『北の想像力』のエラッタ(2015.04.25最終更新)

 ここでは、『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』について、すでに判明しているエラッタ(間違いの訂正表)を公開していきます。読者の皆さまにはお手間をかけて申し訳ありません。伏してお詫び申し上げます。
 判明次第、随時追加・更新されます。

北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅

北の想像力 《北海道文学》と《北海道SF》をめぐる思索の旅

●P.2、目次、「氷原」の彼方へ――『太陽の王子 ホルスの大冒険』『海燕』『自我系の暗黒めぐる銀河の魚』

×三、『太陽の王子 ホルスの冒険』86

○三、『太陽の王子 ホルスの大冒険』86


●P.3、目次、第51回日本SF大会(Varicon2012) 「北海道SF大全」パネル再録

×《北海道SF》とスペキュレイティブ・フィクション 187

○《北海道SF》とスペキュレイティヴ・フィクション 187


●P.23、9行目

×清水博子(一九六八年〜)

清水博子(一九六八〜二〇一三年)


●P.32、5行目 NEW!

×岡和田晃「辺境という発火源――向井豊昭新冠御料牧場

岡和田晃「「辺境」という発火源――向井豊昭新冠御料牧場


●P.33、15行目

×ブックガイドを活用ながら

○ブックガイドを活用しながら


●P.48、20行目

×『終わりし道の標べに』

○『終りし道の標べに


●P.49、19行

×『終わりし道の標べに』

○『終りし道の標べに


●P.73(註48)、7行目

×『終わりし道の標べに』

○『終りし道の標べに


●P.142、9行目

×夜半の最弱音、

○夜半の最弱音。


●P.156、 12行目

×「成れ! 未生の花々」、純粋な

○成れ! 未生の花々、純粋な


●P.179、下段、12行目

×「SFブックミュージアム」の対象作品にも選定いただきました

○「SFブックミュージアム」の対象作品にも選定いただきました。


●P.180、上段、12行目

×タイトルが連想されるような

○タイトルから連想されるような


●P.196、上段、13行目

×『アメリカ古典大衆小説コレクション2 オズのふしぎな魔法深い』

○『アメリカ古典大衆小説コレクション2 オズのふしぎな魔法使い』


●P.196、上段、15行目

×『オズの魔法深い』

○『オズの魔法使い


●P.196、下段、6行目

×歩いて動き回るかかし

○歩き回るかかし


●P.203、下段、19行目

×スペキュレイティブ・フィクションの方法論は、

○スペキュレイティヴ・フィクションの方法論は、


●P.363、13行目

×それに彼に当てはまらない。

○それに彼は当てはまらない


●P.389、1行目

×自身の姿をいくばくかを

○自身の姿をいくばくか


●P.391、16行目(註5)

×小説の『心優しき叛逆者』

○小説の『心優しき叛逆者たち』


●P.392、1行目(註7)

×『サーカーが燃えた』

○『サーカスが燃えた』


●P.412、15行目

×『鳥たちは

○『烏たちは


●P.439、8行目(註16)

×松井克宏

○松井克弘


●P.539、18行目(引用内)

たしかに自分でやったことなのに、それが自分の行為でないような、そんな奇妙な感じなんだ。
(※訂正:一行空白を挿入)
 シゲの肉食べたのはひもじくてひもじくてどうにもならなくて、ただ食べたってことだろうなあ。


●P.543、1行目(引用内)

信用していいのは、わしがいま人間の資格のないまま人間の社会で生きているってことだけかな。
(※訂正:一行空白を挿入)
 ああ、なんて言えばいいか。……わし、なんにも信じられないんだ。わし自身さえもさ。


●P.567、10行目(註6)

×礒田光一

磯田光一


●P.568、12行目(註11)

×「我慢」という言葉にネガティブ意味

○「我慢」という言葉にネガティヴな意味


●P.572、18行目 NEW!

出展としているが、

出典としているが、



●P.574、15行目

×全体像をつかむのは用意ではない。

○全体像をつかむのは容易ではない。


●P.577、6行目

×「ハンロ ウッサム」

○「ハンロ ウッサム」(※「ム」は小文字)


●P.593、7行目(引用内)

×どう考えても、ぼくは生活綴方のすぐれた指導者ではない。ぼくは生活綴方のすぐれた指導者ではない。

○どう考えても、ぼくは生活綴方のすぐれた指導者ではない。ぼくは生活綴方のすぐれた指導者ではない。


●P.600、11行目 NEW!

×後に大田と袂を分かつことになる

○後に太田と袂を分かつことになる


●P.605、10行目(引用内)

 農屋部落が牧場用地の境界線内に入れられそうになった際、「飛田さん」の祖父である「アリカンナ」は、「双肌ぬぎになって座り込」み、摩擦を恐れた当局の判断で、農屋部落は、御料牧場に組み入れられることを免れた。しかし、農屋部落は、一種の離れ小島のように、御料牧場内に取り残されてしまった。そして「アリカンナ」に従う農屋の「アイヌ」は、御料牧場に雇われることなく、牧場内の飼料畑で働く「お上に従順な近在のアイヌ」を尻目に、僅かな川岸の耕作地で雑穀を作ることをも余儀なくされた。川は定期的に氾濫し、耕地は削られてしまう……。

※この部分は引用ではありません。


●P.615、12行目(引用内)

×そのようにして龍店書くまで

○そのようにして竜天閣まで


●P.616、5行目(引用内)

×おれはソンタクだ。

○おれは、ソンタクだ。


●P.619、参考文献

※「「辺境」という発火源――向井豊昭新冠御料牧場」の参考文献において、複数の著作がリストアップされている著者については、二冊目以降の著作の著者名を「――」の形で表示することにより同一著者の作品であることを明示していましたが、P.622の7行目以降、「――」とすべきところが編集ミスで「向井豊昭」に一括置換されてしまっています。例えばP.622の7行目の場合、次のようになります。

【誤った表記】
藤本英夫、一九七〇『天才アイヌ人学者の生涯 知里真志保の世界』、講談社
向井豊昭、一九八六『アイヌの国から 鷲塚鷲五郎の世界』、草風館。
向井豊昭、一九九四『銀のしずく降る降るまわりに 知里幸恵の生涯』、草風館。
向井豊昭、二〇〇二『知里幸恵――十七歳のウエペケレ』、草風館。

【正しい表記】
藤本英夫、一九七〇『天才アイヌ人学者の生涯 知里真志保の世界』、講談社
藤本英夫、一九八六『アイヌの国から 鷲塚鷲五郎の世界』、草風館。
藤本英夫、一九九四『銀のしずく降る降るまわりに 知里幸恵の生涯』、草風館。
藤本英夫、二〇〇二『知里幸恵――十七歳のウエペケレ』、草風館。

このため、大変わかりづらくなっていますが、本文中(P.574の7行目)で示される[藤本、一九八六]に対応するのは、「向井豊昭、一九八六『アイヌの国から 鷲塚鷲五郎の世界』、草風館。」と書かれている「藤本英夫、一九八六『アイヌの国から 鷲塚鷲五郎の世界』、草風館。」を指すものとしてご理解いただけましたら幸いです。このように、P.622の7行目以降の参考文献は、著者名の「向井豊昭」を正しい著者に読み替える形でご利用ください。


●P.620、23行目(参考文献)

×向井豊昭、一九八二「ハンロ ウッサム」「北方文芸」15巻5号、北方文芸社、七五〜八四頁。

向井豊昭、一九八二「ハンロ ウッサム」「北方文芸」15巻5号、北方文芸社、七五〜八四頁。(※「ム」は小文字)


●P.623、18行目(参考文献)

×向井豊昭、二〇一三「向井豊昭の闘争12 打ち捨てられたコミューンへの道」「未来」二〇一三年一月号、

岡和田晃、二〇一三「向井豊昭の闘争12 打ち捨てられたコミューンへの道」「未来」二〇一三年一月号、未來社、二二〜二六頁。


●P.634、[付記]として次の一文を追加

[付記]二〇一四年五月現在、ヴァレンテの邦訳には『宝石の筏で妖精国を旅した少女』(ハヤカワ文庫FT)『影の妖精国で宴をひらいた少女』(同)と「ホワイトフェード」(SFマガジン二〇一三年十一月号掲載)が加わっている。


●P.645、20行目(註5)

×深町真理子訳「トータル・リコール」、大森望編『トータル・リコール ディック短編傑作選』

深町眞理子トータル・リコール」、大森望編『トータル・リコール ディック短篇傑作選』


●P.646、5行目(註8)

×ディック短編傑作選

○ディック短篇傑作選


●P.646、11行目(註11)

×ディック短編傑作選

○ディック短篇傑作選


●P.646、17行目(註16)

×小尾芙左

小尾芙佐


●P.650、16行目

×「油漬け」にされていたと重荒れる巨大な『オヒョウ』」

○「「油漬け」にされていたと思われる巨大な『オヒョウ』」


●P.650、18行目

×ホルマリン液から付き出した

○ホルマリン液から突き出した


●P.657、3行目

×日本における高度資本主義社会の端緒という一九八〇年代の「東京」という

○日本における高度資本主義社会の端緒である一九八〇年代の「東京」という


●P.693、上段、9行目

×後代に多大な影響を及ぼすした。

○後代に多大な影響を及ぼした。


●P.693、下段、6行目(『小笠原克 北方文芸編集長の仕事』) NEW!

×[初刊]酒井悦子

○[初刊]坂井悦子


●P.772(本書各論考の主な地名)

×1-2「氷原」の彼方へ――『太陽の王子 ホルスの冒険』『海燕』『自我系の暗黒めぐる銀河の魚』(77頁)

○1-2「氷原」の彼方へ――『太陽の王子 ホルスの大冒険』『海燕』『自我系の暗黒めぐる銀河の魚』(77頁)


●P.777、執筆者略歴・礒部剛喜

×『国民の創世』「SFマガジン」ニ〇〇七年五月号掲載

○『国民の創世』「SFマガジン」二〇〇七年五月号掲載

※「二」がカタカナの「ニ」になっていました。


●作品名索引(左段)VIII

×『終わりし道の標べに』

○『終りし道の標べに