年末年始に、RPGの翻訳に携わっている人たちがプライベートで集まって、話題の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版を遊んでみました。
僭越ながらマスターは僕。ほかの面々は……。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』翻訳チームより岡田伸さん。
『ロールマスター日本語版』を復刊させ『HARP』(簡易ロールマスター)を無料刊行されたICE JAPANの広報、加藤さん。
『シャドウラン 第4版』の翻訳チームより朱鷺田祐介さん。
ICE JAPANの代表、ヌヌ@幻想遊戯さん。
『ウォーハンマーRPG』翻訳チームより、待兼音二郎さん。
『ウォーハンマーRPG』翻訳チームより、見田航介さん。
以上、僕以外は超豪華な面々でした。シナリオは『シャドウハントの霊廟』を遊んだのです(もともと『シャドウハントの霊廟』は5人用なのですが、6人用にコンパチ。キャラクターはいちから自作しました)。
リドルにやや戸惑ったものの、戦闘を中心としたシナリオはかなり面白く遊べたと思います。
版上げに伴う『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のもっとも大きな変化は、やはり「箱庭ファンタジーシミュレータ」であることを放棄してしまったことにあるのではないかと思うのですが、必ずしもそれが悪い方向にはいかず、逆に新しいものが観えたのではないかという感触を得ました。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』4版の戦闘をのんべんだらりと行なえば、どうしても高ヒットポイントの敵が出ると色々時間がかかり、だれてしまう傾向があるのですが、逆に言えばそれは運用次第で改善できる点でもあります(簡単に言えば、遭遇を工夫すればよいだけの話。その指針も『ダンジョン・マスターズ・ガイド』に載っています)。
というのも、歴戦の海外RPG者たちが揃っても、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版は楽しく遊べたのですね。
むろん僕は第3.5版もPathfinderも遊びますが、まま言われるご新規さん/ベテランなどという二項対立は無意味ではないかと思った次第です。