7月17日の差別論研究会で「『アイヌ民族否定論に抗する』の発刊とその後の展開について」を報告します。

 お声がけをいただきまして、2015年7月17日(金)に開催される「第10回差別論研究会・東日本部落解放研究所プロジェクト」にて、マーク・ウィンチェスターさんと一緒に、「『アイヌ民族否定論に抗する』の発刊とその後の展開について」と題した報告を行なうことになりました。
 以下、東日本部落解放研究所のウェブサイトより転載。
 お時間の許す方、ぜひお越しください。フライヤーのPDF版はこちらをどうぞ。

第10回差別論研究会/東日本部落解放研究所プロジェクト
報告テーマ

アイヌ民族否定論に抗する』の発刊とその後の展開について
報告者
岡和田晃さん(文芸評論家・ライター)
マーク・ウィンチェスターさん(神田外語大学日本研究所専任講師)
日時
7月17日(金) PM6—9
会場
東上野区民館・201集会室
定員
36名(先着順)
申込
メールにて、東日本部落解放研究所へ
higashiken@chime.ocn.ne.jp
報告の趣旨
ネットを中心に吹聴されるアイヌ民族否定論。その圧倒的多数は、アイヌが不当な「利権」を享受するために民族を名乗っているかのようなデマによって、少数者を排斥するヘイトスピーチ(差別煽動表現)です。対抗策として、作家や研究者ら24人が寄稿した『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社)を今年1月、緊急刊行しました。今回の報告では、同書の内容と刊行後に寄せられた反響を確認しつつ、状況の変化についても考えます。
報告者プロフィール
岡和田晃(オカワダ アキラ/文芸評論家・ライター):1981年、北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、筑波大学大学院一貫制博士課程在学中。日本SF作家クラブ会員。文芸評論家・ライター。著書に『アゲインスト・ジェノサイド』、『「世界内戦」とわずかな希望』、『向井豊昭の闘争』。編著に『向井豊昭傑作集』、『北の想像力』(第35回日本SF大賞最終候補作)、『アイヌ民族否定論に抗する』。
マーク・ウィンチェスター(ウィンチェスター・マーク/神田外語大学日本研究所専任講師):1979年、イギリス生まれ。シェフィールド大学School of East Asian Studies卒業、一橋大学社会学研究科地球社会研究専攻博士後期課程修了。現在、神田外語大学日本研究所専任講師。共著に『移動という経験』。編著に『アイヌ民族否定論に抗する』。博士論文に「近現代アイヌ思想史研究」。「現代思想」、「Japan Forum」等に寄稿。


アイヌ民族否定論に抗する

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