「図書新聞」2022年10月29日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第九二回 それでも語り続け、解放を求めねばならない」が掲載

 発売中の「図書新聞」2022年10月29日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第九二回 それでも語り続け、解放を求めねばならない」が掲載されています。今回は「国葬」の強行および日本政府によるミャンマー軍事政権を招待したこと、統一協会(教会)との癒着を批判しつつ、以下の作品を取り上げました。

・中西嘉宏『ミャンマー現代史』(岩波新書
有田芳生統一教会とは何か 改訂新版』(大月書店)
・鈴木エイト『自民党統一教会汚染――追跡3000日』(小学館
・菊池真理子『「神様」のいる家で育ちました――宗教2世な私たち』(文藝春秋
栗田隆子「おのが社会的弱さを語ること――それを取り巻く力について」(「群像」)
・郡山吉江『しかし語らねばならない――女・底辺・社会運動』(共和国)および下平尾直の投げ込み文
・桜井愛子/平体由美編『社会科学からみるSDGs』(小鳥遊書房)
・西田勝『「満洲文学」の発掘』(法政大学出版局)および谷本澄子の協力。
・黄英治(ファンヨンチ)「虹の染み(二)」(「千年紀文学」)
・赤野四羽『句集 ホフリ』(RANGAI文庫)
・鈴木創士『芸術破綻論』(月曜社
・C・F・ラミュ『詩人の訪れ 他三篇』(笠間直穂子訳、幻戯書房
・アリス・リヴァ『みつばちの平和 他一篇』(正田靖子訳、幻戯書房

 その他、郡山弘史『歪める月』および「ニコヨン詩抄」、加納三郎『満洲文化のために』、ロベール・パンジェ、ザ・スターリンEP-4等にも言及しています。

「フラジャイル」15号に「あなたはまだキーウへ行ったことがない(私も)」の翻訳協力および解説、「現代北海道文学研究(五)」が掲載

 詩誌「フラジャイル 」15号にて、羅毓嘉著、劉靈均訳「あなたはまだキーウへ行ったことがない(私も)」の翻訳協力および解説を担当しました。
 加えて連載「現代北海道文学研究(五)利尻・礼文文学としての村上利雄と大江健三郎」も掲載されています。

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 藤元登四郎『祇園「よし屋」の女医者』(小学館文庫)が、啓文堂書店時代小説文庫大賞の第1位

 藤元登四郎さんの『祇園「よし屋」の女医者』(小学館文庫)が、啓文堂書店時代小説文庫大賞の第1位の帯付きバージョン、藤元さんが私の元にも見本を送ってくださいました。なんと3刷! 私は解説を書いています。

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研究会「Decolonizationを拓く:当事者性がつながる 先住民、殖民者、外国人、「二世」、アライ」で、「「御料牧場」の表象と、〈アイヌ〉への「国民教育」を発表

 2022年9月13日に、北大アイヌ・先住民研究センターで開催された研究会「Decolonizationを拓く:当事者性がつながる 先住民、殖民者、外国人、「二世」、アライ」 で、「「御料牧場」の表象と、〈アイヌ〉への「国民教育」と題した発表を行いました。参加者の方々に感謝します。



 

 

『サロメ幻想〜ワイルド、ビアズリーから現代作家まで』刊行

 お手伝いした『サロメ幻想〜ワイルド、ビアズリーから現代作家まで』(アトリエサード)が出ました。「ナイトランド・クォータリー」Vol.29とセットでお愉しみください。

「サロメ幻想〜ワイルド、ビアズリーから現代作家まで」 2022/8/30ごろ店頭へ! - アトリエサード Atelier Third【出版物案内・通販】

 

 

「Role&Roll」Vol.215に、戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第七十回、「奇跡に満ちた、血で血を洗う宗教国家――オットー朝東フランク王国」が掲載

 「Role&Roll」Vol.215に、戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第七十回、「奇跡に満ちた、血で血を洗う宗教国家――オットー朝東フランク王国」が掲載。メールゼブルク司教ティートマルの『年代記』、オットー朝の始祖ハインリヒ1世、息子のオットー1世、オットーの妻や後継者たちの話も紹介しています。

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「図書新聞」2022年9月24日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第九一回 「国葬」の動因となる日本的抒情にこそ「否」を突きつけよ!」が掲載

 発売中の「図書新聞」2022年9月24日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第九一回 「国葬」の動因となる日本的抒情にこそ「否」を突きつけよ!」が掲載されています。「国葬」なる馬鹿げた企てに断固として「否」をつきつけつつ、以下の作品を取り上げています。

・荻野弘之「マルクス・アウレリウス『自省録』の謎を解く」(「思想」二〇二二年八月号)
・小篠真琴詩集『へいたんな丘に立ち』および「種川へき地保育所」(文化企画アオサギ
松本薫「白化かしの村」(「吟醸掌篇」)
・スーザン・グラスペル「黄昏どき」(まえだようこ訳、「吟醸掌篇」)
・林浩治「霊魂は如何にして闘うか」(「吟醸掌篇」)
・栗林佐知「蟻の王様」(「吟醸掌篇」)
・藤本紘士「鳥の餌を盗む」(「吟醸掌篇」)
小山田浩子「バカンス」(「代わりに読む人0」)
・太田靖久「×××××× 」(「代わりに読む人0」)
・玉巻秀敏「『貨物船で太平洋を渡る』とそれからのこと」(「代わりに読む人0」)
・小特集「これから読む後藤明生」および蛙坂須美「後藤明生と幽霊── 『雨月物語』『雨月物語紀行』を読む」、東條慎生「見ることの政治性—— なぜ後藤明生は政治的に見えないのか?」(「代わりに読む人0」)
・宮内悠介「花であれ、玩具であれ」(「すばる」二〇二二年九月号)
・石沢麻依「蝶と蝶捕り人の変奏するイメージ」(「群像」二〇二二年九月号)
・トーマス・ブルスィヒ「未来の不確かさについて」(粂川麻里生訳、「三田文學」)
・江田浩司『前衛短歌論新攷――言葉のリアリティーを求めて』(現代短歌社)
・毬矢まりえ『ドナルド・キーンと俳句』(白水社
原口昇平「西川火尖『サーチライト』のリアリズム」(「無人」)

 その他、松本薫「ブロックはうす」、金石範「魂魄」、崎山多美「ピンギヒラ坂夜行」、藤本紘士「呪われて死ね」、古井由吉、トーマス・ベルンハルト、宮内悠介『ヨハネスブルクの天使たち』、「黄色い夜」、W・G・ゼーバルト『移民たち』、ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」、岡井隆、山中智恵子、浜田到、塚本邦雄、玉城徹、桑原武夫等にも触れています。図書新聞は書店での購入、電子版のほか、コンビニでも有償プリントができます。是非ご利用を。