2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

金子遊『辺境のフォークロア:ポスト・コロニアル時代の自然の思考』(河出書房新社)の書評を時事通信に寄稿しました。

映画作家・批評家として知られる金子遊さん初の単著『辺境のフォークロア:ポスト・コロニアル時代の自然の思考』(河出書房新社)の書評を、時事通信に寄稿しました。昨日24日付けで配信され、今週末から全国の地方紙に掲載されます。いい本なので、読んで…

『北の想像力』SF大賞最終候補作応援キャンペーン

文京区白山にある選書ストア「双子のライオン堂」にて、『北の想像力』が日本SF大賞最終候補になったことを記念し、フェアを開催してくださっています。 SF大賞最終候補作応援キャンペーンとして、 発表日の2/21正午までに双子のライオン堂で購入予約および…

「伊藤計劃以後」を扱う批評・論考リスト

●岡和田晃がこれまで書いた「伊藤計劃以後」を扱う論考 ・「「伊藤計劃以後」と「継承」の問題――宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』を中心に」(『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』*) ・「「伊藤計劃以後」とハイ・ファンタジーの危機」(「…

限界研(限界小説研究会)を離れることになりました。

私は2008年から縁あって批評家集団「限界研(旧・限界小説研究会)」の月例研究会へ参加するようになり、共著『社会は存在しない セカイ系文化論』(2009)、『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』(2010)、『21世紀探偵小説 ポスト新本格…

「伊藤計劃以後」とは何か

※本稿は2013年10月5日に開かれたトークイベント「限界研【編】『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』刊行記念 未来を産出(デリヴァリ)するために 〜新しい人間、新しいSF〜」の来場者に配布された資料の再掲です。イベント自体は満席で追加の席も用…

『SFが読みたい! 2015年版』にランクインしました&投票しました

早川書房のランキング本『SFが読みたい! 2015年版』が発売されました。こちらの国内編8位に岡和田晃の編著『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社)、同じく国内編19位に岡和田晃の単著『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計…

酉島伝法『皆勤の徒』――〈日本的ポストヒューマン〉の脱構築(デコンストラクション)

※本稿は「伊藤計劃を読むためのn冊」(『Genkai vol.3』収録、2013年11月)の再掲である。 『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』は、序文にある〈日本的ポストヒューマン〉というのが、ひとつのテーマになっている。しかし、このテーマを今ひとつ…

「SFマガジン」2012年7月号「特集:スチームパンク・レボリューション」レビュー

※本稿は、「限界研blog」で2012年6月20日に公開されたものの再掲である。 私は同会についてはすでに退会済であるが、書いた記事について有効性は失われていないものと判断した次第である。 「SFマガジン」2012年7月号「特集:スチームパンク・レボリューショ…

八杉将司作品リスト

※以下は、トークイベント「未来を産出(デリヴァリ)するために」@ジュンク堂池袋で当日、配布した資料である。『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』刊行記念イベント 未来を産出(デリヴァリ)するために〜新しい人間、新しいSF〜 at ジュンク堂…

「ハイ・ファンタジー」というイメージの遍歴――映画『ホビット 思いがけない冒険』

※本稿は2013年1月9日に「限界研Blog」に発表した原稿の再掲である(なお、岡和田晃は限界研を退会済み)。 映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の完結から10年あまりが経過し、ようやく、J・R・R・トールキンの世界を舞台にしたピーター・ジャクソン監督…

『向井豊昭の闘争』のエラッタ(2015.02.02最終更新)

こちらにはエラッタ(訂正記事)として、『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』の判明した誤記や、校正の反映漏れ等を記します(必要に応じ、更新される予定です)。読者の皆さまにはご不便をおかけして申し訳ございませんが、同著を…

Analog Game Studies第17回〜20回読書会報告&新体制のお知らせ、各種活動報告

すべての記事に関わっておりますので、こちらのブログで随時紹介してはいなかったのですが……私が主催しているゲーム研究・実践団体Analog Game Studiesの第17回から第20回読書会報告に新体制のお知らせ、そして各種活動報告が更新されています。一つの節目を…