kingさんが『このあいだ東京でね』を読まれたようです。


 昨日は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版の定例会でした。僕はダンジョンマスター。「相変わらずの糞マスター」というお褒めの言葉をいただきつつ(笑)命のやり取りに疲れて帰宅すると、はてなダイアリーで最強の論客だと私が勝手に思っているkingさんが『このあいだ東京でね』を読まれたというエントリを書かれていました。イベントの宣伝もしていただいて、ありがとうございます。トラックバックをいただいたので、ご紹介〜!


 kingさんは、おそらく在野の論客ではトップクラスに、後藤明生小島信夫などのテクニカルな小説にお詳しい方。青木作品を気に入られたようなので、ぜひ、絡めたり系譜的にしたりといった具合な形で、『壁の中』や『別れる理由』を現代的に意義あるものとして語ってほしいなあ、と勝手に期待しています。
 さて、文学をめぐる状況(ひいては、人間の想像力をめぐる状況)は日に日に素朴になりまさっています。そのような動物的状況に対して、いかに言葉を発することができるのかを考えることは避けられないのではないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20090703


 なのでこのブログをご覧の皆さん、ぜひ本日のSF乱学講座に来て下さい。
 話す中身を考えていて、これは絶対面白くなる、という確信が生まれました。というか、負ける気がしない。何かは伝えられる。こういう確信が生まれたときに、失敗したことはいちどもありません。


 文学的伝統とSF的伝統とRPGの伝統を、アクチュアルなものとして交錯させる言説は、今までなかったはずです(もちろん、先行者として、多摩豊さん、門倉直人さん、安田均さん、鈴木銀一郎さん、古川日出男さん、伊藤計劃さん、佐藤亜紀さん、高橋志臣さんらの活動が先にあったりもするわけですが、アプローチはどなたとも違ったものになるはずです)。

 そういえば、『四十日と四十夜のメルヘン』が文庫になるみたいですね。素晴らしい!