『GAME JAPAN』1月号


 絶賛発売中の『GAME JAPAN』1月号(ホビージャパン)ですが。わたしは『D&D』新作サプリメント『竜の書:ドラコノミコン』の紹介文を書かせていただいております。


 いやあ、世紀の奇書ですね、『ドラコノミコン』は。 ドラゴンだけで、A4版に辞書サイズのフォントで238ページ! すさまじい。


 翻訳に携わった柳田真坂樹さまは訳しながら『アフターマン』とか『フューチャーイズワイルド』を思い出されたそうですが、 私が思い出したのは、ボルヘスの『幻獣辞典』ですね。


 ボルヘスは、基本面倒くさがりなのか細かいところまで書かないんですが、もし彼が生物学者的な気質を持っていて、やたらと細かな竜の性質まで纏め上げずにいあられなかったら…。なんて感じで書かれてます。


 バカ全開(褒めてます)。
 すばらしい。
 よくやった、日本のRPG
『竜の書』が出せるまでになったとは。


 ちなみに紹介文を書くときは、3日間、他の仕事をまるでせずにゲラと向き合い、赤線を引きまくり、気合いを溜め、それを文章に注入しました。
 なまなかな根性ではテクストに喰われるので、逆に喰らい返すつもりでキーをたたきました。 タイプ圧のおかげでキーボードの「R」がふっとびました(実話)


 よろしければ、読んでやっておくんなまし。