向井豊昭のエスペラント関連小説「Saitô-Hidekatu」を無料公開

 向井豊昭アーカイブで、向井豊昭のエスペラント関連小説「Saitô-Hidekatu」(1976)を特別無料公開しました。「言語帝国主義」に身体を張って抵抗し、あえなく弾圧されて夭折を余儀なくされた、山形県出身の僧侶・言語学者である斎藤秀一(1908~40年)に取材した小説です。

  このところ、エスペラントに関する歴史的な理解を欠いた発言が、あちこちで散見されるようになりました。
 エスペラント語は、支配的な言語を一方的に押し付ける「言語帝国主義」に対し、一貫として批判の姿勢を維持してきました。
 例えば、山形県出身の僧侶・言語学者である斎藤秀一(1908~40年)は、エスペラント運動やローマ字教育の先駆者の一人ですが、特高に苛烈な弾圧を受けて夭折を余儀なくされています。
 この斎藤秀一に取材し、自身もエスペラント運動に深く関わった向井豊昭の小説および関連解説を、特別に無料公開します。

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