牧眞司さん、東京創元社さんからご恵贈いただきました。柴野理論は原理的に古びないと喝破した拙稿「柴野拓美のメソドロジー」が、解説で取り上げられております。過分な評価をいただき、ただ光栄です。「柴野拓美のメソドロジー」を書いたのとき柴野拓美さんの原稿をかなり集めてましたが。それでも、時評のなかには読んだことのない原稿もかなりありました。デリダやフーコーよりも早い時期に、こんな面白いことを考えていたとは。まあに早すぎたポストヒューマニズム論者ですね。、最新の文学理論を押さえている方にこそ、読んでほしいと思います。たとえば、「コンピュータ制度における選挙と議会」など、インターネットを介した直接民主制の是非が議論される今でこそ、再評価されるべき仕事でしょう。
柴野拓美SF評論集 (理性と自走性――黎明より) (キイ・ライブラリー)
- 作者: 柴野拓美,牧眞司
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2014/04/28
- メディア: 単行本
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