共愛学園前橋国際大学の非常勤講師となりました。

 こちらでお知らせするのが遅くなりました。オファーをいただきまして、2015年9月末(今年度後期)より、群馬県にある共愛学園前橋国際大学の非常勤講師となりました。週1回、比較文学・文化を講義しております。前任の先生が作成したシラバスを基本的に踏襲しつつ、私が重要と思った事柄を随時入れ込む形で講義を進めております。大教室での授業で、登録してくださった受講生も多く、とかく事前準備が大変ですが、そのぶんやり甲斐はあります。
 これまではシラバスにある項目のほか、池澤夏樹訳『古事記』(および池澤夏樹×山本貴光古事記インターフェイス」)、パスカルキニャールやスヴェトラーナ・アレクシエヴィチといった世界文学、ジョゼフ・キャンベルなどの比較神話学、ヘイトスピーチアイヌ民族否定論への対抗言説の問題、ビックリマンシール水木しげるチャールズ・M・シュルツなどのポップカルチャー、『グッバイ、レーニン!』や『ホテル・ルワンダ』といった映画、OKIのロックや桂歌丸の落語、『明治文学を考えるにあたっては今年増補版が出た亀井秀雄『感性の変革』といったハードコアな批評の書についても扱ってきました。前半の講義でキーとして捉えている概念は「言文一致」、「翻訳」、「インターフェイス・デザイン」の三点です。


共愛学園前橋国際大学
http://www.kyoai.ac.jp/