『GAME JAPAN』3月号より、『ウォーハンマーRPG』リプレイ「魔力の風を追う者たち」の連載が始まります


 宣伝ばかりで、ごめんなさい。でもでも、ついに、ついに連載が始まってしまうのです!


 コンピュータ・ゲームもあれば、ボードゲームやカードゲーム、もちろんテーブルトークRPGの記事も掲載されているという贅沢な雑誌、月刊『GAME JAPAN』(ホビージャパン)。


http://www.hobbyjapan.co.jp/gamejapan/


 その3月号(1月30日発売予定)にて、私の手になる『ウォーハンマーRPG』のリプレイ「魔力の風を追う者たち」の連載第1回「破滅の天使」が掲載されます。もちろん、シナリオはオリジナル。私が最近創ったRPGのシナリオのなかでも、屈指の自信作です。


 『ウォーハンマーRPG』に関しましては、Wikipediaで簡単なアウトラインがわかります。
 コミックの『ベルセルク』のような頽廃的なダイナミズムが思う存分体験できつつ、ブラム・ストーカー賞作家ジャック・ヨーヴィルキム・ニューマン)の本格幻想ミステリ小説『ドラッケンフェルズ』て提供されるような奥深い物語をも許容する懐の深さが楽しいRPGです。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BCRPG


 今回の連載では、有能なプレイヤーたちが快く参加を承諾してくれました。みんなチャンネルの広い人ばかりで、大人のプレイヤーが「アティテュード」として『ウォーハンマーRPG』というホビーを選択しているという雰囲気が、鼻につかない形で出ているのではないかと思っています。


 また、新作サプリメント『魔術の書』(2月15日発売予定)の設定を、いち早く取り入れているのも読みどころだと言えるでしょう。
 なんといっても、パーティ構成が人間の中堅魔術師が2人、人間の魔女(似非魔術師の上級クラス)、ドワーフのルーン鍛冶という変則的な構成になってます。知っている人は、これだけで驚かれるのではないかと。「史上空前、前代未聞の、魔術師パーティによるRPGリプレイ、ここに開幕!」というキャッチが躍っています(笑)


 『ウォーハンマーRPG』らしさ、中世からルネッサンス期にかけてのヨーロッパ(とりわけ主な舞台となるエンパイアは「神聖ローマ帝国」と呼ばれた頃のドイツが意識されている模様です)をモデルにした濃厚かつ頽廃的な雰囲気を「活かす」ことにも心を配りました。もともと私は、古典的なドイツの小説や戯曲を趣味でたくさん読んでいるのですが、そうしたテイストを盛り込めないか、腐心してあります。
 あと、ストーリーをきちんと作ることにも気を遣いました。やはり、ストーリーは大事だと思うのですよ。ゲームならではの双方向性を活かした形のうえですけれども。


 結果、なんとか1セッション、ストーリーやロールプレイを殺さずに、まるまるリプレイとして紙面に納めることができました。 ぜひ観てみて下さい!


GAME JAPAN (ゲームジャパン) 2008年 03月号 [雑誌]

GAME JAPAN (ゲームジャパン) 2008年 03月号 [雑誌]

魔術の書:レルム・オヴ・ソーサリー (ウォーハンマーRPGサプリメント)

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ウォーハンマーノベル ドラッケンフェルズ (HJ文庫G)

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