「Locus Magazine(ローカス)」のJapanese Subscription Agentになりました

 あけましておめでとうございます。今年の抱負は、これまで引き継いできたプロジェクトを安定して進めつつも、抱えている大きな仕事を着実に形にしていくことです。昨年は『現代北海道文学論』を本にできてホッとしました。あれやこれやも、お目にかけていければと。お小遣いを貯めて応援して下さい。

 英語のSF専門誌「Locus Magazine(ローカス)」のJapanese Subscription Agentになりました。生前の小川隆(小林祥郎)さんのご指名により、私が後任を勤める次第です。本日発売の2020年1月号より、私の名前が出ているのですが、実際は@rikka_zine の編集者である橋本輝幸さんと共同で任にあたります。

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「ローカス」2020年1月号

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一番下に私の名前があります。

  いま「ローカス」の日本エージェントは、以前のように日本の購読者に本を直接送る、という仕事はなくなっております。直接購読やデジタル購読ができるからです。しかしながら、英語圏のSF文学と日本のそれを架橋することは依然として期待されており、小川隆さんはそれを実践なさっていました。
 私がすぐに思い出せるのは……パオロ・バチガル

 

ピがまだ日本にほとんど紹介されておらず、Bacigalupiの読み方すらわからない人が多かった状況において、小川さんが来日したバチガルピのアテンドをなさっていたことですね。
 幸い、私は「ナイトランド・クォータリー」の編集をしている都合上、普段から英語圏幻想文学のリーディングをしており、理論面でもそれなりの素養があります。橋本輝幸さんが日頃から海外のSF事情を精力的に追っておられるのはご承知の通り。長期的な視座で連携していければよいなと思っております。