2018年3月の仕事

・【翻訳】【創作】“熊の”J・ピーターズ&ケン・セント・アンドレ著、安田均清松みゆき高山浩岡和田晃、杉本=ヨハネ、笠井道子訳・創作『ベア・ダンジョン+ベア・カルトの地下墓地+運命の審判』(グループSNE
・【批評】「〈世界内戦〉下の文芸時評 第三七回 「制度」を強化させるための批評とは異なる道筋」(「図書新聞」2018年3月17日号)
・【イベント】「『トンネルズ&トロールズ』完全版のゲームマスター」(グループSNEコンベンション、2018年3月17日)
・【ゲームデザイン岡和田晃:著、朱鷺田祐介待兼音二郎:監修「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ&運用ガイド 老いたる霊長類の星への挽歌」(「Role&Roll」Vol.162、新紀元社
・【監修】山野浩一「丘の上の白い大きな家」(「SF Prologue Wave」2018年3月20日号)
・【創作】藤田莉+岡和田晃キュイジニエの旅」(「SF Prologue Wave」2018年3月20日号)
・【紹介】「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.161「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ 宇宙要塞『神龍(シェンロン)』の悪夢」」(「SF Prologue Wave」2018年3月20日号)
・【イベント】萩原朔美×岡和田晃「地域から始まる文学再生(ルネッサンス)」(前橋文学館、2018年3月24日)

 その他、「層 映像と表現 vol.10」(北海道大学大学院/ゆまに書房)の藤元登四郎・石和義之・忍澤勉の各氏の論文を査読いたしました。

2018年2月の仕事

・【イベント】「北海道文学集中ゼミ 第2回 釧路文学というトポス」(於:双子のライオン堂書店、2018年2月1日)
・【イベント】「北海道文学集中ゼミ 第3回 アイヌ“による/を描いた”文学」(於:双子のライオン堂書店、2018年2月8日)
・【レポート】古家昌伸、久才秀樹「北海道文学の可能性 岡和田晃×川村湊」レポート(「北海道新聞」2018年2月9日夕刊)
・【批評】「〈世界内戦〉下の文芸時評 第三六回 「敵」としての文芸時評宣言」(「図書新聞」2018年2月17日号)
・【イベント】「『エクリプス・フェイズ』オンリーコンベンションのゲームマスター」(主催:サークル閑話堂、2018年2月11日)
・【アンケート】「ベストSF2017 国内編・海外編」(『SFが読みたい! 2018年版、早川書房
・【エッセイ】「2018年のわたし」(『SFが読みたい! 2018年版』、早川書房
・【対談】山城むつみ×岡和田晃「歴史の声に動かされ、テクストを掘り下げるということ 第一回 『文学のプログラム』の衝撃」(シミルボン)https://shimirubon.jp/columns/1687692
・【対談】山城むつみ×岡和田晃「歴史の声に動かされ、テクストを掘り下げるということ 第二回 北海道とロシアの一八七〇年問題」(シミルボン)https://shimirubon.jp/columns/1687722
・【対談】山城むつみ×岡和田晃「歴史の声に動かされ、テクストを掘り下げるということ 第三回 〈アイヌ〉の強制移住、鹿野武一、エスペラントと「連続する問題」」(シミルボン)https://shimirubon.jp/columns/1687793
・【監修】【ゲームデザイン朱鷺田祐介:著、岡和田晃待兼音二郎:監修「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ 宇宙要塞『神龍(シェンロン)』の悪夢」(「Role&Roll」Vol.161、新紀元社
・【監修】待兼音二郎著、見田航介イラスト「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」第43回 労働力不足なのに待遇悪化ってどういうこと? ワット・タイラーの乱」(「Role&Roll」Vol.161、新紀元社
・【監修】待兼音二郎「古椿姫」(「SF Prologue Wave」2018年2月20日号)
・【紹介】「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.160「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ スペース闇金道――情報難民をさいなむドラッグ」」(「SF Prologue Wave」2018年2月20日号)
・【サイト開設】山野浩一公式Webサイト(新)(http://koichiyamano.blog.fc2.com/
・【書評】「来るべき世代の秘密諜報部員」に向けて記した手引書――ウォルフガング・ロッツ『スパイのためのハンドブック』書評」(シミルボン)
・【電子書籍】『日本現代卓上遊戯史紀聞 [1]安田均』(聞き手:岡和田晃、沢田大樹、山本拓、ニューゲームズオーダー)
・【対談】山城むつみ×岡和田晃「歴史の声に動かされ、テクストを掘り下げるということ 第四回 検閲されたものを検閲し返す、「プロパガンダ・ウォー」ではない批評」(シミルボン)https://shimirubon.jp/columns/1687908
・【対談】山城むつみ×岡和田晃「歴史の声に動かされ、テクストを掘り下げるということ 第五回 「不一致」という理論、「怪道をゆく」との出逢い」(シミルボン)https://shimirubon.jp/columns/1687924
・【批評】「幻想文学批評と「宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)」――自らの姿を反映する言語」(「ナイトランド・クォータリーvol.12 不可知の領域――コスミック・ホラー」、アトリエサード
・【対談】山城むつみ×岡和田晃「歴史の声に動かされ、テクストを掘り下げるということ 第六回 偶然性の自由と、加害の問題」(シミルボン)https://shimirubon.jp/columns/1687952

2018年1月の仕事

・【書評】「断念の感覚の漂着点――中原清一郎『人の昏れ方』書評」(「文藝」2018年春号、河出書房新社
・【書評】「真なる暗黒を求める昏い熱気を継承すること――包括的な「ベルギー文学」としての幻想文学再評価 岩本和子・三田順編訳『幻想の坩堝』書評」(「図書新聞」2018年1月13日号)
・【イベント】「対論「北海道文学」の可能性」(川村湊との対論、於:北海道立文学館、2018年1月13日)
・【批評】「拡張現実を過去にも適用する、「弱い」インターフェイス」(「〈世界内戦〉下の文芸時評」第35回、「図書新聞」2018年1月20日号)
・【小説】「X橋」(ショートショート、「SF Prologue Wave」2018年1月20日号)
・【紹介】「『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.159「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ 歯車の音 あるいは多元宇宙の崩壊」』(「『エクリプス・フェイズ』」情報、「SF Prologue Wave」2018年1月20日号)
・【監修】待兼音二郎著、朱鷺田祐介岡和田晃監修「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ スペース闇金道」(「Role&Roll」Vol.160、新紀元社
・【イベント】「北海道文学集中ゼミ 第1回 「北海道文学」とタコ部屋労働」(於:双子のライオン堂書店、2018年1月18日)
・【書評】「異議を申し立てる文学――木村友祐『幸福な水夫』書評」(「デーリー東北」2018年1月26日号)
・【書評】「ジョン・ヴァーリイ『汝、コンピュータの夢』レビュー」(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.73、アトリエサード
・【書評】「サックス・ローマー『魔女王の血脈』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.73、アトリエサード
・【批評】「山野浩一とその時代(2) サンリオ闘争という苦難」(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.73、アトリエサード

 「TH」No.73では、その他、田島淳、待兼音二郎、石和義之、高槻真樹、松本寛大、西村遼の各氏の仕事の監修もいたしました。

2017年の仕事(その4)イベント出演・学会発表・イベントレポート等

 以下、基本的にゲスト参加のものを挙げています。

・「伊藤計劃×円城塔屍者の帝国』と「継承」の問題」(平成28年筑波大学比較・理論文学会年次大会、筑波大学、2017年2月18日)
・「はるこんで新世紀のポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』を体験しよう!」(はるこん2017、2017年4月22〜23日、横浜市開港記念館)
→「ポストヒューマニズム紀貫之ロールプレイングゲーム――ケン・リュウと『エクリプス・フェイズ』を語る」(「ナイトランド・クォータリー」Vol.9、アトリエサード/書苑新社)でレポート
・「シミルボンの世界」(「SFセミナー2017」合宿企画、2017年5月4日、鳳明館森川別館)
→「「シミルボンの世界」in「SFセミナー2017」レポート!」(シミルボン)でレポート
・「ナイトランドの部屋」(「SFセミナー2017」合宿企画、2017年5月4日、鳳明館森川別館)
・「岡和田晃、新刊を語る――『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷』について」(「SFセミナー2017」合宿企画、2017年5月5日、鳳明館森川別館)
・「第10回TRPG文華祭」へのゲスト参加(トークショーほか)(TRPG文華館、2017年7月16日、鳳明館森川別館)
・「荒巻義雄最新作『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』を語る」(第56回日本SF大会ドンブラコンL、2017年8月26日、静岡アーツコンベンションセンターグランシップ)
・「追悼 山野浩一」(第56回日本SF大会ドンブラコンL、2017年8月26日、静岡アーツコンベンションセンターグランシップ)
・「『エクリプス・フェイズ』のゲームマスター」(「R-CON in TRPGフェスティバル 2017」、2017年9月1日〜2日、熱海ホテル大野屋)
・「『ガンドッグ・リヴァイズド』のゲームマスター」(「R-CON in TRPGフェスティバル 2017」、2017年9月2日〜3日、熱海ホテル大野屋)
・「SF-TRPGを語る」「R-CON in TRPGフェスティバル 2017」、2017年9月2日、熱海ホテル大野屋)
・「『ハーンマスター』のゲームマスター」(「サンセットゲームズ『ハーン』体験会 in TRPGフェスティバル 2017」、2017年9月2〜3日、熱海ホテル大野屋)
・「「Role&Roll」新作発表会」(「TRPGフェスティバル2017)、2017年9月3日、熱海ホテル大野屋)
・「Verses Calling:An Evening with Indo- Japan Poetry」(Indo-Japan Association for Literature and Culture、2017年9月15日、ジャワハルラール・ネルー大学)
・「INTERNATIONAL SEMINAR ON JAPANESE LITERATURE」(Indo-Japan Association for Literature and Culture、2017年9月16日、デリー大学
・「Workshop on Reading Japanese Literature」(Indo-Japan Association for Literature and Culture、2017年9月17日、ジャワハルラール・ネルー大学)
・「映画『kapiwとapappo〜アイヌの姉妹の物語』特別上映会&トークショー」(SF乱学講座、2017年10月1日、高井戸地域センター)
・「『エクリプス・フェイズ』のゲームマスター」(「幻界堂『エクリプス・フェイズ』オンリーコンベンション」、2017年11月5日、イエローサブマリン秋葉原RPGショップ)
・「『エクリプス・フェイズ』のゲームマスター」(「ゲームマーケット2017秋 アークライト・ブース」、2017年12月2日、東京ビッグサイト

2017年の仕事(その3)ショート・レビュー・監修

 以下のレビューを書きました。それぞれ400字〜1200字程度の短いものです。

・「ベストSF2016 国内編・海外編」投票(『SFが読みたい! 2017年版』、早川書房
・「2017年のわたし」(『SFが読みたい! 2017年版』、早川書房
・M・R・ケリー『パンドラの少女』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.69、アトリエサード/書宛新社)
・E・F・ベンスン『塔の中の部屋』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.69、アトリエサード/書宛新社)
・デボラ・カーティス『タッチング・フロム・ア・ディスタンス イアン・カーティスジョイ・ディヴィジョン』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.71、アトリエサード/書宛新社)
柳下毅一郎監修『J・G・バラード短編全集3』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.71、アトリエサード/書宛新社)
・川勝徳重責任編集「架空 16號 私漫画特集」(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.71、アトリエサード/書宛新社)
アラン・レネ監督『去年マリエンバートで』(「SFマガジン」2017年10月号、早川書房
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督『あやつり糸の世界』(「SFマガジン」2017年10月号、早川書房
・ジム・シャーマン監督『ロッキー・ホラー・ショー』(「SFマガジン」2017年10月号、早川書房
ジョン・ミリアス監督『コナン・ザ・グレート』(「SFマガジン」2017年10月号、早川書房
リチャード・フライシャー監督『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』(「SFマガジン」2017年10月号、早川書房
・ヴォルフガング・カイザー『グロテスクなもの』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.72、アトリエサード/書宛新社)
・児玉公広監督『ある女工記』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.72、アトリエサード/書宛新社)
・A・メリット『魔女を焼き殺せ!』(「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.72、アトリエサード/書宛新社)

 また、書ききれなかったのでこちらに回しますが、以下の監修を請け負いました。

・「TH」での田島淳、待兼音二郎、松本寛大、高槻真樹、西村遼の各氏の原稿(ショート・レビュー、長めの評論いずれも)
・「未来」での東條慎生「『挟み撃ち』の夢 後藤明生の引揚げ(エグザイル)」
・「メタポゾン」の11号では、「連作評論」3本(石和義之、東條慎生、藤元登四郎の各氏の原稿)。

2017年の仕事(その2)連載(監修含む)

 「遠くから、この国を見据える――フィクションという窓を通して」第2〜11回(シミルボン)

・第2回「情報環境が加速させる情念と、ヘイトな話法」
・第3回「「自然」と風景をめぐるジレンマ、飽くなき無限への憧憬」
・第4回「テクノロジカル・ランドスケープあるいは廃墟のヴィジョン」
・第5回「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽」
・第6回「昭和ノスタルジアという負の吸引力」
・第7回「崩れ落ちる象牙の塔、知のシュルレアルな地盤沈下
・第8回「世界はそこに“ある”だけだが、シミルボンは大学の代わりたりえるか」
・第9回「閉塞を突き破るニューウェーヴSF宣言」
・第10回「「戦場からの電話」と「革命の死」」
・第11回「「風景=権力」への抵抗、極限の病巣としての都市」
・第12回「固有名のジレンマ、ネオゴシックという可能性」

 続いて、「現代北海道文学論 『北の想像力』の可能性」第22回〜33回(「北海道新聞」、月1連載)
 全体を監修。以下はメイン執筆。

・第23回「ろーとるれん」――反骨の文学運動」(「北海道新聞」2017年3月1日)
・第26回「林美脉子――宇宙論的サーガ」(「北海道新聞」2017年5月30日)
・第33回「内なる植民地主義を克服するために」(「北海道新聞」2017年12月27日)

「〈世界内戦〉下の文芸時評」第23回〜34回(「図書新聞」、月1連載)
 以下は内容の詳細。

・第23回「解体と断片化の運動」が露わにした背理のメカニズム」(「図書新聞」2017年1月13日号)
・第24回「〈世界内戦〉下の文芸時評 第二四回 ホモソーシャルな「日本人性」に回収されない批評を求めて」(「図書新聞」2017年2月11日号)
・第25回「「記述の異物」としてのバロック性を評価し、芥川賞マッチポンプを乗り越えよ!」(「図書新聞」2017年3月11日号)
・第26回「文学で憑在論的な戦争は止められるのか? 止められる。」(「図書新聞」2017年4月15日号)
・第27回「「超虚構」理論の敗北と、プラセボ効果としての政治力学」(「図書新聞」2017年5月20日号)
・第28回「他者を殺すこと、あるいは自己を殺すこと」(「図書新聞」2017年6月20日号)
・第29回「ハイブリッド戦争を解体させるイロニーは提示可能か?」(「図書新聞」2017年7月15日号)
・第30回「結節点を忘却した「批評」と、スペキュレイティヴ・フィクションの浸透」(「図書新聞」2017年9月2日号)
・第31回「終わらない「三島問題」と、Jアラートが交錯する地点」(「図書新聞」2017年9月23日号)
・第32回「極右二大政党を前に、待ち構える「捕獲装置」の「あはれ」」(「図書新聞」2017年10月21日号)
・第33回「レイシズムを容認せず、文学っぽさの再生産にも加担しない道へ」(「図書新聞」2017年11月18日号)
・第34回「被害者の痛みを見えなくさせる「空気」の病理」(「図書新聞」2017年12月9日号)

「T&Tによる遊戯史学のススメ」第2回〜4回(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.3〜Vol.5、FT書房/書苑新社)
 以下は内容の詳細。

・第2回「「ソーサラーズ・アプレンティス」、ジャッジズ・ギルド」」(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.3、FT書房/書苑新社)
・第3回「〈ファファード&グレイ・マウザー〉、「ディファレント・ワールズ」、「ペガサス」」(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.4、FT書房/書苑新社)
・第4回「ホワイト・ドワーフ」とゲーム・ナラティヴ」(「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.4、FT書房/書苑新社)

「ロック・ミュージックとRPG文化」その4〜6(「TH」No.69〜71、アトリエサード/書苑新社)
 以下は内容の内訳。

・その4「マノウォーRPGからLAMENTATIONS of the FLAME PRINCESS、そしてMYFAROGへ」(「TH」No.69、アトリエサード/書苑新社)
・その5「伝説のクラストパンク・バンド、スケイブン」(「TH」No.70、アトリエサード/書苑新社)
・その6「ブラックメタルイデオロギーと、世界に広がるクトゥルフメタル(「TH」No.71、アトリエサード/書苑新社)

山野浩一とその時代(その1)」(「TH」No.72、アトリエサード/書苑新社)

・その1「「競馬必敗法」からサンリオSF文庫の理念へ」(「TH」No.72、アトリエサード/書苑新社)

戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典(「Role&Roll」Vol.148〜159、隔月、アークライト/新紀元社
 全体を監修。以下はメイン執筆。

・第38回「星占いから千里眼、嵐の招来まで――中世の迷信」(「Role&Roll」Vol.151、アークライト/新紀元社
・第40回「回復呪文はいつからあるの?――中世の僧侶」(「Role&Roll」Vol.155、アークライト/新紀元社
・第42回「英雄エル・シッドと中世スペインの「境域」」(「Role&Roll」Vol.159、アークライト/新紀元社

SF Prologue Wave(2017年1月20日号〜12月20日号、月刊)
 編集委員として、以下のプロデュースや解説に関わる。

・『エクリプス・フェイズ』情報(毎号)
・「ポップカルチャー論」学生優秀作(「赤との混色」)
・〈山野浩一未収録小説集〉(2017年6月20日号より毎号)「死滅世代」、「自殺の翌日」、「数学SF 夢はまったくひらかない」、「箱の中のX」、「X塔」、「同窓会X」、「スペキュレーションの会の御案内」

2017年の仕事(その1)単著・共著・論文・批評・ゲームシナリオ

 Twitterで告知を行ったあと、バタバタしていてこちらのサイトへ転載できない状態が続いており、心苦しかったのですが、新年を期に、昨年の仕事を主として時系列順にまとめてみました。


●単著

・『世界にあけられた弾痕と、黄昏の原郷 SF・幻想文学・ゲーム論集』(アトリエサード/書苑新社)

 これまでの単著とは切り口が変わった、類書のない新しい試みができました。


●共著・論文・批評
 2017年上半期。

・「〈アイヌ〉をめぐる状況とヘイトスピーチ――向井豊昭「脱殻(カイセイエ)」から見えた「伏字的死角」」(「すばる」2017年2月号、集英社
・「生きられる隙間を探せ――木村友祐『野良ビトの燃え上がる肖像』」(「東奥日報」2017年1月25日)
・「津島佑子と「アイヌ文学」――pre-translationの否定とファシズムへの抵抗」『津島佑子 土地の記憶、いのちの海』(河出書房新社
・「高橋和巳、自己破壊的インターフェイス」『高橋和巳 世界とたたかった文学』(河出書房新社
・『破滅(カタストロフィー)の先に立つ』(第4部抜粋)『北の文学2016』(北海道新聞社)
・『未来の他者へ――『サクリファイス』『希望のエートス』批評集(響文社)
・「オーガスト・ダーレスアメリカン・ノスタルジア――心地よく秘密めいた「淋しい場所」(「ナイトランド・クォータリー」Vol.8、アトリエサード/書苑新社)
・「言語という根本衝動、音楽という犠牲――パスカルキニャールを読む伊藤計劃」『世界のすべての朝は』(通常版・特装版)(伽鹿舎)
・「コンピュータRPG『MOTHER』に見る母性とその喪失〜ゲームと文芸を架橋して批評する」(共著、「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.70、アトリエサード/書苑新社)
・「「作者の死」、パンドラゲートのその先へ」『タエ、恩寵の道行』(書肆山田)
・「E・L・ホワイト「セイレーンの歌」と、『オデュッセイア』の「内なる自然」」(「ナイトランド・クォータリー」Vol.9、アトリエサード/書苑新社)
・「複雑で硬質な想像力から生まれる批評性こそを擁護せよ!」(「文藝」2017年秋号、河出書房新社

 2017年下半期。

・「移動と語りの重ね書きによる世界の再地図化(リマッピング)――宮内勝典『永遠の道は曲りくねる』」(「すばる」2017年8月号、集英社
・「「北の想像力」という「惑星思考(プラネタリティ)――山林に自由存せず、から始まる〈北海道文学〉史の再考」(「北方文芸2017」、北海道立文学館)
・「江原光太と〈詩人のデモ行進〉――『北海道=ヴェトナム詩集』再考」(「現代詩手帖」2017年8月号、思潮社
・「〈ゴーストハンター〉シリーズのあゆみ」(「ナイトランド・クォータリー」Vol.10、アトリエサード/書苑新社)
・「《超常探偵ジュール・ド・グランダン》と叛逆への道筋」(「ナイトランド・クォータリー」Vol.10、アトリエサード/書苑新社)
・「ニューウェーヴは終わらない――山野浩一を追悼する」(「SFマガジン」2017年10月号、早川書房
・「江原光太と〈詩人的身体〉――郡山弘史、米山将治、砂澤ビッキ、戸塚美波子らを受け止めた器」(「現代詩手帖」2017年9月号、思潮社
・「言語論的転回以後のフィクション論をゲームで示す――イェスパー・ユール『ハーフリアル』」(「図書新聞」2017年9月16日号)
・「歴史の暗部を実証的に――石純姫『朝鮮人アイヌ民族の歴史的つながり』」(「共同通信」2017年9月21日配信)
・「文学による「報道」――笙野頼子『さあ、文学で戦争を止めよう 猫キッチン荒神」(「時事通信」2017年10月10日配信)
・「「死後小説」として描かれる壮大なポストヒューマニズムの前史――荒巻義雄『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』」(「週刊読書人」2017年10月27日号)
・「キム・ニューマンドラキュラ紀元』と新歴史主義(ニューヒストリシズム)」(「ナイトランド・クォータリー」Vol.11、アトリエサード/書苑新社)
・「ノーベル文学賞を考える――オッズ・サイトのあれこれから政治性、ポントピダン再評価やベルンハルトまで」(「しししし」Vol.1、双子のライオン堂書店)

●ゲームシナリオ創作・監修
 RPG『エクリプス・フェイズ』用シナリオ(「Role&Roll」Vol.148〜159、月刊、アークライト/新紀元社
 毎号監修(協力)しておりますが、以下はメイン執筆です。

・「タイタンのゲーム・プレイヤーたち」(「Role&Roll」Vol.151、アークライト/新紀元社
・「ソードダンサー・オン・マーズ」(「Role&Roll」Vol.154、アークライト/新紀元社
・「恩讐のパラレル・プロセッサー」(「Role&Roll」Vol.158、アークライト/新紀元社