「みらいらん」(洪水企画)2020年夏(第6号)で、短歌と現代詩を架橋する創作者の江田浩司さんが、連載「私の読んだ詩集の話。VI」で拙著『掠れた曙光』を大きく取り上げて下さいました。ありがとうございます!
「みらいらん」(洪水企画)2020年夏(第6号)で、短歌と現代詩を架橋する創作者の江田浩司さんが、連載「私の読んだ詩集の話。VI」で拙著『掠れた曙光』を大きく取り上げて下さいました。ありがとうございます!
「SF Prologue Wave」2020年7月20日更新号に、『エクリプス・フェイズ』情報として
「『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.189「『エクリプス・フェイズ』シナリオ作成ガイド 「ヘリオンズ・エッグ」から学ぶシナリオ作成のツボ」』が掲載されました。
なお、2011年5月1日に始まったSF Prologue Waveですが、2020年8月
日に、pixivFANBOXに移転することとなりました。移転先のアドレスは『
https://sfwj.fanbox.cc』です。8月以降も引き続き、SF Prologue Waveをよろしくお願いいたします。
「図書新聞」2020年7月25日号の2020年上半期読書アンケートに回答しました。岡和田晃は、以下の作品を取り上げています。これまで時評や他の書評で取り上げられていなかった作品です。
・ヴィットーリオ・アルフィエーリ『アルフィエーリ悲劇選 フィリッポ サウル』(菅野類訳、幻戯書房)
・平山裕人『だれも「おかしい」と言わない 小学校〈超管理教育〉の実態』(寿郎社)
・高城高『仕切られた女――ウラジオストク花暦』(藤田印刷エクセレントブックス)
・リズ・ダンフォース、マイケル・スタックポール編『RPGシティブックII―ファンタジー世界の港町編―』(安田均監修、中村俊也訳、柘植めぐみ訳、書苑新社)
「図書新聞」はコンビニのマルチコピー機で買えます。2020年7月25日号は本日から購入可能。
「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.83 音楽、なんてストレンジな!〜音楽を通して垣間見る文化の前衛、または裏側」 2020/7/29頃発売です。
私は特集論考として「リヒャルト・ワーグナーの共苦と革命」、また平本アキラ『俺と悪魔のブルーズ』のレビューを寄稿しています。
特選街レビューでは、ハードコア・パンクのZine「Debacle Path」のVol.2について。また、連載「山野浩一とその時代(12)/手塚治虫原作『鉄腕アトム』および『ビッグX』への参画」も掲載されていますよ。手塚治虫が山野浩一をどう捉えていたかを考察し、豊田有恒の証言を検証しています。
また、以下の論考を監修しました。いずれも力作です。
■田舎歌とエルヴィス〜深沢七郎が幻視した死の世界●渡邊利道
■禁断の快楽、あるいは悪魔の技〜イスラムにおける音楽●仁木稔
■無音の可能性〜無声映画と実験映画の〝ゼロ音〟をめぐって●高槻真樹
■怪力乱神(イロモノ・ゲテモノ)の語りかた〜デスメタル黎明期のメモワール●阿澄森羅
■「ラジオ・スターの悲劇」から40年、ラジオの全盛期はこれからだ!●待兼音二郎
■ポストパンクからアヴァン・ポップへ〜資本主義批判の戦略●長澤唯史
■パンク・スクワットでDIYを●鈴木智士
■パンソリはなぜ女性たちのものになったか●穂積宇理
■歌を殺すための歌〜近代日本の音楽の闇●宮野由梨香
【以下、特集レビュー】
◎イ・ジン「ギター、ブギー、シャッフル」●放克犬
◎urema「光の棺」●関根一華
◎天童荒太「孤独の歌声」●待兼音二郎
【以下、特選品レビュー】
・陳楸帆(スタンリー・チェン)『荒潮』●放克犬
・ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』●関根一華
その他、白沢達生さんや浅尾典彦さん、本橋牛乳さん、三五千波さんの寄稿もありますね。これら、私は未見ですが、それぞれの書き手のファンなので、とても愉しみです。
発売中の「図書新聞」2020年7月18日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六五回 時間と場所を再接合させ、「死」のジャンク化を回避すること」が掲載されています。今回はBlack Lives Matterへの日本的な無頓着、都知事選での小池百合子の「圧勝」を批判しつつ、以下の作品に触れています。
・曺泳日(ジョ・ヨンイル)「韓国文学の構造」(高井修訳、「すばる」二〇二〇年六月号)
・速水淑子「野獣化し食人する女――18・19世紀移行期ドイツ語圏のアマゾネス――」(「思想」二〇二〇年六月号)
・樫村晴香「自分が死ぬとはどういうことか?――の変遷」(「群像」)
・山城むつみ「連続する問題 第十二回 モーメント・オブ・クラリティ」(「すばる」二〇二〇年六月号)
・金蒼生『風の声』(新幹社)
・金石範「満月の下の赤い海」(「すばる」)
・林浩治「愚銀のブログ」
・安智史「吉本隆明の『四季』派批評――批判と“和解”を中心に」(「昭和文学研究」)
・若松丈太郎「一羽の駝鳥」(「いのちの籠」)
・井戸川射子「膨張」(「群像」)
・佐々木敦を編集長として創刊された「ことばと」および片島麦子「レースの村」
・奥間埜乃「つややかに夜目ひらくヴェガ一行の記」(「現代詩手帖」二〇二〇年六月号)
・ジョーン・エイキン『月のケーキ』(三辺律子訳、東京創元社)
・ふくだぺろ「うしなわれたきょりはわたしたちは lost distance we are retina are」(「現代詩手帖」二〇二〇年六月号)
・秋吉大輔「制作空間としての詩――寺山修司による『高3コース』の文芸欄――」(「日本近代文学」)
・「ユリイカ」の特集「地図の世界――プトレマイオスから伊能忠敬、Google Mapsまで」および木下知威「知覚のクラッシュ 盲人と聾者における地図表象」
・大久保ゆう「宝物はそこにある 空想地図を導く地図」(「ユリイカ」)
・石川宗生「地図の魔」(「ユリイカ」)
・樺山三英「アトラスの相貌」(「ユリイカ」)
・P・ジェリ・クラーク「ジョージ・ワシントンの義歯となった、九本の黒人の歯の知られざる来歴」(佐田千織訳、「SFマガジン」二〇二〇年六月号)
また、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』、クライスト『ペンテジレア』、ソポクレス『アンティゴネ』、ニーチェ『悲劇の誕生』、金石範『鴉の死』および『火山島』、フーゴ・ハル『魔城の迷宮』、『コロッサル・ケープ・アドベンチャー』等についても言及しています。
図書新聞はコンビニでも買えます。本日から。奇しくも、今号の特集「〈在日〉〈韓国〉文学の現在地」にリンクする内容となりました。都知事選の結果に触れた最初の記事でもあります。