「図書新聞」2020年9月12日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六七回 奴隷根性を捨て、「主人持ちの文学」のレッテルをも拒否していくために」が掲載

 発売中の「図書新聞」2020年9月12日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六七回 奴隷根性を捨て、「主人持ちの文学」のレッテルをも拒否していくために」が、掲載されています。第二次安倍政権の終焉と周庭の逮捕について論じ、以下の作品を取り上げています。


・時田優子『生保レディのリアル——私の「生命保険募集人」体験記』(共栄書房)
・片岡大右「未来を開く——デヴィッド・グレーバーを読む」 (「群像」)
・佐久間裕美子「BLMによせて—— 再編される歴史のストーリーライン」(「新潮」)
宗近真一郎『詩は戦っている。誰もそれを知らない。』(書肆山田)
・髙鸞石「短詩連作「東京虞輪」36句」(セブンネットプリント)
水原涼「飛砂」(「文學界」)
・小林坩堝「記憶と書記——『組曲 わすれこうじ』」書評」(「文學界」)
・川勝徳重「野豚物語」(「トーチweb」)
日比嘉高パンデミック小説の地図を書く」(「すばる」)
・山崎佳代子「白い仔羊、黒い仔羊 セルビア・ コロナ日誌」(「現代詩手帖」二〇二〇年七月号)
・利玉芳「春の吶喊——新型コロナウイルスと 「笠」社の詩人たち」(池上貞子訳) (「現代詩手帖」二〇二〇年七月号)
・佐藤普美子「中国の詩人は今、何を書くのか」(「現代詩手帖」二〇二〇年七月号)
・三木直大「台湾現代詩をめぐる歴史記憶とその表象——『日曜日式散歩者』から『現代派在野外』まで」 (アジア社会文化研究)
・柳瀬善治「雑誌『台湾愛国婦人』における 演芸速記について——講談『愛国婦人』における新選組「幕長戦争」表象を中心に」(「アジア社会文化研究」)
・善野烺『旅の序章』(解放出版社)
・川口隆行「動物たちの原爆文学——『原爆詩集』試論」 (「エコクリティシズム・レビュー」)
ナタリー・サロート『子供時代』(湯原かの子訳、幻戯書房

 
 その他、篠田節子「夏の災厄」、テジュ・コール「苦悩の街」、峠三吉等に言及しています。

 

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