立憲民主党が、ネットを徘徊する怪物「差別的デマ」は、いま誰を餌食にしているのか(古谷 経衡) | 現代ビジネス | 講談社(2/4)に関し、小林よしのり氏らの抗議を受けて、実質的にその内容を否定する旨を、Twitterで告知していました。
こうした現状を憂慮し、岡和田晃は立憲民主党の公式サイトから、以下の文章をメールで送りました。
以下、全文転載させていただきます(規定の800字に収めてあります)。
現時点における立憲民主党の対応は、事実関係の精査を怠った問題あるものとなってしまっています(小林よしのり氏が「アイヌ特権(利権)」デマの煽動をしていないという、誤った認識を流布するものになっています)。
小林氏サイドの抗議に怯むことなく、毅然とした対応を期待します。(岡和田晃)
小林よしのり氏らのアイヌ否定について【立憲民主党 広報部長・坂上隆司さま宛】
文芸評論家・東海大学講師の岡和田晃と申します。『アイヌ民族否
定論に抗する』(河出書房新社、全国学校図書館協議会選定図書) の共編者です。
立憲民主党の公式ツイッターが、「「現代ビジネス」に掲載された古谷経衡氏の記事「ネットを徘徊する怪物『差別的デマ』は、 いま誰を餌食にしているのか」を党公式アカウントがリツイートし た」件について「不適切」と意思表明していました。
しかしながら、小林よしのり氏らは2008年からアイヌの民族性を否定し、アイヌに「特権(利権)」があると主張してきました。 2014年に、札幌市議(当時)が「アイヌ民族なんて、いまはも ういない」、「利権を行使しまくっている」とSNSに書き込んで 社会問題になった際、それを支持しています(「 慰安婦問題と同じ道をたどる『アイヌ民族』問題」 小林よしのりライジング Vol.99」(2014年)。
https://ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar613868?fbclid=IwA R1nqzPPruf4DgqEVEZZpCVU6CEMErC Dqag5gAyM2V7jsGB7dVrh4E8hsc8
それゆえ2015年に刊行された『アイヌ民族否定論に抗する』では、さまざまな領域の専門家が多角的に、小林よしのりら氏のアイ ヌ否定は学術的に何ら根拠がなく、また「アイヌ利権」 が事実無根ということを、論証しています。にもかかわらず、 小林氏らは持論を撤回することなく、『対決対談! 「アイヌ論争」とヘイトスピーチ』(創出版、2015年)等でも 従来の主張を繰り返しました。
それゆえ、古谷氏の記事に見られる、「2014年から2015年頃」に「「アイヌ特権」という新たなデマ」を流布する「 運動の最前衛に立ったのは、漫画家の小林よしのりであった」 という認識は、事実レベルで何ら間違ってはおりません。