からくりさんのプレイリポート(〈トロールの脳漿〉亭、第2回)


 RPGとSF(ファンタジー含む広義のSF)の最も美味しいところを堪能できる贅沢なRPG、それが『ウォーハンマーRPG』ですが、その面白さをもっと引き出そうと、ホビージャパンRPGコンベンションで知り合った方々、あるいはWORLDWIDE DUNGEONS&DRAGONS GAME DAY 2007を通じて仲良くなった方々と、プライベートで『ウォーハンマーRPG』を遊ぶという試みをやっています。題して「プロジェクト:〈トロールの脳漿〉亭」。
 『ウォーハンマーRPG』初版において、「重傷治癒」の呪文をかけるのに必要な素材が「トロールの脳下垂体」だったので、では僕たちは「トロールの脳漿」で行こう! と相成りました。脳下垂体よりも、脳漿の方が入手しやすいですしね(笑)


 先月、その試みも無事第2回目を迎えました。第1回では、イラストレイター/翻訳家/漫画家の見田航介さんがプレイリポートを書いて下さいました
 今回は凄腕の『D&D』者として知られ、また歴史とデカルト女王クリスチナを限りなく愛するからくりさん(id:karakuriShino)が、詳細なプレイリポートをつけて下さいましたので、ここで紹介させていただきます。


 なお、〈トロールの脳漿〉亭は現在新規参加者を募集していません。『ウォーハンマーRPG』を遊びたい、でも仲間がいない、ってな人は、こちらのエントリで紹介したコミュニティへアクセスすることを強くお勧めします


 それでは、プレイリポートをお愉しみ下さい!
 ちなみにレギュレーションは、日本語版のサプリメントすべて(ゲームマスターは、場合に応じて未訳サプリメントも使っています)。
 最新のサプリメント『ミドンヘイムの灰燼』ならびに『シグマーの継承者』をフル活用しています。セッションに登場したミドンヘイムの設定は『ミドンヘイムの灰燼』のものですし、パーティには、『シグマーの継承者』で追加されたキャリア「ヴェレナ調査員」もいますよ!

シグマーの継承者 (ウォーハンマーRPGサプリメント)

シグマーの継承者 (ウォーハンマーRPGサプリメント)

ウォーハンマーRPG』、〈トロールの脳漿〉亭、第2回

 ■DM:Thornさん
 ●“赤ら顔の”ダムロム(見田航介さん):Dwarf, Mercenary/Sergeant(ドワーフ、傭兵→軍曹)
 ●“白の”グスタフ(めもさん):Human, Pit Fighter/Veteran(人間、洞窟戦士→古参兵)
 ●シングリム(デビル志垣さん):Dwarf, Soldier/Veteran(ドワーフ、兵士→古参兵)
 ●レギウス・ライル(Miyoleさん):Initiate?/Priest of Ulric(人間、ウルリック教入信社
 ●ハリー・ポタリー(トゥルカナじじいさん):Apprentice Wizard/Journeyman Wizard of the Order of Light/Verenan Investigator(人間、光の学府の見習い魔術師→光の学府の中堅魔術師→ヴェレナ調査員)
 ●“好奇心猫をも殺す”マロン・レーム(からくり):Female Halfling, Tradesman/Fieldwarden/Bounty Hunter(女性ハーフリング、家内工業人→野辺巡視員→賞金稼ぎ)


 30年戦争時のドイツを彷彿とさせる世界、それがエンパイアだ。
 言ってしまえば逃げ場のない混沌とした世界で、明日をも知れぬ冒険者ライフが満喫できます。


 エンパイアにおいて混沌とは実体を持った勢力で、エルフ・ドワーフ・ハーフリングを含めた人類を蹂躙する悪魔や異形のものどもというだけでなく、人類を異端信仰に走らせたり、それどころか肉体・精神を変異させるものでもある。


 這い寄る混沌ではなく、世界を浸食して飲み込むかのような存在、それこそがエンパイアの混沌なのだ。その危機と絶望の中で刹那的な冒険を繰り広げる俺たちの明日はどっちだ?


◆混沌の神々


コーン Khorne:The Blood God, the Skull Lord, the Master of Battle(血の神、髑髏の太守、いくさの師)


ティーンチ Tzeentch:The Changer of the Ways, the Master of Fortune, the Great
Conspirator, the Architect of Fate(歪みを作りし者、幸運の支配者、偉大なる共謀者、運命の設計者)


ナーグル Nurgle:The Lord of Pestilence, the Great Corruptor, the Master of Plague, the Fly Lord(腐敗の主人、偉大なる腐敗者、伝染病の師、蝿の太守)


スラーネッシュ Slaanesh:The Pleasure Lord, the Master, the Despoiler(快楽の主、主人、略奪者)



 というわけで、前回ビールを飲んだだけで*1身体が混沌変異して邪悪なる生物へと変ってしまう衝撃のオープニングから、我々は色々あってシグマー教団とウルリック神殿の不和を利用した邪悪な企みを阻止した。


 なにせ場所はミドンヘイム(Middenheim)。混沌勢力が北から侵攻してきて、ようやくこれを撃退して人類が反撃に移った最前線の拠点だ。何があってもおかしくない街で、街を守るべき戦力は反攻作戦のために出払っている。ぶっちゃけ冒険者が何とかしないと混沌の勢力の陰謀によってすぐに席捲されてしまう危険がある。

 そうした危険の芽を摘んだとき、生贄儀式に供されようとしたFemale Halflingのアニー(収穫の鵞鳥〉亭の看板娘)を救出したため、今回はその御礼ということで高級レストラン「踊る鵞鳥亭」でフルコースを食していた。


 店長のファナミス・シャサーラン(Male Elf)とアニーが給仕してくれる中、普段食べたことのないような料理に舌鼓をうっていると、何やら店にみすぼらしい身なりの労働者階級の人間が5人ほど押しかけてくる。


「我々はブルジョワを否定し、労働者の権利を要求する!」
「おめーらだけうめーもん食ってるんじゃねー! 俺たちにも食わせろ、こら!」
 

 非常に下品な要求を、プロレタリアートを装ってブチ上げる野郎ども。何でも「エンゲル様がそう言っただ! だから、我々の要求は正しいのだ」ということらしい。


 背後には扇動家がいるのはいいが、なんで高級レストランを狙うのか?


 ともかくそいつらを「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」(byハリー)とばかりに追い払った我々は、食事を続ける。


 すると厨房から運ばれてくるはずの次の料理がやってこない。しょうがないので厨房をのぞくとファナミス氏の姿はどこにも見あたらず、地下倉庫への扉が開いている。


 ダムロム、レギウス、マロンが様子を見に、地下への階段を降りようとしたとき、倉庫からスケイブン(ネズミ人間)らしきクリーチャーが銃撃してくるという展開に。


 応戦するぞ! と思ったけれど、ミルクを飲んでいたマロン以外全員が高級ワインでほろ酔い気分(GM注:「大酒飲み」テストに失敗)。


 グスタフとシングリムは泥酔状態で、ハリーも足元覚束ないし、比較的マシなのはダムロムとレギウスだけ。


 光源を確保するためダムロムが松明を投げ入れようとするもそのまま取り落としてしまったり、ともかく地下倉庫へと突入するために小麦粉で煙幕を張ろうとしたマロンも投擲を誤って味方を粉塗れにしてみたり。


 まるでドリフのような、しっちゃかめっちゃかな状況になる。


 よれよれになりながらも敵を掃討するのだが、地下倉庫の一角が破られて下水道に繋がっていることが分かる。どうやらファナミス氏はここから何者かに拉致されたらしい。


 とはいえ、すぐに行動を起こすには酔いを覚ます必要があった。


 酔い覚ましのドリンクなどを飲んで、なんとか2時間で態勢を整える。


 下水は見るからに不潔で濁っていて、レギウスが先ほどの戦いで中に入ったときの様子から(頑健チェックを振らされていた)、病気に罹患する可能性がありそうだ。


 というか悪臭に充ち満ちているため、「知力と意志力判定に-20%だね」とマスターが駄目なことを言ってくる(GM注:『ミドンヘイムの灰燼』のテストを参照)。


 マロンは機転を利かせて、厨房にあった香草を布に巻いて即席のマスクを作って皆に配る。これでペナルティは10%に減った。何でもやってみるものだ。


 下水の両脇に道があるのだが、酷いことに何度かジャンプして対岸に渡らないと奥に進めない構造になっている。


 幅跳びの基本は筋力判定であるためにマロンにはつらい環境であった。


 まず幅跳びの判定が苦手な筋力判定、さらに失敗して下水に落ちたときの水泳も筋力判定、さらにさらに下水の深さが人間ならば立てるところもハーフリングには足がつかない。


 挙句に病気の罹患判定は、これまた苦手な頑健判定だ。いかに楽天的なハーフリングでもこれは鬱だ。


 下水道を進むと対岸からまた怪しい紫色のアンプル弾を撃ちこんでくるネズミ人間が出現、加えてキノコのお化けが2体現れる。


 説明によれば、スクィグとかいうこのキノコは、ナイトゴブリンの乗騎兼食料で、たまにキノコの方がゴブリンを食べてしまうこともある共生ならぬ共食(?)関係にあるクリーチャーらしい。


 この日戦闘で活躍したのはダムロムとレギウスで、ここでもダムロムはウルリックの憤怒(23点)でキノコを一撃のもとに屠りさっている。


 足場の悪い中敵を追って下水道を進んでいくと、レギウスは何やらよからぬ儀式をやっている現場に出くわす。


 混沌に堕ちた光の魔術師エルンスト・ホルクハイマー(ハリーの仇敵?)、デカいスケイブン(ラット・オウガ)、あと2体くらい普通のスケイブンがいただろうか。


 見たところ、ファナミス氏はその儀式の生贄にされそうになっっているようだ。


 敵の魔術師はレギウスに炎の槍を投擲し、狂気に誘う。(1d10/2の狂気点獲得。運良く1点だけだった。)


 レギウスは後退したところ、Sleep Gasの罠を発動させてしまいかなりピンチに。しかしながら、この日のレギウスの出目は物凄く、いやウルリックの加護は厚く、攻撃に防御に神懸かり的な活躍を見せるのであった。

 
 一方で皆がひょいひょいと跳躍して足場を確保しているのに、グスタフだけ下水に落ちて大変な目にあっていたのだった。後でようやく剣を抜いたときに「今日始めて剣を抜く…」と感慨深げにつぶやいていた。合掌。


 前に出て標的になると即死する可能性すらあるマロンは、空樽の船で下水を乗り切ろうといったん倉庫に戻った。


 そこに地上からアニーの声が。


「暴徒が店の扉を破ろうとしてるの!」


 確認してみると、さっきのプロレタリアートもどきが30人以上の人数となって、扉を角材でぶち破ろうとしている。


「飯をよこせ!」「うめーもんが食いてえ!」「腹減った」


 諸葛孔明のごとき策略をもって、こいつらを下水道に誘導してスケイブンたちと戦わせるべきか? マロンの脳裏にはそんな阿呆な作戦が閃く。

 
 アニーとともに身体にソーセージを巻き付け、マンガ肉を片手に、フランスパンをもう一方の手に、暴徒を待ち受ける。


 どかん!


 轟音とともに扉が破られると雪崩れ込む浮浪者の群れ。


 彼らに向かって「おいしい食事はこっちよー」と声をかけて地下へと向かうも、マロンの言葉にはクイツキが悪い。ぶっちゃけ魅力判定(技能ないので21%)で失敗。


 しかし同じく「おいしい食事は、こ・ち・ら(はあと)」と声をかけたアニーの声に反応する暴徒たち。流石は高級レストランの看板娘。


 このよく分からない暴徒を引き連れて、再び地下倉庫、下水道へと走り出す。


 下水道での戦いは足場の悪さもあって、乱戦模様。


 皆ダメージを受けては負傷治療で凌いでいる。それでも着実に敵を屠っていくパーティーの面々。


 ハリーは宿敵エルンストに下級魔法ながらもウルリックの憤怒が起きて21点ダメージを叩き込み、これを倒す。


 そしてエルンストの所持していた謎の本をGetするのであった。「知識が欲しくはないか? 力が欲しくはないか?」などと語りかけてきたらしいが、我々にはハリーの成長著しいようにしか見えない。


 扇動家エンゲルと配下のプロレタリアートどもを引き連れたマロンとアニーは下水道を走り抜けるも、アニーが下水に落ちて大変なことに。後で診断したら緑痘症だったりするが、ともかく下水道奥に向かうしかない。


 儀式場までたどり着くと、そこには邪悪な波動を放つ黒曜石のモノリスが立っている。


 シングリムが剣で殴りかかるが(ファナミス氏とマロンが下がってからにして欲しかったゾ)、とくに何も起きず。


 プロレタリアートもウルリックの敵ということで、ダムロムは気絶打撃を使って相手をのしたりしていたが。


 すったもんだの末、混沌勢力(スケイブンとティーンチの手のもの)を排除した我々は、扇動家どもには付き合ってられないとばかり、儀式場奥の道からマンホールを抜けて命からがら地上に出るのであった。


【経験点精算】

 全員経験点を300点。敢闘賞ということで、マロンとハリーはさらに100点。




 ハリーが調査員ということもありヴェレナ神殿に駆け込んだ我々は、そこで態勢を立て直そうとする。


 アニーとハリーが病気になっていて、この対処が最優先であった。


 シャリアの司祭を捜して病気治癒を依頼するが、ハリーは治るもアニーは絶望だと診断される。しかし同じFemale Halflingであるマロンの想いが通じたのか(運命点使用)、彼女は奇跡的に回復することになるのだった。


 ふらふらと黄泉路を辿ろうとしたところ、後ろからマロンと母親の声に引っ張られて無事生還した…とのことであった。


 それはそれとして、ハリーがヴェレナ調査員として今回の事件の顛末を報告書にまとめ、押収物品とともに提出して(無論、物品をあずけるに当たっては、幾ばくかの金銭を頂くことは忘れない。)、今後の対応を依頼する。


 だが物品の中には混沌の宝玉(グーロンドの宝珠?)というものがあって、ハリーはそれを手にしたとき狂気点5点も獲得するも意志の力で押さえ込み、ということは発狂寸前になったほどの代物。


 アイテムを受け取ったヴェレナ司祭?たるヘルダーの目には、混沌の予兆が見えたり見えなかったり。「今回の件、すべてこちらで預かる…ぶひっ」語尾がおかしなことになってるのは、聞かなかったことにしよう。


 後はヴェレナ教団の上層部に任せる流れかと思いきや、「鵞鳥亭」の様子を見に行った別の調査員からの報告では、建物はシンとして誰もいない幽霊屋敷のごとくだという。


 我々が今一度モノリスのあった場所に行くと、モノリスは消えていてプロレタリアートたちの死骸と思しき残骸があるばかり。


 ここでモノリスの残留思念の影響で、ダムロムとグスタフにいきなり斬りつけられるマロン。攻撃が当たればまず死亡といった状況で、ダムロムは出目が80以上で外れ、グスタフの攻撃は何とか受け流して事なきを得る。


 この日マロン最大のピンチは、仲間(しかも強力な前衛二人)に攻撃されるというあり得ないシチュエーションであった。




 モノリスが消えてしまうとはどうしたことかと頭を悩ませていると、エンゲルの演説があちらの広場で行われているという話を聞き込む。つまりモノリスに宿っていたスケイブン+ティーンチの力がエンゲルの身体を乗っ取り、ミドンヘイムの人々を扇動して駄目な方向に持って行こうとしているのであろう。謎はすべて解けた?


 演説の現場にたどり着いた我々は「革命だ!」を叫んで民衆を扇動しようとしているエンゲルに向かって、「異議あり!」との声を投げかける。


 最初耳栓していたマロンも、エンゲルの服が不自然に盛り上がっているのを見て、「そんなこと言ってるけど、服の下にブルジョワを隠してるわ!」と無茶苦茶な指摘をする。


 だがこれに心動かされた若者が、壇上のエンゲルの服を引っぺがそうとする。不自然に盛り上がった服の下には豪奢な装身具があったりするわけもなく、いきなりティーンチの僕(しもべ)に変異する。


 集っていた民衆の中に仕込まれていたサクラも混沌変異して、現場は大混乱に陥る。


 もはや街を捨てて逃げ出すしかないかと思われたが、ダムロムが「ウルリック神殿に事態をしらせよう」と冷静な判断を示す。


 ウルリック神殿ではこのピンチに、わずか2人の司祭が現場に急行しようとしたため、あわててマロンが押しとどめてパーティーとともに神殿で敵を迎撃する方針に変更する。


 逃げるのはいつでもできるしと、神殿で待ちかまえているとティーンチの僕(ホラー・オヴ・ティーンチ)が4体、混沌変異した怪物が4体襲来し、右往左往する住民を混沌変異させて仲間を増やしつつ前進してくる。


 これにウルリック司祭の「狼の遠吠え(Howl of the Wolf)」や「狼心胎動(Heart of the Wolf)」の魔法援護を受けつつ、パーティーは一致団結して混沌勢力を撃退するのであった。敵がダメージを受けると現世にとどまれずにRealm of Chaosに帰還するという流れだったので、パーティー側には損害らしい損害なく撃退できたのは幸運であった。


 最後にティーンチのグレーター・ディーモン、ロード・オヴ・チェンジへ変異したエンゲル(というかモノリス)の捨て台詞「ミドンヘイム内部崩壊作戦を画策していたのによくも妨害してくれたな…云々」を聞き、きやつが北方に飛び去るのを悔しそうに眺めてEnding…かと思いきや。


 この戦闘で「悪魔殺し」という魔法を発動させるのにティーンチの呪いを引き起こしてしまったハリーは、d1000コース(混沌に冒されて様々なパワーを得たりペナルティが発生したりするランダム表の一番酷いヤツ。『堕落の書』所収)。


 ただし出目は「717」で“再生”というオイシイ能力だ。またまたヤバい本の「我を使って良かったあろう?」という誘惑に首肯せざるを得ない状況に。(アメとムチの)アメが来続けているうちは天国、だよね。


 そして混沌の影響を受けたシングリムは、ロード・オヴ・チェンジの使ってきた呪文「ティーンチの変異」を受けてなぜかこのd1000を三回も振らねばならぬハメに。


 結果、[448] 身体がウジ虫に冒される。2d10(9)で頑健が13%減。[287] 身体が分裂する。耐久力半分ずつでコピーができる。10%の確率で互いに殺意を覚えるも10%以下は出なかった。[863] 身体がナメクジになる。移動力半分+全能力値が1d10%減。


 運命点を使って[448][863]の効果は打ち消すも、「“みきおとミキオ”のように」(by Thorn氏)シングリムが突如双子になってしまう事態に皆目が点になる。いやこのイベントが衝撃的過ぎて、最後にすべて持って行かれた感がある強烈な結末に。パーティー人数6人で始めてイベント発生が原因で意図せず7人で終了するってのは、初めての経験。


【経験点精算】


 全員経験点を300点。活躍したレギウスはさらに100点。




 セッション後は、トゥルカナじじいさんと一緒に夕食。

 飯はまあまあうまかったものの、横の席で60歳前後の家族と思われる爺さんたち、婆さんどもの口汚い会話や喧嘩の有様に、かなり嫌悪感を抱く。さらに帰りの駅構内で堂々と煙草吸いながら歩いてるこれまた初老の男性を見て、殺意を抱く。足立区住民の印象が最悪の方向に振り切れる。


 21時ちょい過ぎには自宅に帰還。


 ともあれウォーハンマーRPGの楽しさを十分に満喫した一日でした。


★キャラクターデータ

GM注:なお、成長の方針はこちらによっていますのでご注意下さい。

■名前
“好奇心猫をも殺す”マロン・レーム


■背景
地図製作レーム工房の出身。
地図製作はデカルトのようにあちこちを渡り歩いて実際の地形を把握することが大事だと教えられ、ムートの外の世界を旅することに。
いきなり外の世界はキツいだろうということで、Fieldwardenで下地を作ってから旅に出た。
紆余曲折あって冒険は強い仲間が不可欠と悟り現在のPartyに潜り込む。ハーフリング地位向上委員会会長にして会員。


■基本的な特徴・設定
種族:ハーフリング
性別:女
身長:3'11"
体重:110
髪の色:黒
瞳の色:暗褐色
容貌特徴:水痘の痕跡
兄弟姉妹の数:1(グラッセ兄さん)
星座:骨鋸(技能と学習の星座)
年齢:20
出生地:ムート


■キャリア
1st: 家内工業人 Tradesman
2nd: 野辺巡視員 Fieldwarden
3rd: 賞金稼ぎ Bounty Hunter
4th: 射手 Targeteer
【射撃技術度】:35%, 【筋力】:10%, 【頑健力】:10%, 【敏捷力】:+25%, 【知力】:+10%, 【意志力】:+20%, 【協調力】:+15%,【攻撃回数】+1, 【耐久力】:+4

武技(+05%):〆
射技(+35%):〆〆□□□□□
筋力(+10%):〆□
頑健(+10%):〆〆
敏捷(+25%):〆〆□□□
知力(+10%):〆〆
意志(+20%):〆〆〆〆
協調(+15%):□□□
攻撃 (+1) :□
耐久 (+4) :〆〆□□


■最初の成長
耐久力+1
敏捷力*1


■経験点
スタート: 1500点
200: キャリア変更
100:2ndキャリア(敏捷力)*1
200:2ndキャリア(射撃技術度)*2
100:2ndキャリア(頑健力)*1
100:1stキャリア(知力)*1
200:2ndキャリア(意志力)*2
100:耐久力+1
100:異能<<早つがえ>>
100:異能<<早抜き>>
100:姿隠し
100:忍び歩き
100:異能<<俊足>>


<1stセッション後> 400点
100:足跡追跡
100:2ndキャリア(武器技術度)*1
100:キャリア変更
100:異能<<射撃術>>
キャンペーン:ウルリックの印(頬)※ウルリック信徒への協調+10%


<2ndセッション後> 700点
100:3rdキャリア(筋力)*1
100:キャリア変更
100:4thキャリア(知力)*2
200:4thキャリア(意志力)*4
100:異能<<射撃威力増大>>
100:4thキャリア(頑健力)*2


【武器技術度】:2d10[13]+10+5(生来の戦士)+5(成長)=33
【射撃技術度】:2d10[15]+30+10(成長)+5(射撃術)=60 ※スリング(ダメージ 1d10 + 4)
【筋力】:2d10[14]+10+5(成長)=29
【頑健力】:2d10[9]+10+10(成長)=29
【敏捷力】:2d10[11](シャリアの慈悲)+30+10(成長)=51
【知力】:2d10[9]+20+5(分別)+10(成長)=44
【意志力】:2d10[19]+20+20(成長)=59 ※混沌耐性に注意!
【協調力】:2d10[13]+30=43 ※ウルリック信徒への協調+10%
【攻撃回数】:1
【耐久力】:10+2(成長)=12
【筋力】ボーナス:2
【頑健力】ボーナス:2
【移動力】:4+1(俊足)=5
【魔力点】:0
【狂気点】:3
【運命点】:1 ※1点はアニーの病気治療に使った


●技能
〈学術知識:系統学紋章学〉上級 [知]
〈言語:ハーフリング語〉上級 [知]
〈言語:ライクシュピール〉上級 [知]
〈察知〉基本 [知]
〈常識:ハーフリング〉上級 [知]
〈職能:料理人〉上級 [知]
〈職能:地図職人〉上級 [敏]
〈職能:代書人〉上級 [敏]
〈姿隠し〉基本 [敏]
〈世間話〉基本 [協]
〈忍び歩き〉基本 [敏]
〈操縦〉基本 [筋]
〈動物の世話〉基本 [知]
〈値切り〉基本 [協]
〈値踏み〉基本 [知]
〈秘密言語:ギルド語〉上級 [知]
〈読み書き〉上級 [知]
〈足跡追跡〉上級 [知]
●異能
《混沌耐性》(ハーフリング)
《特殊武器:スリング類》(ハーフリング)
《夜目》(ハーフリング)
《生来の戦士》(ハーフリング)
《分別》(1stキャリア)
《早つがえ》(2ndキャリア)
《俊足》(2ndキャリア)
《早抜き》(2ndキャリア)
《射撃術》(3rdキャリア)
《射撃威力増大》(4thキャリア)
●装備
・一般的な服(シャツ・ズボン・すりきれたブーツ・ほつれたマントからなる)
ダガー
・毛布を入れた肩掛け鞄
・木製の大型ジョッキ&食器一式
・軽装鎧(レザー・ジャック)胴体+腕:AP+1
・軽装鎧(レザー・フード)頭部AP+1
・スリング(発射体つき)
・ポニー(鞍とハーネスと鞍袋)
クロスボウ(ボルト10本)
・ロープ10ヤード
[財布]24gc, 19s, 1p

*1:ビールの中に良からぬ物質が混入されていた。昨今の食料衛生事情を連想させるイベントである。