詩誌「フラジャイル 」第11号から新しい連載「現代北海道文学研究」を始めます

 詩誌「フラジャイル 」第11号から新しい連載「現代北海道文学研究」を始めます。「(一)理論的な枠組みの提示、一九六八年前後の検証」が、掲載されました。

 「スッキリ」のアイヌ差別批判、群島(アーキペラゴ)の再地図化、そして第一回北海道新聞文学賞から向井豊昭「うた詠み」が落選を余儀なくされた状況、鳩沢佐美夫との関係を綴った「脱殻(カイセイエ)」についても論じました。

 『現代北海道文学論』が同時代性を強く意識していたのに対し、「現代北海道文学研究」は近過去である60~70年代からの再検討を中心的に行うという点に、コンセプトの差異を設けております。理論的かつ実証的に、近過去の再評価を現代につなげる、ということが一つの目標になっているというわけです。

犬、テキストの画像のようです

 

写真の説明はありません。