ヘイムスクリングラ

 たまたま寄った旭川の書店の地方小出版コーナーにありました。
 なんと! あの『ヘイムスクリングラ』が!
 健部伸明『幻獣大全』のあとがきにて触れられていたので憶えていたのですが、素晴らしい。

ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(一)(1000点世界文学大系 北欧篇3-1)

ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(一)(1000点世界文学大系 北欧篇3-1)

ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(二)(1000点世界文学大系 北欧篇3-2) (1000点世界文学大系 北欧篇 3-2)

ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(二)(1000点世界文学大系 北欧篇3-2) (1000点世界文学大系 北欧篇 3-2)

『ヘイムスクリングラ(一)』(北欧篇3−1):北欧神話の主神オーディンは神ではなく、人類史上の支配者、王である。アジアにあるアーサヘイムの首都アースガルズの支配者で、東方から北進して北欧にいたり、スウェーデンで病死する。北欧版「古事記」。その筆法は近代的。スノッリ・ストゥルルソン原作、谷口幸男訳。新書版344頁。


『ヘイムスクリングラ(二)』(北欧篇3−2):トリュッグヴィ・オーラヴスソン王が暗殺されると、その妻アストリーズは秘かに屋敷を抜け出した。養父≪ソーロルヴ≫が同伴した。アストリーズは王の子を宿していた。アストリーズはとある湖の島に身を隠して、そこで男児を出産した。その子は祖父に因んでオーラヴと名づけられた。かくしてオーラヴ・トリュッグヴァソン王の数奇な運命が始まる。スノッリ・ストゥルルソン原作、谷口幸男訳。新書版341頁。


 版元のサイトより。すさまじいラインナップだ。
http://www.nordicpress.jp/