「Role&Roll」Vol.113に『エクリプス・フェイズ』サポート記事および「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」を掲載いただきました。

 RPGを中心とした月刊アナログゲーム情報誌「Role&Roll」Vol.113が発売となりました。朱鷺田祐介さんの『エクリプス・フェイズ』記事「宇宙の歩き方」(私も協力しています)や、待兼音二郎さんと見田航介さんによる「戦鎚傭兵団の中世”非”幻想事典」が掲載されています。前者では火星の詳細な情報が解説され(詳しくは「SF Prologue Wave」にも紹介記事が掲載される予定です)、後者では西欧中世の入浴習慣が紹介されています(見田さんのイラストもサービス精神満点!)。チェックいただければ幸いです。
 待兼さんの「なぜ公衆浴場は廃れたのか――中世西洋の入浴習慣」は、毎日風呂に入るのが当たり前である現代と、西洋中世の感覚の違いを、エラスムスの報告書や保護膜としての「垢」という考え方など豊富な具体的な事例で浮き彫りにしています。表現において、文化的差異を意識することは(そこから面白さは生まれるものなので)、きわめて重要であると思います。待兼さんが参考文献に挙げている『図説 不潔の歴史』は、キワモノなんかではなく、きわめて真面目なアプローチによる比較文化論で、読んでみる価値はあります。

Role&Roll Vol.113

Role&Roll Vol.113

図説 不潔の歴史

図説 不潔の歴史