2020-01-01から1年間の記事一覧

第41回日本SF大賞推薦文&『コッロールの恐怖』エントリー入り

第41回日本SF大賞に、岡和田晃は以下の5作の推薦文をエントリーいたしました。 ・藤原龍一郎『202X』 藤原龍一郎は、青少年時代からの熱心なSFファン活動でも知られており、その作風もSF・ファンタジーと縁が深い。流麗かつ耽美な幻想俳人・藤原月彦名義…

「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」No.84「悪の方程式〜善を疑え!!」 に「古川日出男『砂の王』と輻輳する「悪」」、「山野浩一とその時代(13)原案・原作・脚本をつとめた『戦え! オスパー』」を寄稿

「TH No.84「悪の方程式〜善を疑え!!」 2020/10/28ごろ店頭へ! - アトリエサード Atelier Third 発売中です。岡和田晃は、「古川日出男『砂の王』と輻輳する「悪」」、「山野浩一とその時代(13)原案・原作・脚本をつとめた『戦え! オスパー』」を寄稿し…

「現代詩手帖」2020年11月号の特集に、論考「もう一つの「二十世紀日本語詩」史」を想起せずにはいられない」を寄稿

発売されたばかりの「現代詩手帖」2020年11月号の特集に、6ページにわたる論考「もう一つの「二十世紀日本語詩」史」を想起せずにはいられない」を寄稿しています。 生活詩の翼賛化、「戦後詩」をめぐる桎梏の空洞化、揶揄表現の「ポエム」問題等から、〈動…

向井豊昭の単行本未収録小説「チカパシ祭り」(1967)、幻戯書房noteで全文無料公開

シミルボンでの『骨踊り』の刊行記念鼎談の全文採録完結を記念しまして、「現代のアイヌ」をめぐる状況についての複雑な問いを正面から扱う、向井豊昭の個人誌「手」7号(1967年、30部発行)掲載の既刊未収録短篇「チカパシ祭り」(伴仄生名義、約100枚)を…

新作ゲームポエム『殿、粗相でござる』をnoteで無料公開(学生最優秀作の改訂版)

noteで新作ゲームポエム『殿、粗相でござる』を無償公開しました。本作は、東海大学文芸創作学科で2020年春学期に岡和田晃が開講したゲームデザイン論での課題レポートの最優秀作を改訂し、当人(出島将大さん)の許諾を得て掲載したものです。 ポイントはと…

児童文学・ミステリ作家、齊藤飛鳥さんによる『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』第2版のソロアドベンチャー「盗賊都市からの逃亡」リプレイ

おなじみ作家の齊藤飛鳥さんが、今度は『アドバンスト・ファイティング・ファンタジー』第2版のソロアドベンチャー「盗賊都市からの逃亡」(作:友野詳、「ウォーロック・マガジン」Vol.7掲載)のリプレイを書いてくださいました。 同号所収の「ソーサラー・…

「図書新聞」2020年10月31日号に、秋草俊一郎『「世界文学」はつくられる――1827-2020』(東京大学出版会)の書評「「世界文学」の編集力学を追い、新たな「読みのモード」をも示唆する」が掲載

発売中の「図書新聞」2020年10月31日号に、秋草俊一郎『「世界文学」はつくられる――1827-2020』(東京大学出版会)の4000字強のロング書評「「世界文学」の編集力学を追い、新たな「読みのモード」をも示唆する 英語圏と露語圏、理論と実証の双方から〈大人…

「部落解放」2020年11月号に竹内渉『戦後アイヌ民族活動史』(解放出版社)の書評を寄稿

「部落解放」2020年11月号の見本が届きました。私は竹内渉『戦後アイヌ民族活動史』(解放出版社)の書評を書きました。ウポポイにかこつけた最近のヘイトの蔓延も批判しつつ、この書評を読んでから竹内さんの本を読むと内容の理解が進む……そんな書評を目指…

「Role&Roll」Vol.193に、『エクリプス・フェイズ』の1人用“超”入門ミッション「流れよわが涙、と監視官は言った」が掲載

発売中の「Role&Roll」Vol.193に、『エクリプス・フェイズ』の1人用“超”入門ミッション「流れよわが涙、と監視官は言った」が掲載されています。ルールブック不要、簡易ルールとサンプル・キャラクターが付属しており、単体で遊べて世界観を学べるポストヒュ…

詩誌「壘」第6号に形而上詩の新作「ジェイムズ翁のトールテール」を寄稿、ほか

詩誌「壘」第6号(壘の会、有限会社ネオセントラル、2020年10月15日号)が発行されました。私は現代詩(形而上詩)の新作「ジェイムズ翁のトールテール」を寄せています。今回はシュルレアリスムをより積極的に参照し、技術水準をあげるべく腐心しました。 …

紅野謙介・内藤千珠子・成田龍一編『〈戦後文学〉の現在形』(平凡社)に「津島佑子」と「震災と文学」を寄稿

紅野謙介・内藤千珠子・成田龍一編『〈戦後文学〉の現在形』(平凡社)の見本が届きました。37名の論者が60作品を論じています。私は、「津島佑子『狩りの時代』 作家の芯にある「夢」で差別という「陵辱」を退ける」、「コラム 震災と文学」の項目を担当し…

「Role & Roll」Vol.192「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ カーニバルを止めるな!」の紹介が、「SF Prologue Wave」に掲載

月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.192「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ カーニバルを止めるな!」の紹介が、「SF Prologue Wave」に掲載されました。 sfwj.fanbox.cc

「十勝毎日新聞」2020年8月29日、「島根日日新聞」2020年9月15日に、佐々木敦『これは小説ではない』(新潮社)の書評「ジャンルの外から立ち返る」の掲載

「十勝毎日新聞」2020年8月29日、「島根日日新聞」2020年9月15日に、私が書いた佐々木敦『これは小説ではない』(新潮社)の書評「ジャンルの外から立ち返る」の掲載確認が取れました(以前紹介した、時事通信への寄稿です)。 島根日日新聞

「図書新聞」の2020年10月17日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六八回 周縁化された「原型」をもって、格差をもたらす構造を解体せよ!」が掲載

発売中の「図書新聞」の2020年10月17日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六八回 周縁化された「原型」をもって、格差をもたらす構造を解体せよ!」が掲載されています。「安倍晋三」の次の政権の「自助」をさせる姿勢や日本学術会議の任命拒否事件を批判…

形而上詩誌「白亜紀」158号に「斧と逢引」を寄稿&noteに「世界の起源の泉」採録

形而上詩誌「白亜紀」158号に、新作の現代詩「斧と逢引」を寄稿しています(見開き)。 クラーク・アシュトン・スミスの第三詩集『Ebony and Crystal』(1922)に触発された作品です。 「白亜紀」157号の「世界の起源の泉」は、noteの方へ採録いたしました。…

『ウォーハンマーRPG』日本語版公式サイトに第4版用シナリオ「オールド・ワールドの冒険 ◆流血の夜◆」が無料公開されました

『ウォーハンマーRPG』日本語版公式サイトに、日本語版のキャラクターシートに加え、「オールド・ワールドの冒険 ◆流血の夜◆」が公開されました。無料でダウンロードできるシナリオです。 内容は、初版時代から人気を集めた古典シナリオを、第4版用にアップ…

岡和田晃・東條慎生・山城むつみの連載鼎談「何度でも、向井豊昭と『骨踊り』を」(シミルボン)完結

岡和田晃・東條慎生・山城むつみの連載鼎談「何度でも、向井豊昭と『骨踊り』を」、いよいよ最終回です。 【シミルボン】4:「天皇制」との戦い方、民衆運動と教育運動の両義性 | 岡和田晃( 骨踊り 向井豊昭小説選 | 向井 豊昭 ) 骨踊り 作者:豊昭, 向井 …

日本SF作家クラブ公式ネットマガジン「SF Prologue Wave」で、『エクリプス・フェイズ』のシナリオ「クリュセの繭」(「Role&Roll」Vol.191)の紹介記事が掲載

一般社団法人日本SF作家クラブ公式ネットマガジン「SF Prologue Wave」で、『エクリプス・フェイズ』のシナリオ「クリュセの繭」(「Role&Roll」Vol.191)の紹介記事が掲載されました。 sfwj.fanbox.cc

東海大学文芸創作学科2020年秋学期シラバス(幻想文学論)

今年度も東海大学文芸創作学科での非常勤講師として勤務します。以下、利便性を鑑み、シラバスをこちらにも公開しておきます。 2020年度 秋学期 授業科目名 「サブカルチャーと文学」曜日 時限 水-4テーマ 「反サブカルチャー」としての幻想・SF論キーワード…

東海大学文芸創作学科2020年度秋学期シラバス(ゲームデザイン論)

東海大学文芸創作学科2020年度秋学期シラバス(ゲームデザイン論) 今年度も東海大学文芸創作学科での非常勤講師として勤務します。以下、利便性を鑑み、シラバスをこちらにも公開しておきます。 2020年度 秋学期 授業科目名 「サブカルチャーと文学」曜日 …

シミルボンで、「何度でも、向井豊昭と『骨踊り』を~岡和田晃×東條慎生×山城むつみ」連載中です

書評SNS「シミルボン」で、2019年3月8日に東京・赤坂の双子のライオン堂で行われた『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房)の刊行記念対談を――ウポポイ開館に伴い激化するアイヌ差別への文学的抵抗の意味も込め――全文を無料公開いたします。 何度でも、向井豊…

9月19日20:00~より、NLQオンラインセッション #07 銀幕の怪異、闇夜の歌聲 PART 3 『ハマー・フィルム入門』を開催

9月19日(土)20:00~に、「ナイトランド・クォータリー vol.22 銀幕の怪異、闇夜の歌聲」にもハマー・フィルム関連の膨大なコレクションとリストをご提供いただいた、浅尾典彦さんをゲストにお招きした『ハマー・フィルム入門』を開催します。 無料から参…

東雅夫×下楠昌哉編『幻想と怪奇の英文学IV』に「E・F・ベンスン、拡散と転覆のオブセッション―「塔の中の部屋」および「アムワース夫人」を中心に」を寄稿

東雅夫×下楠昌哉編『幻想と怪奇の英文学IV 変幻自在編』(春風社2020)、見本が届きました。岡和田晃は、「E・F・ベンスン、拡散と転覆のオブセッション―「塔の中の部屋」および「アムワース夫人」を中心に」を書き、巻末インタビューに答えています。 巻末…

「Role&Roll」Vol.191に、『エクリプス・フェイズ』のシナリオ「クリュセの繭」が掲載

発売中の「Role&Roll」Vol.191に、『エクリプス・フェイズ』のシナリオ「クリュセの繭」が掲載されています。えっ、ポストヒューマンSF-RPGなのに、女子校を舞台にした幽霊譚?! それを成立させるギミックこそがセンス・オブ・ワンダー。今号のR&Rの特集に…

『ウォーハンマーRPG』第4版日本語版が、9月末にホビージャパンより発売になります!

『ウォーハンマーRPG』第4版日本語版が、ホビージャパンより発売になります! 「ならず者たちを団結させ、君ならではの(アンチ)英雄を生み出し、邪悪な腐敗、陰謀を張り巡らす策謀家、破壊を目論む恐るべきクリーチャーたちを掻き分けて、活路を拓くために…

「図書新聞」2020年9月12日号に「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六七回 奴隷根性を捨て、「主人持ちの文学」のレッテルをも拒否していくために」が掲載

発売中の「図書新聞」2020年9月12日号に、「〈世界内戦〉下の文芸時評 第六七回 奴隷根性を捨て、「主人持ちの文学」のレッテルをも拒否していくために」が、掲載されています。第二次安倍政権の終焉と周庭の逮捕について論じ、以下の作品を取り上げています…

「Role&Roll」Vol.191に、「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第五十八回「ハマりすぎに要注意!——中世のゲームと遊び」が掲載

発売中の「Role&Roll」Vol.191に、「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第五十八回「ハマりすぎに要注意!——中世のゲームと遊び」が掲載されています。チェスやリトモマキア(ご存知?)といったゲームを紹介し、イカサマ師たちや子どもたちのゲーム・コミュ…

「ウォーロック・マガジン」Vol.8で「天空の国のアリス」の執筆、および「はじめての怪奇の国のアリス」のGMを担当

8月31日発売の「ウォーロック・マガジン」Vol.8にて、『トンネルズ&トロールズ 完全版』×『不思議の国のアリス』なシナリオ「天空の国のアリス」の執筆、および中山将平さんのコミック「はじめての怪奇の国のアリス」のGMを担当しています。是非ご購入くださ…

詩誌「フラジャイル」9号に、「ゲームポエムへのいざない」を寄稿

詩誌「フラジャイル」9号に、「ゲームポエムへのいざない」を寄稿しました。詩人や歌人たちと、拙作ゲームポエム「プレイヤー罵倒」 をプレイしたのですが、その経験をふまえ、現代詩がカバーする領域を広げていこうという、ささやかな導入文となっています…

8月28日に「妖ファンタスティカ」と操觚の会スペシャル【NLQオンラインセッション #06】開催

好評、「ナイトランド・クォータリー」のオンライン・セッションですが、8月28日20:00よりオンラインイベント開催! NLQと操觚の会のコラボトークです!! †「 「伝奇ルネッサンスって何?」 無料で参加できますので(投げ銭も歓迎します!)お気軽にお越し…