『秘術の書』の翻訳作業の際に、訳語の選定などでお世話になりました岡田伸さんが、ブログで『秘術の書』の紹介文を書いて下さいましたのでご紹介〜!
(ありがとうございます!)
岡和田さんチームが担当された『秘術の書』が発売となりました。
『武勇の書』に続くクラス強化本の第2弾で、その名の通り秘術系クラスの新たなクラス特徴、パワー、伝説の道、特技、神話の運命などがテンコ盛りです。日本では発売が前後してしまいましたが、9末発売の『プレイヤーズ・ハンドブック?』に掲載されているソーサラーやバードなどの新クラスに関するコンテンツもあります。
で個人的に、この本の中でもパワーゲーマー的にいちばん「これは来た!」と思うのが特技でして。特に装具に関する特技が凄い。
まずは《二丁装具の術者》。両手でそれぞれ1つずつ装具を使っていると、利き手でない方の装具の強化ボーナスがダメージ・ロールに足せるという。これはつまり、たとえば伝説級の初頭でダメージ+3、神話級のラストまでいけばダメージ+6なわけで、これはでかい。
利き手の装具がスタッフ・オヴ・ルーインだったりした日にゃあ、もう凄いことに。《武器熟練》によるダメージへの特技ボーナスは武器を装具として使った場合にもつきますから、《武器熟練:スタッフ類》をとると、えーと神話級ラストでは………強化ボーナス+6、スタッフ・オヴ・ルーインのアイテム・ボーナス+6、《二丁装具の術者》で+6、特技ボーナス+3=+21!?
そうか『二つの塔』でサルマンが杖を二本持ってガンダルフに迫ってきたのはこれだったんだな!(たぶん違います)
ソードメイジもこの特技をふまえるならダブル・ソードや二刀流が有りかもしれません。フルブレードを使う場合に比べると[武器]パワーの威力は落ちますが、[装具]パワーのダメージは増えますし、防御の特性を持つ武器を使って《二刀流》、《二刀の守り》と伸ばせば防御値もかなりのものです。特技の数はかかりますが、バスタード・ソードにスパイクト・シールドってのも有りなのかな。スパイクト・シールドは軽刀剣類だし。
次にさらっと凄いことが書いてあるのが《秘術装具習熟》。自分以外の任意の秘術系クラスの装具を1つ選んで使えるようになるというもの。ソードメイジがいるからどんな秘術系クラスでも刀剣類を装具に使えるようになりますし、スタッフ・オヴ・ルーインを振り回すウォーロックも作成可能。
ウィザードからローグのマルチクラス特技をとってダガー・マスターに進み、遠隔範囲攻撃が18〜20でクリティカルとかもロマンですね。使うのはもちろんヴィシャスかブラッドアイアンのダガーで。
うーん、この2つの特技があるだけで、秘術系クラスの装備のスタイルとかだいぶ変わるなあ。
あと今回熱いなと思ったのがソーサラー・マルチクラス特技の《ソーサラーの魔力》。ダメージに【筋力】か【敏捷力】が足せる! 伝説級マルチクラスが条件なんですが、これならやる価値がありますよ!
やるとしたらフェイの契約のウォーロックで【敏捷力】と【魅力】にかけるあたりかな。『秘術の書』のパワーも入れれば、【魅力】で攻撃するパワーの選択肢も広がりますし、マルチクラス先がソーサラーだから、そっちのパワーも【魅力】でいけるし。
あ、バードからも行けるのか。ソーサラーのパワーをうまく選べば、攻撃型ウィザードもあり?
私の好きな特技は、《戦闘の名演奏家》と、《呪文威力拡散》ですね。
前者はバード用なので、今月末の『プレイヤーズ・ハンドブック2』を待つ必要がありますが。それでも、バードはこの特技で大幅強化されます!