早いところでは本日から発売される「図書新聞」2019年4月13日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第五〇回 当事者性へ「悶え加勢」し、ジャンルを架橋していく試み」を寄稿しました。今回はニュージーランドのクライストチャーチで起きたヘイトクライムを問題視しつつ、以下の作品を取り上げています。
・黄英治『こわい こわい 短編小説集』(三一書房)および同作より「墓殺し」、「小さな蓮池」、「フィウォナ――希願よ!」
・奥憲介「開高健論~非当事者性というフロンティアを生きる」(すばるクリティーク賞佳作)
・永野三智『みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま』(ころから)
・「蒼生」2019年版「文学とハラスメント」特集
・笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」(「蒼生」)
・トミヤマユキコ「大学生とハラスメントに対する(やや長めの)雑感」(「蒼生」)
・古川日出男「焚書都市譚」(「すばる」)
・吉増剛造+フォレスト・ガンダー+堀内正規『裸のcommonを横切って エマソンの日米の詩人の応答』(小鳥遊書房)
・岩川ありさ「七時のニュース」および「オー・ハニー、モータル・エネミー」(「午前四時のブルー」)
・大石和欣「Composed upon the Millennium Bridge――七色の朝祷(マタン)」(「午前四時のブルー」)