「SFマガジン」2012年7月号に「八杉将司インタビュウ」を掲載いただきました。

 「SFマガジン」2012年7月号の見本誌をいただきました。ありがとうございます。
 岡和田晃は「八杉将司インタビュウ」のインタビュー/構成を担当させていただきました。新作『Delivery』を中心に、色々とお聞きしています。『Delivery』はゲラで拝読しましたが、傑作でびっくりしました。
 八杉将司『Delivery』に感じ入ったのは、ポストヒューマンSFの原理についてをSFガジェットというアプローチから一つの回答を提示しているところです。そしてインタビュウを通じてわかったのは、SFを読むという行為そのものが、ポストヒューマンの原理への思考に繋がることでした。つまりポストヒューマンと「創発」の問題にSFはどう向き合うか、一つの範例が日本の作家によって示されたのです。
 なお、シアトル発のSFムーヴメント「ネオ・スチームパンク」特集も熱いものがあります。翻訳家集団「26 to 50」のサイトで、「ネオ・スチームパンク」特集と連動したスチームパンク企画が開始されています(http://www.26to50.com/jp/index.html)。こちらも要注目。スチームパンク音楽、熱いです!

S-Fマガジン 2012年 07月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2012年 07月号 [雑誌]

Delivery (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

Delivery (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)