『エベロン・キャンペーン・ガイド』のその先は?
なぜか第5回『ウォーハンマーRPG』オンリーコンベンションにて、第4版で『エベロン・キャンペーン・ガイド』が発売されたので、エベロンでの冒険を開始したいけれども、第3.5版のサプリメントで4版にも役立ちそうなものは何か? といったご質問を受けました。
「エベロンって何?」という人はこちらをどうぞ。
http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/article/soac_guide/index.html
個人的なセレクションとしては、まず『シャーン:塔の街』をお勧めします。ここの設定は『エベロン・キャンペーン・ガイド』の「シャーン」の記述を拡張させるものとして活用することが可能です。ホームタウンの情報さえしっかりと整っていれば、キャンペーンに生活感や、生活感に根ざしたリアリティが生まれ、思い入れが一層増すはずです。
エベロン・キャンペーン・ガイド (ダンジョンズ-ドラゴンズ第4版サプリメント)
- 作者: ジェームズワイアット,キースベイカー,James Wyatt,Keith Baker,定木大介
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2010/05/07
- メディア: 大型本
- 購入: 3人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: ジェームズワイアット,キースベイカー,定木大介
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2008/02/29
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
The Forge of War: An Eberron Supplement (Dungeons & Dragons)
- 作者: James Wyatt,Wolfgang Baur,Ari Marmell
- 出版社/メーカー: Wizards of the Coast
- 発売日: 2007/06/19
- メディア: ハードカバー
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
未訳サプリでは、『The Forge of War』が、最終戦争についての記述が詳しく、非常に役立ちます。
あとは、サイエンス・ファンタジーの古典(ジャック・ヴァンスの『大いなる惑星』や、ジーン・ウルフの『新しい太陽の書』など)を読んで、雰囲気を掴んでおくのがベターでしょうか。小説『シャーンの群塔』を併用すれば、手慣れたマスターならばすぐにちょっとしたキャンペーンが組めてしまうでしょう。
参考までに、4月の「D&D小説がよくわかるコンベンション」では、「『シャーンの群塔』ふたたび」というシナリオを立てましたが、一日じっくり遊び、だいたい小説の(上下巻合わせ)7割くらいは踏破することができました。
また、個人的には、邦訳がなされた『最終戦争の影』、『魔剣の囁き』、『翡翠の鉤爪』の3部作は、未訳のキャンペーンシナリオ“Eye of the Lich Queen”よりも好みですので、シナリオが不足している人は、3.5版時代のシナリオにも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
このあたりの購入ガイドをも含め、いずれまとまった形で記事を書いてみたいと思っています。