「図書新聞」2016年5月21日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第15回 文学を脱政治化する、「別の政治」を可視化する試み」が掲載されています。

 ブログでの告知が遅くなりましたが、「図書新聞」2016年5月21日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第15回 文学を脱政治化する、「別の政治」を可視化する試み」と題し、目取真俊不当逮捕ヘイトスピーチ法案に絡めまして、以下の作品を取り上げています。電子版もありますので、どうぞご利用ください。月刊連載の悲しさか、ヘイトスピーチ法案に関する情報はタッチの差でタイムラグが出てしまった感もありますが、今後解決すべき課題として、根本的な部分は通用するものと思います。
 しかし、今月扱った文芸誌は、なんと8誌ですぜ!

中島一夫「復讐の文学――プロレタリア文学者、中村光夫」(「子午線」)
笙野頼子「ひょうすべの約束」(「文藝」)
・「群像」「絵本 グリム童話」特集
浜崎洋介「小説の運命」(「新潮」)
・藤代淑子「あるく女」(三田文学新人賞佐伯一麦奨励賞受賞作)
・萩原美和子「受胎」(三田文学新人賞いしいしんじ奨励賞受賞作)
・砂川文次「市街戦」(文學界新人賞受賞作)
渡辺勝也「人生のアルバム」(文學界新人賞受賞作)
・大前粟生「彼女をバスタブにいれて燃やす」(「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」公募プロジェクト最優秀作)
谷崎由依「天蓋歩行」(「すばる」)
・チャイナ・ミエヴィル「ノスリの卵」(日暮雅通訳、「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」)

 その他、田中均『ドイツ・ロマン主義美学』、ジーン・ウルフ佐藤哲也/仙田学作品、高橋弘希『指と骨』、ブライアン・オールディス『地球の長い午後』、ラリイ・ニーヴン『インテグラル・ツリー』についても言及いたしました。

子午線―原理・形態・批評〈Vol.4〉

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群像 2016年 05 月号 [雑誌]

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新潮 2016年 05 月号 [雑誌]

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三田文学 2016年 05 月号 [雑誌]

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文學界2016年5月号

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GRANTA JAPAN with 早稲田文学 03

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すばる 2016年05月号[雑誌]

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