「みらいらん」6号の江田浩司「私の読んだ詩集の話。VI」で『掠れた曙光』評

 「みらいらん」(洪水企画)2020年夏(第6号)で、短歌と現代詩を架橋する創作者の江田浩司さんが、連載「私の読んだ詩集の話。VI」で拙著『掠れた曙光』を大きく取り上げて下さいました。ありがとうございます!

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みらいらん (6号)

みらいらん (6号)

  • 発売日: 2020/07/10
  • メディア: 単行本
 

 

「Role&Roll」Vol.190に、『エクリプス・フェイズ』GMガイド「SF-RPGなんてこわくない!〜セッションの前に」が掲載

 発売中の「Role&Roll」Vol.190に、『エクリプス・フェイズ』GMガイド「SF-RPGなんてこわくない!〜セッションの前に」が掲載。タイトルは名著『RPGなんてこわくない!』より。SF-RPG初心者と卓を囲む際のコツ、三幕構成の解説から、世界設定を簡潔に紹介するための具体的な読み上げ文も用意しました!

 私の卓に入ったことのある方ならば、今回の記事に収めた読み上げ文に、きっと聞き覚えがあることと存じます。そう、何年もかけて現場で磨いてきたエッセンスを、ギュッと生のままパッケージングしたものであることを、お読みの方は、きっと実感してもらえるはずです!

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Role&Roll」Vol.190
Role&Roll Vol.190

Role&Roll Vol.190

  • 発売日: 2020/07/18
  • メディア: 大型本
 

 

「SF Prologue Wave」2020年7月20日更新号に、 「『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.189「『エクリプス・フェイズ』シナリオ作成ガイド 「ヘリオンズ・エッグ」から学ぶシナリオ作成のツボ」』が掲載されました。

「SF Prologue Wave」2020年7月20日更新号に、『エクリプス・フェイズ』情報として

「『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.189「『エクリプス・フェイズ』シナリオ作成ガイド 「ヘリオンズ・エッグ」から学ぶシナリオ作成のツボ」』が掲載されました。

 

 なお、2011年5月1日に始まったSF Prologue Waveですが、2020年8月

日に、pixivFANBOXに移転することとなりました。移転先のアドレスは『

https://sfwj.fanbox.cc』です。8月以降も引き続き、SF Prologue Waveをよろしくお願いいたします。

prologuewave.com

 

「図書新聞」2020年7月25日号の2020年上半期読書アンケートに回答

図書新聞」2020年7月25日号の2020年上半期読書アンケートに回答しました。岡和田晃は、以下の作品を取り上げています。これまで時評や他の書評で取り上げられていなかった作品です。

・ヴィットーリオ・アルフィエーリ『アルフィエーリ悲劇選 フィリッポ サウル』(菅野類訳、幻戯書房
・平山裕人『だれも「おかしい」と言わない 小学校〈超管理教育〉の実態』(寿郎社
高城高『仕切られた女――ウラジオストク花暦』(藤田印刷エクセレントブックス)
・リズ・ダンフォース、マイケル・スタックポール編『RPGシティブックII―ファンタジー世界の港町編―』(安田均監修、中村俊也訳、柘植めぐみ訳、書苑新社)

 「図書新聞」はコンビニのマルチコピー機で買えます。2020年7月25日号は本日から購入可能。

e-shinbun.net

「壘」Vol.5(壘の会、編集協力・有限会社ネオセントラル、2020年7月15日)に、岡和田晃の新作現代詩(形而上詩)「レオポルドシュタットの亡失——表現主義なき時代の若き詩人に」

荒巻義雄さん主宰の詩誌「壘」Vol.5(壘の会、編集協力・有限会社ネオセントラル、2020年7月15日)に、岡和田晃の新作現代詩(形而上詩)「レオポルドシュタットの亡失——表現主義なき時代の若き詩人に」が掲載されました。

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「TH」No.83にワーグナー論、『俺と悪魔のブルーズ』レビュー、山野浩一連載等が掲載

 「TH(トーキング・ヘッズ叢書)No.83 音楽、なんてストレンジな!〜音楽を通して垣間見る文化の前衛、または裏側」 2020/7/29頃発売です。
 私は特集論考として「リヒャルト・ワーグナーの共苦と革命」、また平本アキラ俺と悪魔のブルーズ』のレビューを寄稿しています。
 特選街レビューでは、ハードコア・パンクのZine「Debacle Path」のVol.2について。また、連載「山野浩一とその時代(12)/手塚治虫原作『鉄腕アトム』および『ビッグX』への参画」も掲載されていますよ。手塚治虫山野浩一をどう捉えていたかを考察し、豊田有恒の証言を検証しています。

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「TH」No.83

 また、以下の論考を監修しました。いずれも力作です。

■田舎歌とエルヴィス〜深沢七郎が幻視した死の世界●渡邊利道
■禁断の快楽、あるいは悪魔の技〜イスラムにおける音楽●仁木稔
■無音の可能性〜無声映画と実験映画の〝ゼロ音〟をめぐって●高槻真樹
■怪力乱神(イロモノ・ゲテモノ)の語りかた〜デスメタル黎明期のメモワール●阿澄森羅
■「ラジオ・スターの悲劇」から40年、ラジオの全盛期はこれからだ!●待兼音二郎
■ポストパンクからアヴァン・ポップへ〜資本主義批判の戦略●長澤唯史
■パンク・スクワットでDIYを●鈴木智
■パンソリはなぜ女性たちのものになったか●穂積宇理
■歌を殺すための歌〜近代日本の音楽の闇●宮野由梨香

【以下、特集レビュー】
イ・ジン「ギター、ブギー、シャッフル」●放克犬
◎urema「光の棺」●関根一華
天童荒太「孤独の歌声」●待兼音二郎

【以下、特選品レビュー】
・陳楸帆(スタンリー・チェン)『荒潮』●放克犬
・ディーリア・オーエンズ『ザリガニの鳴くところ』●関根一華

 その他、白沢達生さんや浅尾典彦さん、本橋牛乳さん、三五千波さんの寄稿もありますね。これら、私は未見ですが、それぞれの書き手のファンなので、とても愉しみです。

の「図書新聞」2020年7月18日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六五回 時間と場所を再接合させ、「死」のジャンク化を回避すること」が掲載

 発売中の「図書新聞」2020年7月18日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六五回 時間と場所を再接合させ、「死」のジャンク化を回避すること」が掲載されています。今回はBlack Lives Matterへの日本的な無頓着、都知事選での小池百合子の「圧勝」を批判しつつ、以下の作品に触れています。

・曺泳日(ジョ・ヨンイル)「韓国文学の構造」(高井修訳、「すばる」二〇二〇年六月号)
・速水淑子「野獣化し食人する女――18・19世紀移行期ドイツ語圏のアマゾネス――」(「思想」二〇二〇年六月号)
樫村晴香「自分が死ぬとはどういうことか?――の変遷」(「群像」)
山城むつみ「連続する問題 第十二回 モーメント・オブ・クラリティ」(「すばる」二〇二〇年六月号)
・金蒼生『風の声』(新幹社)
・金石範「満月の下の赤い海」(「すばる」)
・林浩治「愚銀のブログ」
安智史吉本隆明の『四季』派批評――批判と“和解”を中心に」(「昭和文学研究」)
・若松丈太郎「一羽の駝鳥」(「いのちの籠」)
・井戸川射子「膨張」(「群像」)
佐々木敦を編集長として創刊された「ことばと」および片島麦子「レースの村」
・奥間埜乃「つややかに夜目ひらくヴェガ一行の記」(「現代詩手帖」二〇二〇年六月号)
・ジョーン・エイキン『月のケーキ』(三辺律子訳、東京創元社
・ふくだぺろ「うしなわれたきょりはわたしたちは lost distance we are retina are」(「現代詩手帖」二〇二〇年六月号)
・秋吉大輔「制作空間としての詩――寺山修司による『高3コース』の文芸欄――」(「日本近代文学」)
・「ユリイカ」の特集「地図の世界――プトレマイオスから伊能忠敬Google Mapsまで」および木下知威「知覚のクラッシュ 盲人と聾者における地図表象」
・大久保ゆう「宝物はそこにある 空想地図を導く地図」(「ユリイカ」)
・石川宗生「地図の魔」(「ユリイカ」)
樺山三英「アトラスの相貌」(「ユリイカ」)
・P・ジェリ・クラーク「ジョージ・ワシントンの義歯となった、九本の黒人の歯の知られざる来歴」(佐田千織訳、「SFマガジン」二〇二〇年六月号)

 
 また、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』、クライスト『ペンテジレア』、ソポクレス『アンティゴネ』、ニーチェ悲劇の誕生』、金石範『鴉の死』および『火山島』、フーゴ・ハル『魔城の迷宮』、『コロッサル・ケープ・アドベンチャー』等についても言及しています。
 図書新聞はコンビニでも買えます。本日から。奇しくも、今号の特集「〈在日〉〈韓国〉文学の現在地」にリンクする内容となりました。都知事選の結果に触れた最初の記事でもあります。

 

www.e-printservice.net