2016-01-01から1年間の記事一覧

「SF Prologue Wave」2016年6月20日号に仙田学「鬼門コンパ」と『エクリプス・フェイズ』情報が掲載

最新号の「SF Prologue Wave」2016年6月20日号にて、仙田学「鬼門コンパ」の編集を担当しました。伝説のカルト映画「鬼畜大宴会」を彷彿させる光景ですが、思わぬ展開が待っています。何よりもまず、この描写の密度! ・仙田学「鬼門コンパ」(1) http://pr…

国士舘大学アジア・日本研究センターの「Asia Japan Journal」11号に記録が掲載

国士舘大学アジア・日本研究センターの「Asia Japan Journal」11号(2016年3月)に、昨年、岡和田晃がディスカッサントとして参加した「インドにおける日本研究の現在」の記録を掲載いただいています。コーディネートしていただいた目野由希さんに感謝。

『モンロー・ドクトリンの半球分割』

彩流社さんから、『モンロー・ドクトリンの半球分割』をご恵贈いただきました。 モンロー・ドクトリンの半球分割: トランスナショナル時代の地政学作者: 下河辺美知子出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2016/06/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) …

「季報 唯物論研究」135号に新作批評「African American Agaginst the Bombと運動史の陥穽、〈核〉のイメージ批判について」を寄稿いたしました。

「季報 唯物論研究」135号に、批評「African American Agaginst the Bombと運動史の陥穽、〈核〉のイメージ批判について」を寄稿いたしました。特集枠とは別の、yuiken交差点という自由欄であります。Vincent.R.Intondiの『African American Against the Bom…

『アステロイド・ツリーの彼方へ』

東京創元社さんから、『アステロイド・ツリーの彼方へ 年刊日本SF傑作選2015』をご恵贈いただきました。ここには「SF Prologue Wave」より、林譲治さんの「ある欠陥物件に関する関係者への聞き取り調査」が掲載されています。 アステロイド・ツリーの彼方へ …

「図書新聞」2016年7月9日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第17回 表象の奈落を凝視し、そこから一歩踏み出す開拓文学」が掲載

本日発売の「図書新聞」2016年7月9日号に連載「〈世界内戦〉下の文芸時評」の第17回「表象の奈落を凝視し、そこから一歩踏み出す開拓文学」が掲載されています。今回はバラク・オバマの広島訪問、沖縄の殺人・強姦致死事件などから始まり、以下の作品を取り…

『眠りなき夜明け』

寿郎社さんから、高城高『眠りなき夜明け』をご恵贈いただきました。寿郎社にハードボイルドの父祖とは、絶好の取り合わせですね。 眠りなき夜明け作者: 高城高出版社/メーカー: 寿郎社発売日: 2016/06/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

『エクリプス・フェイズ』、いよいよ発売です!!

お待たせしておりましたポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』日本語版ルールブックが、いよいよ明日2016年6月30日に発売されます。エクリプス・フェイズ (Role&Roll RPG)作者: ロブ・ボイル,朱鷺田祐介,岡和田晃,待兼音二郎,エクリプス・フェイズ翻…

岡和田が『虐殺器官』読書会で参加者の声を無視した、というデマについて

Twitter上にて“岡和田が自分の主催した『虐殺器官』読書会で参加者の声を圧殺し、「自分なりの伊藤計劃論を書きたかったから無視した」との開き直った理由づけをしていた”という趣旨の発言が流れていると、心配した友人が私に教えてくれました。 しかしなが…

「北海道新聞」2016年5月27日号に横道仁志「桜庭一樹――流氷の海の漂流者たち」が掲載されました。

日本SF大賞最終候補作となり、星雲賞参考候補作にもなった『北の想像力』ですが、そのコンセプトを受け継いだ連載を「北海道新聞」夕刊で月1回のリレー連載という形にて展開開始しています(2015年4月21日の「北海道新聞」夕刊より)。「現代北海道文学論 「…

『旋舞の千年都市』

東京創元社さんから、イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市』(下楠昌哉訳)上下巻をご恵贈いただきました。 旋舞の千年都市〈上〉 (創元SF文庫)作者: イアン・マクドナルド,鈴木康士,酉島伝法,下楠昌哉出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2016/05/30メデ…

「すばる」2016年7月号に「歴史修正主義に抗する、先住民族の「生存の歴史」 津島佑子『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』」を寄稿しました。

集英社の文芸誌「すばる」2016年7月号に、「歴史修正主義に抗する、先住民族の「生存の歴史」 津島佑子『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』」を寄稿しました。通常、「すばる」に書く書評の2倍以上の紙幅で『ジャッカ・ドフニ』の意義を、アイヌ民族否定論…

『ドン・キホーテの消息』

樺山三英さんから、『ドン・キホーテの消息』(幻戯書房)をご恵贈いただきました。出版が実現したとは感無量! ドン・キホーテの消息作者: 樺山三英出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2016/05/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (8件)…

「ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち」に「アリス&クロード・アスキューと思弁的実在論(スペキュレイティヴ・リアリズム)――《幽霊狩人カーナッキ》の系譜から逸脱、パラノーマルなオカルト探偵」を寄稿しました。

「ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち」に批評文「アリス&クロード・アスキューと思弁的実在論(スペキュレイティヴ・リアリズム)――《幽霊狩人カーナッキ》の系譜から逸脱、パラノーマルなオカルト探偵」を寄稿しました。ニール・ゲイマン、…

『JUST IN SF』

牧眞司さんから、『JUST IN SF』(本の雑誌社)をご恵贈いただきました。 JUST IN SF作者: 牧眞司出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2016/05/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る

「図書新聞」2016年6月11日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第16回 ヒストリオグラフィーからメロドラマ性を剥ぎ取る、直喩としての建築」を寄稿しました。

「図書新聞」2016年6月11日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評」の第16回「ヒストリオグラフィーからメロドラマ性を剥ぎ取る、直喩としての建築」を寄稿しております。前回に続く形で、ヘイトスピーチ解消法の成立から切り込んでおります。電子版もアクセスで…

『テロルの伝説 桐山襲烈伝』

陣野俊史さん、河出書房新社さんから、『テロルの伝説 桐山襲烈伝』をご恵贈いただきました。これはすごい! テロルの伝説:桐山襲烈伝作者: 陣野俊史出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/05/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る

2016年6月5日(日)のSF乱学講座はナーヘド・アルメリさんによるシリアについての講演です。

すでに筑波大学比較・理論文学会の公式Weblogでも告知が出ていますが、6月5日(日)18:15から、東京・高井戸にて、筑波大学比較・理論文学会の学術誌「文学研究論集」34号に、「金子みすゞの「イマジネーション」――西條八十によるみすゞの評価を出…

『盗まれた廃墟 ポール・ド・マンのアメリカ』

巽孝之さんから、『盗まれた廃墟 ポール・ド・マンのアメリカ』をご恵贈いただきました。 盗まれた廃墟: ポール・ド・マンのアメリカ (フィギュール彩)作者: 巽孝之出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2016/05/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を…

「SF Prologue Wave」2016年5月20日号が公開されています。

日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」2016年5月20日号が公開されています。目次は下記の通り。今月はなんと、『エクリプス・フェイズ』小説が2本も公開されています! 浦浜圭一郎さんの「ヘルハウス」と、朱鷺田祐介さんの「10年目の贈り…

『ソラシノビ』、『アタッケ』、『知ったか映画研究家スペシャル!』

グループSNE/cosaicさんから、新作『ソラシノビ』、『アタッケ』、『知ったか映画研究家スペシャル!』をご恵贈いただきました。 ソラシノビ出版社/メーカー: コザイク(cosaic)発売日: 2016/04/30メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログ (1件) を…

「Role&Roll」Vol.140は『エクリプス・フェイズ』特集です。

月刊ベースで刊行されるアナログゲーム総合情報書籍「Role&Roll」Vol.140は、『エクリプス・フェイズ』特集です。 内容については、同時期に公開された「SF Prologue Wave」に私が寄稿した紹介に詳しいので、そちらを全文引用し、紹介させていただきます。 …

『フィクションは重なり合う』

シノハラユウキさんから、『フィクションは重なり合う――分析美学からアニメ評論へ』をご恵贈いただきました。 フィクションは重なり合う: 分析美学からアニメ評論へ作者: シノハラユウキ出版社/メーカー: logical cypher books発売日: 2016/05/02メディア: K…

「新潮」2016年6月号に「「がんばれニッポンっ!」という空白を埋める――木村友祐『イサの氾濫』書評」を掲載いただきました。

「新潮」2016年6月号に、「「がんばれニッポンっ!」という空白を埋める――木村友祐『イサの氾濫』書評」を掲載いただきました。 「時事通信」に寄稿した『イサの氾濫』書評とは、別個のアプローチを試みてみました(「時事通信」の書評は、福井新聞、河北新…

『あの頃、俺たちは事件記者だった』

藤田印刷の藤田卓也さまより、ご恵贈いただきました。 あの頃、俺たちは事件記者だった作者: 錦織俊一,亀山良三,林芳朗,合田一道出版社/メーカー: 亜璃西社発売日: 2016/04/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る

「北海道新聞」2016年4月21日夕刊に「小笠原賢二――戦後世代が見た風景」(石和義之)が掲載されました。

日本SF大賞最終候補作となり、星雲賞参考候補作にもなった『北の想像力』ですが、そのコンセプトを受け継いだ連載を「北海道新聞」夕刊で月1回のリレー連載という形にて展開開始しています(2015年4月21日の「北海道新聞」夕刊より)。「現代北海道文学論 「…

「北海道新聞」連載「現代北海道文学論 「北の想像力」の可能性」がウェブ公開開始

5月頭より、2015年4月より「北海道新聞」にて月1リレー連載している(私は監修をさせていただいています)「現代北海道文学論 「北の想像力」の可能性」が、道新のウェブサイトでデジタル化されております。過去の記事も、すべて読むことができます。「北海…

「片隅」2号

震災にも負けず、九州からエネルギッシュな贈り物が届きました!

蓮實重彦「伯爵夫人」三島賞会見騒動(?)

物書きは24時間物書きとして扱われるというか、葬儀で集まった親族に、蓮實重彦「伯爵夫人」の三島賞受賞の報について訊かれました。で、SNSを見てみてみたら、蓮實重彦愛のないコメントばかりで辟易。あれで驚くということは、本当に蓮實重彦って読まれなく…

「図書新聞」2016年5月21日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第15回 文学を脱政治化する、「別の政治」を可視化する試み」が掲載されています。

ブログでの告知が遅くなりましたが、「図書新聞」2016年5月21日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第15回 文学を脱政治化する、「別の政治」を可視化する試み」と題し、目取真俊の不当逮捕やヘイトスピーチ法案に絡めまして、以下の作品を取り上げています。電…