「すばる」2015年9月号に、青木淳悟『匿名芸術家』の書評「「饒舌なスフィンクス」からの挑戦状」を寄稿いたしました。わかる人は、このタイトルだけで何に引っ掛けたかがわかる、はず! また、扱うテクストの性質上、私の書評も「青木淳悟――ネオリベ時代の新しい小説(ヌーヴォー・ロマン)」(『社会は存在しない』所収)の延長線上にある仕事となりました。加えて書いておくと、本稿は横道仁志さんのジーン・ウルフ『新しい太陽の書』レビュー(「SFマガジン」2015年6月号)に一部インスパイアされた部分があり、同時に返歌にもなっていることを、感謝の気持ちを込めて添えておきます。
なお、本稿には一箇所、以下のようなミスが出ています。
●P.417、中央段、13行目
×権威【るび:オーソリリティ】
↓
○権威【るび:オーソリティ】
確認したら入稿したもとの原稿では合っていたので編集過程上のミスかと思われますが、書評の内容からして、題材が招いた“引っ掛け”なのかもしれないと、不謹慎にもつい思ってしまいます。
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