詩誌「フラジャイル 」第11号から新しい連載「現代北海道文学研究」を始めます。「(一)理論的な枠組みの提示、一九六八年前後の検証」が、掲載されました。
「スッキリ」のアイヌ差別批判、群島(アーキペラゴ)の再地図化、そして第一回北海道新聞文学賞から向井豊昭「うた詠み」が落選を余儀なくされた状況、鳩沢佐美夫との関係を綴った「脱殻(カイセイエ)」についても論じました。
『現代北海道文学論』が同時代性を強く意識していたのに対し、「現代北海道文学研究」は近過去である60~70年代からの再検討を中心的に行うという点に、コンセプトの差異を設けております。理論的かつ実証的に、近過去の再評価を現代につなげる、ということが一つの目標になっているというわけです。
私が新しく連載「現代北海道文学研究」を開始した詩誌「フラジャイル」は書店売りもありますが、流通はこれからなので、読みたい方は下記の連絡先にまでコンタクトをとってみてください。 https://t.co/u558ilJsDL
— 岡和田晃_「読書人」の山野浩一企画Web限定連載記事復活しました (@orionaveugle) May 5, 2021