だいぶ時間が経過してしまいましたが、「D&D小説がよくわかるコンベンション」にDM参加しました。『シャーンの群塔ふたたび』と題したシナリオを遊びました。
この方法は、小説でキャラがつかめているのでプレイヤーのノリがダントツ。特にレイを担当したほりびさんが活き活きとしていて素晴らしかった。
だいたの小説の8割くらいは(上下巻で分厚いのに)一日のセッションで消化できたのでした。
内容は、「塔の街」シャーンを縦横無尽に歩き回るというものなのだけれども、行ったところを地図で図示しておくと臨場感が生まれましたた。
ただどうしてもフラグ形式で運用をすると全部回れないので、このシナリオ独自の苦肉の策を充てることになりました。それは、PCに化けた伏線回収隊の登場です。
伏線回収隊は、チェンジリング(ドッペルゲンガーの末裔)の一隊で、小説でPCたちがこなしたはずの事件をわざわざ引き起こしてくれて脱線を最小限に留めてくれるというもの。
もちろん、出しゃばりすぎないように気をつけました。そして最後には、チェンジリングがあっと驚く展開を引き起こしてくれるというもの。
セッション・ハンドリングがうまく成功したので、結果的に『シャーンの群塔』を題材とした、PCたちとDMたちの「共同ゲームデザイン」が成立しえたのではないか、と思っております。
で、これは実はRPGの形をとった、『シャーンの群塔ふたたび』の再読(リ・リーディング)の試みだったりした次第です。
イベント終了後も、ゲストで来られてた「ホワイト・プルーム・マウンテン」の下訳者にして「アイスウィンド・サーガ 暗黒竜の冥宮」「同 冥界の門」訳者の府川由美恵さんとお話しができたのも収穫でした。
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D&Dノベル シャーンの群塔 下 [ドリーミング・ダーク第1部] (HJ文庫G)
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