「図書新聞」2018年1月20日号に「〈世界内戦〉の文芸時評 第三五回 拡張現実を過去にも適用する、「弱い」インターフェイス」が掲載

 「図書新聞」2018年1月20日号に「〈世界内戦〉の文芸時評 第三五回 拡張現実を過去にも適用する、「弱い」インターフェイス」が掲載されました。今回は前置きなしで以下の作品――たくさんあります――を取り上げました。

小山田浩子「家グモ」(「文學界」)
・小山鉄郎「又吉直樹論――創造と破壊の神々」(「文學界」)
藤崎彩織SEKAI NO OWARIのキーボード)『ふたご』(文藝春秋
・宮内悠介「ディレイ・エフェクト」(「たべるのがおそい」)
・マルセル・シュオッブ「眠れる都」(西崎憲訳、「たべるのがおそい」)。
・沼田真佑「夭折の女子の顔」(「すばる」)
・国分拓「ノモレ 第一部 救世主の山へ」(「新潮」)
古川日出男「おおきな森」(「群像」)
・ケン・セント・アンドレ「グリフィン・フェザーズ」(柘植めぐみ訳、「トンネル・ザ・トロール・マガジン」Vol.3、4)
・河粼秋子「南北海鳥異聞」(「小説すばる」)
宮澤隆義「必然性の転移――三島由紀夫武田泰淳」(「群像」一七年一二月号)
浜崎洋介「観念的な、あまりに観念的な――戦後批評の「弱さ」について」(「すばる」)
・テッサ・モーリス-スズキ「アジア太平洋戦争における日本軍と連合国軍の「慰安婦」(『慰安婦問題の境界を越えて』(寿郎社))
・デボラ・E・リップシュタット×木村草太「否定論者を否定するには」(「すばる」)
高行健「日本の読者へ いまこそ文芸復興を!」(関根謙訳、「三田文學」)
劉暁波による妻・劉霞との往復詩編(訳 劉燕子、「三田文學」)
笙野頼子「九月の白い薔薇――ヘイトカウンター」(「群像」)
・土橋芳美『痛みのペンリウク 囚われのアイヌ人骨』(草風館)
・植木哲也『新版 学問の暴力 アイヌ墓地はなぜあばかれたか』(春風社
山本貴光『文学問題(F+f)+』(幻戯書房
宇波彰ラカン的思考』(作品社)
山口直孝橋本あゆみ+石橋正孝編『歴史の総合者として 大西巨人未刊行批評集成』(幻戯書房

 また、小山田浩子「穴」、小松左京「地には平和を」『果てしなき流れの果に』、クァンタン(カンタン)・メイヤスー、高野秀行『巨流アマゾンを遡れ』、小島信夫アメリカン・スクール」、大城立裕「カクテル・パーティー」、ジョン・バンヴィル『無限』等に言及。