「図書新聞」2019年5月25日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第五一回 「令和」にリセットされない推進力を確保せよ!」が掲載

 早いところでは本日から購入できる「図書新聞」2019年5月25日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第五一回 「令和」にリセットされない推進力を確保せよ!」が掲載されています。新元号に関する狂騒の性質を分析・批判しつつ、以下の作品を取り上げました。
・伊藤浩子『たましづめ/夕波』(思潮社
火野葦平天皇組合』(河出書房新社)および陣野俊史・高沼利樹の解説
笙野頼子の新連載「会いに行って――静流藤娘紀行」(「群像」)
・澤田展人『ンブフルの丘』(北海道新聞文学賞受賞作、北海道新聞社)
・奥野佐世子「逃げ水は街の血潮」(文學界新人賞受賞作)
・田村広済「レンファント」(文學界新人賞受賞作)

 また、山城むつみ「文学のプログラム」、藤枝静男「風景小説」、見延典子『もう頬づえはつかない』などにも触れています。
 今回は、新元号の問題をしっかり分析したこともあって、取り上げる作品数は少なめです。次号に回したものもありますので、そちらもお待ちください。
 コンビニでのダウンロード購入は明日からですが、このたび、ローソンとファミリーマートに加え、セブンイレブンでもダウンロード購入が可能になりました。
My latest monthly literary review has just published on Book Review Press 05/25/2019. It criticize about new Japanese era severely.