「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」 No.82「もの病みのヴィジョン」 に『いまわしき死の使い』、『ハンセン病』、『リバティーン』レビュー、「山野浩一とその時代(11)」が掲載

 「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」 No.82「もの病みのヴィジョン」 が2020/4/30頃発売になります。

 コロナ・ウイルス禍を考えるために必読の一冊です。

athird.cart.fc2.com

 

 私はブライアン・クレイグ『いまわしき死の使い』(社会思想社現代教養文庫)、三宅一志・福原孝浩『ハンセン病』(寿郎社)、ローレンス・ダンモア監督『リバティーン』(Amazonプライムで観られます)を特集レビュー枠で、連載では、「山野浩一とその時代(11)佐野美津男の「橋」に空いた穴」が掲載です!

koichiyamano.blog.fc2.com

 その他、岡和田晃は以下の特集論考の監修をしています。

■アポローの贈り物〜梅毒をめぐる幾つかの逸話と謎●仁木稔
■病んでいるのは、誰なのか?〜草間彌生の小説『すみれ強迫』●宮野由梨香
■近代の病からポスト近代の病へ●石和義之
北條民雄〜療養所文学に咲いた大輪の徒花●阿澄森羅
■生命の深淵を窃視する〜野村芳太郎監督『震える舌』●松本寛大
■『当世病気道楽』に学ぶ病との距離感〜追悼・別役実●高槻真樹
■真珠とペン軸、あるいは変幻するサラマンドラ〜澁澤龍彥と病●渡邊利道

 また、特集レビューは以下を監修しました。
石牟礼道子「新装版 苦海浄土」、E・ヘミングウェイ&W・S・モームほか「病短編小説集」●待兼音二郎
ジョージ秋山「シャカの息子」、ロジャー・コーマン監督「赤死病の仮面」●松本寛大

 さらに、特撰街レビューは以下を監修しました。
テッド・チャン「息吹」●放克犬
◎笠木拓「はるかカーテンコールまで」●関根一華

 今回も相互査読が行き届き、状況に鋭く切り込む高品質な批評として、太鼓判を押せます。ぜひご購読ください。

もの病みのヴィジョン (トーキングヘッズ叢書 No.82)

もの病みのヴィジョン (トーキングヘッズ叢書 No.82)

  • 発売日: 2020/04/30
  • メディア: 単行本