「TH」No.78に『いのちへの礼儀』レビュー・グレッグ・スタフォード追悼ゲーム会報告、山野浩一とその時代(7)等が掲載

 4月25日頃、「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.78「ディレッタントの平成史~令和を生きる前に振り返りたい私の「平成」」が発売されます。
 私は、生田武志『いのちへの礼儀』をレビューし、特選街コーナーで「グレッグ・スタフォード追悼『ルーンクエスト』ゲーム会」についてレポートしました。
 連載「山野浩一とその時代(7)」として、「松岡正剛川本三郎との連帯」も寄稿。松岡の『雑品屋セイゴオ』に「スーパーマーケット・セイゴオ」。工作舎編『東京市電・東京都電』。川本三郎の小説「ステッペン・ウルフ」や『同時代を生きる「気分」』等と山野浩一について。

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 また、以下の批評の監修をしています。
宮野由梨香「時計仕掛けの手塚治虫~アニメ『どろろ』に見る内実の変容」
・阿澄森羅「人の死が見たくて見たくてしょうがない~死体ビデオと90年代悪趣味ブーム」
待兼音二郎「若者の反抗心はどこに消えたのか?~SNSという「ネオ世間」の出現」および湯浅誠『反貧困』レビュー
渡邊利道酒見賢一頌~虚実皮膜のエロティシズム」
・高槻真樹「忘却のデジタル~IT盛衰と平成の三〇年」

 さらに、特選街コーナーでは、放克犬さんが、M・P・シール『紫の雲』およびステファン・グラビンスキ『不気味な物語』をレビュー。
 今号、商業批評誌デビューの関根一華さんは、藪内亮輔『海蛇と珊瑚』をレビューしています。
これらも監修しました。
 加えて、長澤唯史さんが、「SFと現実はどう接続されるか~ワークショップ「SFから現代社会を考える」レポート」を寄稿してくださいました。
 こちら、2月に椙山女学園大学で行われた、大野典宏さん・さかき漣さん・岡和田晃(司会・長澤唯史さん)によるイベントの報告です。