お待たせしました。未來社のPR誌「未来」2012年2月号が頒布開始されました。
・〈カタストロフィスム〉について 2 転換のディヴェルティメント 26 小林康夫
・現実を食らう道化 デラシネ備忘録 25 町田幸彦
・不透明な状況のなかで新年を迎えるドイツ ドイツと私 42 永井潤子
・カイロの雑踏で 書簡で読むアフリカのランボー 9 鈴村和成
・社会と境界 《リレー連載》リベラル・デモクラシーとソーシャル・デモクラシー 6 杉田敦
・向井豊昭と「状況」としてのアイヌ 向井豊昭の闘争 2 岡和田晃
・コザ暴動という不安定な経路の可能性 沖縄からの報告 24 桃原一彦
・〈アンソール・ムノー氏〉を探して 〈沖縄と文学批評〉 16 仲里効
私は連載評論「向井豊昭の闘争」の第2回「向井豊昭と「状況」としてのアイヌ」を掲載いただいております。
向井豊昭とアイヌという関わりに絞って、向井豊昭の経歴をたどり直し、とりわけ処女作「御料牧場」に関係した60年代後半の(特に北海道の)アイヌの状況がどのようなものであったのかを、可能な限り詳しく調べてあります。ご笑覧ください。
拙稿に書きました、向井豊昭の最初の赴任先である静内町立御園小学校については、卒業生の方のホームページがあります。昔の写真も掲載されているので、「向井豊昭の闘争」読者の方には色々と参考になるのではないかと思います。
http://wilddeikou.web.infoseek.co.jp/primay%20school/schooltop.htm
なお「未来」はどこに行けば手に入るのかという問合せを、複数の方から、私の方へいただいているのですが、都内ですと、神保町の東京堂書店、中野のあおい書店、高田馬場の芳林堂書店などをあたれば、無料で入手が可能な模様です。