発売中の「図書新聞」2019年3月16日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第四九回 抒情へと頽落せず、「空白をコントロール」せよ!」が掲載されています。今回は連載5年め突入の抱負とでも言うべき号。以下の作品に言及しています。
・山本貴光「季評 文態百版」(「文藝」)
・宮下遼「青痣」(「群像」)
・加藤秀行「バルコニー」(「新潮」)
・横田創「わたしの娘」(「しししし」)
・横田創×山城むつみ「『落しもの』をめぐって」(「しししし」)
・川上亜紀『チャイナ・カシミア』(七月堂)および表題作と「北ホテル」
・笙野頼子「知らなかった」(『チャイナ・カシミア』)
・小山田浩子「ねこねこ」(「群像」)
・「三田文學」の特集「現代詩の明日へ」
・鈴木一平「詩と実在と感覚――言語表現におけるオブジェクトの制作過程」(「三田文學」)
・宗近真一郎「Xと抒情詩の闘いでは、抒情詩を支援せよ――(ポスト)戦後詩における反復強迫の解除をめぐって」(「三田文學」)
・藤沢周「渺々」(「三田文學」)
・奥間埜乃『さよなら、ほう、アウルわたしの水』(書肆山田)および同書より「ガーダ」、「抒情の花」
・スーザン・ソンタグ『ラディカルな意志のスタイルズ [完全版]』(管啓次郎+波戸岡景太訳、河出書房新社)
・研生英午「瑞花 第四章 芍薬」(「鹿首」)
・水下暢也『忘失について』(思潮社)
・時里二郎『名井島』(思潮社)
・古川日出男「三たび文学に着陸する――古事記・銀河鉄道の夜・豊饒の海」(「新潮」)
・山尾三省『新版 狭い道 家族と仕事と愛すること』(野草社)
・天草季紅「日まはり」(「鹿首」)