「早稲田学報」2020年6月号に新作の現代詩「プロレタリア詩の誕生」等が掲載
5月20日発売の「早稲田学報」2020年6月号の特集「シジンノチ」に、新作の現代詩「プロレタリア詩の誕生」を書き下ろし、また、「私が選ぶ、私の本」コーナーに『掠れた曙光』の紹介文が掲載されております。
My recent work of proletarian literature has published on Waseda Gakuho 06/2020.
発行部数162000部とのこと。サイトから1冊1000円で購入できます。
参加者は青木由弥子、大崎清夏、小笠原鳥類、奥間埜乃、カニエ・ナハ、岸田将幸、鳥居万由実、萩野なつみ、蜂飼耳、文月悠光、マーサ・ナカムラ、森本孝徳の各氏。インタビューは思潮社の高木真史さん。「早稲田という限定された時間、場所への思い」というお題でした。が、私のはプロレタリア詩です!
特集の最後には、1860年代生まれから1990年代生まれの詩人とその受賞および代表作を紹介する「早稲田の詩人」という壮大なリストがあります。こちらに私を入れて頂いているのは光栄です。受賞が抜けているものの、プロレタリア詩の書き手として、無冠とみなされるのは寧ろ誇りとすべきかもしれません。
「早稲田の詩人」リストは網羅的なものではないという断りがありますが、そのうえで、読者の皆さんに知ってほしいのは、1881年生まれの向井夷希微です。詳しい経歴は『骨踊り』(幻戯書房)をご参照下さい。2冊の詩集(1917年刊)は以下で読めます。
『早稲田学報』が届いてた。
— 金蜜 (@mkimpo_kid) May 23, 2020
シジンノチ?
何のこっちゃ?
ぱらぱらめくると、「詩人の血」。
さらにページを繰ると
――国会議事堂の中で焼身自殺してやりたい!
すごい文字列が飛び込んできた。
岡和田晃「プロレタリア詩の誕生」
がっかりすることばかりの早稲田だが、気骨のある人たちもいるんだな。 https://t.co/NELlNqvU0b pic.twitter.com/ewdkgMcycT
『早稲田学報』が届いてたので、特集「シジンノチ」を読んだ。岡和田晃「プロレタリア詩の誕生」が好きすぎて、コインランドリーで洗濯ができあがるのを待っているあいだ、何度も読んでしまった。
— 自稱・虛體ペンギン (@Man_with_a_MC) May 23, 2020