番組「王様のブランチ」のブックコメンテーター等も務める。著書に『芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったのか』。批評ユニット「前田塁」として『紙の本が亡びるとき?』などの著書がある。


岡和田晃
1981年北海道生まれ。批評家・ライター。日本SF作家クラブ会員。著書に『アゲインスト・ジェノサイド』、『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』、『向井豊昭の闘争 異種混交性の世界文学』(近刊)のほか、編著に『北の想像力
〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(近刊)、訳書に『ミドンヘイムの灰燼』などがある。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 


■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5