僭越ながら私が編集長をしております「ナイトランド・クォータリー」の増刊号「妖精が現れる!〜コティングリー事件から現代の妖精物語へ」が、2021/7/30頃に発売です! 翻訳はパトリシア・マキリップ、タニス・リー、ジェフリー・フォード、マンリー・W・ウェルマン等充実!
妖精が現れる!〜コティングリー事件から現代の妖精物語へ(ナイトランド・クォータリー増刊) 2021/7/30ごろ店頭へ! - アトリエサード Atelier Third
幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌《ナイトランド・クォータリー》の増刊!
コティングリー妖精事件の新旧の研究史を出発点としながら、
多様な論点が訴えるより広範な問題に対し、
幻想文学の立場から向き合う――
井村君江らの紀行文、エドワード・L・ガードナーの文書など
コティングリー関連の記事や、妖精に関する評論・エッセイをはじめ、
タニス・リー、パトリシア・A・マキリップ、高原英理など妖精をテーマにした小説も数多く収録!
タニス・リーの小説は20ページ、ガードナーのコティングリー妖精事件についての文書は35ページを一挙掲載。
※この増刊は、ナイトランド・クォータリーの定期購読には含まれません。恐れ入りますが定期購読をいただいている方も、別途ご購入いただけると幸いです。
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■主な内容
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【Story】
■タニス・リー「エルフの眷属」/訳:長澤唯史
■パトリシア・A・マキリップ「ウンディーネ」/訳:岡和田晃
■フーゴ・ハル「鈍色の研究」/訳:奥谷道草
■ジェフリー・フォード「イーリン・オク一代記」/訳:待兼音二郎
■マンリー・ウェイド・ウェルマン「取り替え子」/訳:渡辺健一郎
■石神茉莉「左眼で見えた世界」
■高原英理「縞模様の時間」
【Document】
■エドワード・L・ガードナー「妖精の写真――コティングリーでの撮影」/訳:徳岡正肇
【Poetry】
■「わたしたちがまだ手放さずにいたもの」詩=岡和田晃
【Märchen】
■「小さな者たち―M氏の暗黒夜話―」文・写真/最合のぼる
【Essay】
■コティングリー村訪問記――ブラザートン・コレクション調査/井村君江
■プンクトゥムとしての妖精写真/大岡淳
■もう一葉の妖精写真―コティングリー妖精写真とジョイスの『ユリシーズ』/下楠昌哉
■妖精事件の新事実をふまえ 幻想文学の立場から、“妖精”に向き合う/岡和田晃
■怪奇幻想文学としてのコティングリー妖精事件/岡和田晃
■妖精の行方/中野善夫
■妖精写真に関する映像を探して/深泰勉
■フランク・シナトラもシド・ヴィシャスも歌う。「マイ・ウェイ」に翻訳の未来を重ねて/待兼音二郎
■Midg No.1 カメラをめぐる物語 なぜ十代の少女たちは妖精の写真を撮影できたのか/徳岡正肇
■フェアリーテイル/浅尾典彦(夢人塔)
■『コティングリー妖精事件 イギリス妖精写真の新事実』が結んだ不思議なご縁/矢田部健史
■フランシス自身が語るコティングリー妖精事件/片倉直弥
■現代人の背中を押す、「妖精を見た」少女の物語 ――The Cottingley Secret/富田実加子
■イギリス、妖精、井村先生/石川文
■妖精地を巡る旅/文=川幡昭子、写真=川幡幸男
■フェアリー事件の傍らで/絵・文=軒端蒼一
■リーズ大学・ブラザートン図書館所蔵の資料について/富田実加子
■イギリス紀行/文・写真=谷津翆
■表紙/ウィリアム・ヒース・ロビンソン