「現代詩手帖」2015年8月号に「北限で詠う詩人たち、「途絶えの空隙」とそこからの飛翔」を寄稿しました。

 「現代詩手帖」2015年8月号の「【特集】戦後70年、痛みのアーカイヴ――いまを生きるために」へ、「北限で詠う詩人たち、「途絶えの空隙」とそこからの飛翔」を寄稿いたしました。“北限=辺境”をテーマに、佐々木昌雄、パウル・ツェラン、堤寛治、新谷行、盛義昭、向井豊昭、向井恵子、そして林美脉子について論じました。ツェランを除き、すべて、詩壇からは、黙殺されてきた詩人たちです。また、橋本真理の佐々木昌雄論、石和義之の吉田一穂論、法橋和彦の小熊秀雄論といった批評も援用いたしました。
 なお、引用した佐々木昌雄の詩については、マーク・ウィンチェスターさんのご協力により、初出との整合性を確保することができました。この場を借りてマークさんにお礼申し上げます。
本文でミスがあります。「ノッマカプ」と記した部分はすべて、「ノッカマプ」との間違いです。謹んで訂正いたします。