緑の家


 マリオ・バルガス=リョサの『緑の家』を2度読む。
 ラテンアメリカ小説独特のカオスな世界(この場合はペルー)はものすごく好きで、その意味では期待は裏切られなかったし、すごくうまいとは思うのだが、ユーモアを全面に押し出した『フリアとシナリオライター』、『パンタレオン大尉と女たち』の方が遥かに好きだったりする。特に、『パンタレオン大尉と女たち』は心の一冊です。


緑の家 (新潮文庫)

緑の家 (新潮文庫)