「図書新聞」2022年9月24日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第九一回 「国葬」の動因となる日本的抒情にこそ「否」を突きつけよ!」が掲載

 発売中の「図書新聞」2022年9月24日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第九一回 「国葬」の動因となる日本的抒情にこそ「否」を突きつけよ!」が掲載されています。「国葬」なる馬鹿げた企てに断固として「否」をつきつけつつ、以下の作品を取り上げています。

・荻野弘之「マルクス・アウレリウス『自省録』の謎を解く」(「思想」二〇二二年八月号)
・小篠真琴詩集『へいたんな丘に立ち』および「種川へき地保育所」(文化企画アオサギ
松本薫「白化かしの村」(「吟醸掌篇」)
・スーザン・グラスペル「黄昏どき」(まえだようこ訳、「吟醸掌篇」)
・林浩治「霊魂は如何にして闘うか」(「吟醸掌篇」)
・栗林佐知「蟻の王様」(「吟醸掌篇」)
・藤本紘士「鳥の餌を盗む」(「吟醸掌篇」)
小山田浩子「バカンス」(「代わりに読む人0」)
・太田靖久「×××××× 」(「代わりに読む人0」)
・玉巻秀敏「『貨物船で太平洋を渡る』とそれからのこと」(「代わりに読む人0」)
・小特集「これから読む後藤明生」および蛙坂須美「後藤明生と幽霊── 『雨月物語』『雨月物語紀行』を読む」、東條慎生「見ることの政治性—— なぜ後藤明生は政治的に見えないのか?」(「代わりに読む人0」)
・宮内悠介「花であれ、玩具であれ」(「すばる」二〇二二年九月号)
・石沢麻依「蝶と蝶捕り人の変奏するイメージ」(「群像」二〇二二年九月号)
・トーマス・ブルスィヒ「未来の不確かさについて」(粂川麻里生訳、「三田文學」)
・江田浩司『前衛短歌論新攷――言葉のリアリティーを求めて』(現代短歌社)
・毬矢まりえ『ドナルド・キーンと俳句』(白水社
原口昇平「西川火尖『サーチライト』のリアリズム」(「無人」)

 その他、松本薫「ブロックはうす」、金石範「魂魄」、崎山多美「ピンギヒラ坂夜行」、藤本紘士「呪われて死ね」、古井由吉、トーマス・ベルンハルト、宮内悠介『ヨハネスブルクの天使たち』、「黄色い夜」、W・G・ゼーバルト『移民たち』、ヘルマン・ヘッセ「少年の日の思い出」、岡井隆、山中智恵子、浜田到、塚本邦雄、玉城徹、桑原武夫等にも触れています。図書新聞は書店での購入、電子版のほか、コンビニでも有償プリントができます。是非ご利用を。