本日発売のアナログゲーム総合情報誌〈Role&Roll〉Vol.67は「D-FILE ZERO」と題し、本格ガンアクションRPG『ガンドッグゼロ』の特集となっています。
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2010/04/09
- メディア: 大型本
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ガンアクションTRPG ガンドッグゼロ (Role&Roll RPGシリーズ)
- 作者: 狩岡源,アークライト
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: 大型本
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小林さんのシナリオ「沈黙の犬の生活」は……。チベットを舞台にした抒情的なシナリオ。かつて小林さんが〈Role&Roll Vol.9〉に発表した「何日君再来(イツノヒカマタキミクル)」にも相通じるテイストで、小林さんらしいドラマティック、かつ野心的なシナリオになっています。
特に、人間の内面に絡んだTRSが素晴らしい。小林正親ファンは手にとって損はありません。「『ガンドッグ』って軍事モノでしょ、あたし、ミリオタじゃないし……」という人にもうってつけのシナリオになっていると思います。ぜひ「愚か者のミッション」を!
一方、私のシナリオ「MISSION:Ruins and Ideology」(「ミッション:ルインズ・アンド・イデオロギー」は、ストロング・スタイルでの『ガンドッグゼロ』らしさを追究してみました。
まずは紹介文をご覧下さい。
“いま、いちばん熱い土地”南オセチア共和国。密命を帯びたガンドッグたちは半ば廃墟と化した街に乗り込む。そこで彼らが見たものは……! 好評のリプレイ『アゲインスト・ジェノサイド』ともリンクする、壮大なバレット・バレエが始まった!
『ブルーローズ・ネクサス』とのコンバート案もついて、楽しさ桁違い!
ということで、今回はグルジア戦争を背景に、市街戦と狙撃をテーマにしたシナリオになります。舞台は南オセチア自治州の州都、ツヒンバリ!
一部設定がリプレイ『アゲインスト・ジェノサイド』とリンクしますが、もちろん、同書を所持していなくても遊ぶことは可能です(お読みいただいていれば、より楽しくなりますが)。
テストプレイをした感触では、プレイヤーの受けはなかなか悪くありませんでした。
敵のデータに関してはあたう限りマンチキンに作成してみました。もちろんボスの装備は東欧系で固めております。
恐怖の市街戦をお楽しみいただけましたら幸いです。こっそり追加データも盛り込んでありますので、サプリメント的な楽しみ方もできるものと思います。
もともとこのシナリオは、アンゲロプロスの映画『こうのとり、たちすさんで』をRPGでやりたいなあ、と思ったのが出発点でした。気がついたら『戒厳令下チリ潜入記』になってしまってましたが、余裕があったらそうした要素も入れてみて下さい。私自身、『こうのとり、たちすさんで』のRPG化は常に念頭へ置いておきます。
『戒厳令下チリ潜入記』、VHS版は極めて入手困難でしたが、なんとこちらで一部が視聴できるようです。
http://www.veoh.com/browse/videos/category/culture/watch/v15608669SbFkEEBm
戒厳令下チリ潜入記―ある映画監督の冒険 (岩波新書 黄版 359)
- 作者: G.ガルシア・マルケス,後藤政子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/12/19
- メディア: 新書
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朱鷺田さんからもご紹介をいただいております。どうも、ありがとうございます。
http://suzakugames.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/rr67brn-e71c.html
『ブルーローズ・ネクサス』のシナリオをお探しの方も、ぜひともお手にとってみて下さいまし。
ブルーローズ・ネクサス (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/12/19
- メディア: 大型本
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以下、「ミッション・ルインズ・アンド・イデオロギー」の参考になりそうな動画を集めてみました。
シナリオを運用される際の参考にしてみて下さいませ。
・DANA 152㎜自走榴弾砲の動画
・グルジア戦争についてのドキュメンタリー
・ツヒンバリ市内への砲撃映像
を集めてあります。