プロフィールの画像を変えてみました。
そうです、現在チームで鋭意翻訳中の『救済の書:トゥーム・オヴ・サルヴェイション』(仮)ですよ!
僕は目が$$マークで出来ている人ってすっごく嫌いなので、なるべくそうはなりたくないのだけれども。
あえて言えば。読んで損はないです。
この、単純なもの、わかりやすいもの、癒されるもの、萌え萌えなもの(笑) ばかりがもてはやされるご時世で。
『ウォーハンマーRPG』のような現実のキタナサに真っ正面から向き合うような、反骨精神、アイロニー、毒にあふれるまさにラブレー的なRPGを継続的に出させていただけているっていうのは、ほんと奇蹟だと思うのですよ。
アイルランドの黒ビールのようにコクがあり、ほろ苦いと言いますか。
だからユーザーの方々は「お客さん」ではなくて「同志」だと、僕は思ってます。
この奇蹟を少しでも長続きさせたいので。
ぜひ、応援して下さい。
SF魂・ファンタジー魂・中世ヨーロッパ魂・そして何よりRPG魂がある人は、既刊ぶんのうち、読んでいないものがありましたら、実にオールド・ワールド的な社会状況(金融危機)が続く今でこそ、『ウォーハンマーRPG』に触れてみて下さい。逃避としてのファンタジーとは違ったファンタジーもあるのだということがわかるでしょう。
少々値は張りますが、中身はすさまじく密度があり、損はしません。まさに、神は細部に宿る。
RPGというジャンル、媒体でしかできない表現が、確かにここにあるのです。
せっかくなので、裏表紙の記述を参考に『救済の書』の内容を簡単に紹介しましょう。
・エンパイア宗教史の細部にわたる大要。その密度、並ぶものなし!
・各神格についての全情報。神の性質や戒律、司祭団、その他の情報満載。
・オールド・ワールドのあらゆる信仰形態を網羅した詳細な解説。民間信仰の充実ぶりは必見。
・狂信者にはまるまる一章が割かれている! こんなに異端や狂信者が多いのはオールド・ワールドだけ!
・外部の神々の詳細情報。殺戮の神カインや商業の神ハントリッヒから、オークの神々や、ケイオス・ドワーフの狂気の守護神(!)までを対象としている!。
・オールド・ワールドの祝祭や祝日の紹介。帝国歴の一年にわたるカレンダーも含めて。カレンダーの多彩ぶりは一見の価値あり!
・オールド・ワールドにおける聖職者たちの生活や修行、位階制度にくわえて、平信徒、僧兵、その他あらゆる宗教関係者についての解説。
・新種の初歩魔術や下級魔術の呪文群など。
・九柱の主要神、およびグンドレッドやハントリッヒなど幾つかの下位神に仕える司祭のための追加信仰呪文群。
・新種の儀式魔術や、聖遺物、魔法被造物(アーティファクト)。
・十字軍騎士、修道院長など、数々の新キャリアの紹介。
いずれ、公式サイトの方に発売日の告知など出ることと思いますが、ぜひともご期待下さい!
なお、翻訳の傍ら中世ヨーロッパの宗教史を色々研究してますが、手に入りやすいもののうちで一冊お勧めを挙げるとしましたら、この『スペイン巡礼史』でしょうか。
修道院の地図などもあり、かなり役に立ちますよ。
- 作者: 関哲行
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/02/17
- メディア: 新書
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