第3回ウォーハンマーRPGオンリーコンベンション、お疲れさまでした。
本日開催されました、第3回ウォーハンマーRPGオンリーコンベンションにゲームマスターとして参加してまいりました。
参加者総数は18名程度。4卓成立*1。いやあ、たいしたものです。主催者のマサキさんの情熱には本当に頭が下がります。参加した皆さん、お疲れさまでした。
私は“Children of the Horned Rat”(スケイブン本)+“Realm of the Ice Queen”(ロシア風のキスレヴという国の解説本)と、2冊の未訳サプリを導入したシナリオをプレイさせていただきました。
スケイブン本のサマリーを作って下さった鈴木康次郎さん、ありがとうございました。
Realm of the Ice Queen: A Guide to Kislev (Warhammer Fantasy Roleplay)
- 作者: Green Ronin
- 出版社/メーカー: Black Industries
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: ペーパーバック
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マサキさんはディーモンがいっぱいのダンジョンもの、リーダー西村さんはオウガ・キングダムとか!
- 作者: David Chart
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2008/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そうそう、今回、岡和田は仕事ではなくプライベートで参加させていただいたのですが、GMをしたので告知タイムをいただきました。
リーダー西村さんによるサークル「ニューディール」*2についての告知の後に、せっかくの機会ですので『ウォーハンマーRPG』関係で(版元の許可をいただき)告知をさせていただきました。その内容を要約させていただきますと、以下の通りになります。
『救済の書』以降、『ウォーハンマーRPG』のサプリメントの発売予告が出ておらず、寂しい思いをされておられる方が多いと思います。
ただ、翻訳チームの意向としましては、これで終わらせたくはありません。せっかく築かれた皆さんのプレイ環境をより充実させていくために、慌てることなく、それこそ年間1冊ペースででも、第2版のサプリメントの翻訳を継続していきたいと思っています(補足しておきますと、確定事項というわけではありません。翻訳チームの意気込みとご理解下さい)。
事実、皆さんのコンベンション活動などのおかげで、着実に『ウォーハンマーRPG』のプレイ人口は増えてきています。
『ウォーハンマーRPG』の奥深いシステムや世界観は、じっくりとやり込むだけの価値があるものだと私たちは確信しています。遊び込めば遊び込むほど、得られるものも大きいと思っています。
それゆえどうぞ、長い目で見て下さい。
オールド・ワールドでの冒険を、いろいろな人たちと共有し、楽しんで下さい!
11月25日には、ボードゲーム『ケイオス・イン・ジ・オールドワールド』が発売される予定です。
ウォーハンマー世界を知らない人にも世界観の醍醐味が伝わるような、そして一方でベテランの人にも満足いただけるような翻訳を心がけました。ぜひ、こちらもよろしくお願いします。
毎回陰謀劇っぽいシナリオをやっているので、今回は舞台を一新。『冒険者たち』っぽいシナリオをやろうと思っていたのですが、id:hellwilさんが『ルーンクエスト』のサプリメント“Land of Ninja”(もちろん英語版)を持ってきて下さったので、急遽、「ニッポン」*3の設定も取り込むことに。
こうして生まれたのが以下のPCだち。
“冷たき刃の”キルディガー/エシン族ナイトランナー→ガッターランナー/モヒカンでシュリケンを使う暗殺者スケイブン。
スパング・ニーワム/スクリール族のスカーミッシャー→クローリーダー/ワープストーン・ピストル2丁拳銃がトレードマーク。故郷の氏族には、なんと2百万匹ものスケイブンがいるという。
キスレヴで一旗揚げようと企んでいたら、洞窟戦士やらHAG魔法*4を使う婆さんやらと出くわしたり、最果て山脈でICE TROLLやINDRIKA(雪崩を起こす馬型クリーチャー)*5と戦ったり、初版ユーザーにはお馴染みのオールド・スラン*6に出くわしたり、プラーグの街を包囲するクルガン人*7の間を映画よろしくすり抜けていったり、スケイブン狩りをしている2丁拳銃ハーフリング4体と戦ったり、最後はプラーグの宮殿内の入り組んだ地下迷宮ででICE WITCH*8のツァーリナ、それにICE BEAR*9の「ウラミ」とガチンコ勝負。
無事、最後に「ネズミ王の額冠」*10を手に入れて勝利!
という流れでした。友情・努力・勝利を地でいくポップなシナリオですね(笑)
ちなみに、今回はなんとアルチュウがセッション中で5回も「ウルリックの憤怒」を出すという離れ業を見せてくれました! 新記録!
- 作者: 斎藤惇夫,薮内正幸
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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あ、ちなみに「尻尾を立てろ!」なお歴々との友情シーンがありました。
特に『冒険者たち』のイカサマをモデルにした「チョンボ」は大人気だったね! 2d6の代わりに2d20を常に振っているという。ちなみに同じくイカサマモデルに、「オキサイ」などがいました。
「鼠の寵愛」という予備の幸運点をやりとりできるルールを、コンベンション向きにパーティを協力する形で使わせたりもさせてもらいました。
食事をしながら『モンスター・ホラーショウ』や『サウスパーク』や『マーダーゲーム』の話で盛り上がったり。おお、なんという居心地の良さ!
モンスター・ホラーショウ―悪夢と迷宮へようこそ (現代教養文庫―ロールプレイング・ゲーム)
- 作者: J.H.ブレナン,本田成二
- 出版社/メーカー: 社会思想社
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会場の雰囲気はこんな感じでした。
練りに練られたシティー・アドベンチャー。これぞウォーハンマーの華!
準備万端でプレイヤーの皆様をお待ちしております!(撮影許可をいただいたています)
*1:今回は惜しくも成立しませんでしたが、プレイヤーとしてはハーフリングのオウガ・バトルに最も興味があり、卓が立たなかったらプレイヤー参加したいと思っていました。お世辞じゃなく。とても志が高い試みだと思います。こういうの大好きなので、懲りずにまた立てて下さい。
*2:http://oridei.fool.jp/sub2.html
*4:“Realm of the Ice Queen”の追加呪文
*6:の末裔
*7:『堕落の書:トゥーム・オヴ・コラプション』所収
*8:“Realm of the Ice Queen”の追加キャリア。専用呪文リストあり。Blizzardの呪文が死ぬほど強力。なんですか周囲12マスにいると毎ラウンド1d10ダメージって