「Role&Roll」Vol.143に「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」第34回が掲載されています。

 アナログゲームを扱う専門書籍「Role&Roll」Vol.143に、連載「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」第34回が掲載されています。ファンタジー小説やゲームに出てくる中世ヨーロッパの背景を、蛮人オドアケルと司祭のアマリア、あるいはダークエルフのフィンディとドワーフガリーのコンビによる掛け合い、そして見田航介さんの美麗なイラストでわかりやすく紹介する、というものです。
 第34回のお題は「魔王は巨人? ただの人間?――中世の巨人・妖精伝承。ライティングは岡和田晃。いちどはやってみたかった妖精や巨人のルーツをたどる試み。民俗学に踏み込み、トマス・カイトリーやヴィル=エーリヒ・ポイカートらの学説を噛み砕いて紹介しております。馬場綾香さんの論文「『中世末期ドイツの民間信仰』における「エルベ」: ヴィル=エーリッヒ・ポイカートの「エルベ」概念」も役に立ちました。見田航介さんのキュクロプスのイラストも最高ですね!

フェアリーのおくりもの―世界妖精民話集 (現代教養文庫)

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妖精の誕生―フェアリー神話学 (現代教養文庫)

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中世後期のドイツ民間信仰―伝説(サーゲ)の歴史民俗学

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Role&Roll Vol.143

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