アナログゲームを扱う専門書籍「Role&Roll」Vol.143に、連載「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」第34回が掲載されています。ファンタジー小説やゲームに出てくる中世ヨーロッパの背景を、蛮人オドアケルと司祭のアマリア、あるいはダークエルフのフィンディとドワーフのガリーのコンビによる掛け合い、そして見田航介さんの美麗なイラストでわかりやすく紹介する、というものです。
第34回のお題は「魔王は巨人? ただの人間?――中世の巨人・妖精伝承」。ライティングは岡和田晃。いちどはやってみたかった妖精や巨人のルーツをたどる試み。民俗学に踏み込み、トマス・カイトリーやヴィル=エーリヒ・ポイカートらの学説を噛み砕いて紹介しております。馬場綾香さんの論文「『中世末期ドイツの民間信仰』における「エルベ」: ヴィル=エーリッヒ・ポイカートの「エルベ」概念」も役に立ちました。見田航介さんのキュクロプスのイラストも最高ですね!
- 作者: トマス・カイトリー,市場泰男
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1994/02
- メディア: 文庫
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- 作者: トマスカイトリー,市場泰男
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- 作者: ヴィル‐エーリヒポイカート,Will‐Erich Peuckert,中山けい子
- 出版社/メーカー: 三元社
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: 単行本
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- 作者: アークライト
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