「Role&Roll」Vol.115に「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」および『エクリプス・フェイズ』サポート記事を掲載いただいています。

 RPGを中心としたアナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.115(アークライト/新紀元社)に、待兼音二郎さんとのリレー連載「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第二十回「渡る世間は鬼か悪魔か――中世の家門」を掲載いただきました。シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』で語られたようなジレンマを「どうして家門は大事なの?」「婚姻という契約の内実」という二つの観点から創作に応用できないか、専門書や学術論文のエッセンスをぎゅっと凝縮してお届けしています。見田航介さんのイラストレーション「親等数と法」は、文章で説明すると非常に込み入ったものになってしまう「親等数」の計算を、ぱっとひと目でわかるものとして仕上げたもので、描き込みも細やか、かつゴージャス、エドワード黒太子のエピソードなども散りばめられています。また、今回の内容は「Role&Roll」Vol.105の連載第十五回「いばら姫の現実〜糸つむぎ部屋の実態と西洋中世の結婚事情」(担当は待兼さん)ともリンクしていますので、読んでいただけると、いっそう理解が深まります。
 お手伝いをさせていただいたポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』の記事「アルビン・α・ダルベ−リの不遇な事件」(ライターは朱鷺田祐介さん)は、『エクリプス・フェイズ』のエッセンスを散りばめたミニ・リプレイです。この記事をご覧になっていただければ『エクリプス・フェイズ』の概要がつかめると思います。日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」にも、本記事の紹介が掲載される予定です。

Role&Roll Vol.115

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