ブラジルから来たチャウシェスクの子どもたち！?

　『ガンドッグゼロ』のサプリメント『バイト・ザ・バレット』では、ランダウバライという街が紹介されています。これはスマトラ島に位置する悪徳の街。『ブラック・ラグーン』のロアナプラの街に近いかもしれません。
　この設定を活かさない道理はない！　ということで、ランダウバライを舞台にした『ブラック・ラグーン』をリスペクトしたシナリオをプレイしてみました。

ガンドッグゼロ サプリメント バイト・ザ・バレット (Role&Roll RPG) (Role&Roll RPGシリーズ)

「ジ・オーブン」（釜）／アサルト・ガンファイター／スイーパー／特殊部隊グリーンベレー出身。アメリカ系の黒人だが、中国語も話せる多趣味な男。モーターボートにM2マシンガンを積み、“運び”を中心とした何でも屋「オーブン商会」を経営している。ただ、ボートは自分では操縦できない。

リカルド・イゼクション・デ・アシス・モレイラ／ガンファイター・コマンダー／渡邊／元軍人だが、傷心のあまり退役をして探偵業務に就いている。パイソンを飼っている。

アンジェリカ・マンシーニ（リカ）／オペレーター・ネゴシエイター／プロフェッショナル／サッカー狂のスペイン人少女、リカルドの事務所に住み込みで働いている。コンピュータに詳しいネット中毒者だが、リカルド探偵事務所の実務一式を取り仕切っている。ホローポイント弾の銃を撃つのが隙。

ニコライ・チュー（＝ミッキー）／ガンファイター・スカウト／クリミナル／32歳中国人女性のガンファイター。筋金入りのエージェント。金にうるさく、タフな交渉を好む。

ローファル・ウマーリッド／スナイパー・メディック／クリミナル／いわゆるローフル・イーヴィルという奴。ストリートドクの闇医者。リアリストだが、実は情に深い。

　プレイヤーは『ガンドッグゼロ』のベテランだったので、シナリオは『バイト・ザ・バレット』所収の「ミッション：サーチ・フォー・ガール」を三段階くらい難易度を上げました。
　で、「ガール」の正体を「チャウシェスクの子どもたち」に変えて真の悪役にするという（笑）　キャラクター的には、あの二人ってそんなに好きではないのですが、アイラ・レヴィンの『ブラジルから来た少年』みたいな雰囲気を出したいなあと思いまして（ただ、『ガンドッグゼロ』ではあの体格と年齢でライフルは持てないので、装備は爆弾に変えて危険度がいや増しに。ちなみに、二次創作にするつもりはなかったので名前や国籍などの設定はちょこちょこ変えました）。ヴィジュアルはこんな感じに変更！

　最後には、オーブンのプレイヤーが洒落で創りこんだという、防弾装備・マシンガン搭載のモーターボートで 「海上チェイスの『ＴＲＳ』」をやって締めましたとさ。