2013-01-01から1年間の記事一覧

共著『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』(南雲堂)が発売されます。

お知らせです。新刊・共著の『ポストヒューマニティーズ 伊藤計劃以後のSF』(南雲堂)がAmazon.co.jpで予約開始となりました。書影も出ています。南雲堂のサイトでは、目次の確認と、一部立ち読みができるようです。 本論集『ポストヒューマニティーズ 伊藤…

「Mission Impossible03――発達障害と想像力の世界」にゲスト参加し、『メガトラベラー』のゲームマスターをさせていただきました。

去る2013年6月30日は、イベント「Mission Impossible03――発達障害と想像力の世界」(http://iitoko-sagashi.blogspot.jp/2013/05/2013630-trpg-mission-impossible03-in-2.html …)にて、会話型RPG『メガトラベラー』のレフリー(ゲームマスター)を務めさせ…

第52回日本SF大会こいこんにゲスト参加します。

2013年7月20〜21日に広島で開催される第52回日本SF大会こいこんに、ゲストとしてお招きいただきました。 企画「荒巻SFの原点を語る」(http://blog.koicon.com/?p=924 )に、岡和田晃はパネリスト参加します。シュルレアリスムを題材に書かれた、高度に思弁…

「SF Prologue Wave」に山口優「ゼノアーケオロジスト」が掲載されました。

日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」にて、『アルヴ・レズル』で快進撃を続ける山口優さんの新作短篇「ゼノアーケオロジスト」が掲載されました。 ポストヒューマンRPG『エクリプス・フェイズ』のシェアードワールド小説です。前作「サ…

TRPG文華祭で『エクリプス・フェイズ』を体験できます。

告知がぎりぎりになってしまいましたが、6/22〜23のイベントTRPG文華祭で話題のSF-RPG『エクリプス・フェイズ』を体験できます。1日目は朱鷺田祐介さんがGM、2日目は私がGMをさせていただきます。この機会に、斬新ながら、意外と親しみやすいポストヒューマ…

「Role&Roll」Vol.105に『エクリプス・フェイズ』入門記事と、戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典を掲載いただきました。

RPGを中心としたアナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.105に、『エクリプス・フェイズ』のサポート記事「エントリー・ミッション」の第10回「進化の石板」が掲載されています。太陽系外から持ち込まれた「黒い石板」をめぐる謎……そう、『2001年宇宙の旅…

時事通信に古川日出男『南無ロックンロール二十一部経』の書評を寄稿しました。

古川日出男『南無ロックンロール二十一部経』の書評を時事通信に寄稿いたしました。6/18付で配信済みなので、今週末から全国の地方紙に掲載されます。古川さんの『ロックンロール七部作』には、初読時、世界認識が大幅にアップデートされるくらいの衝撃を受…

岡田剛の本格ファンタジー『十三番目の王子』は傑作です。

東京創元社さまから、岡田剛『十三番目の王子』をご恵贈いただきました。「SFマガジン」2012年6月号のレビューで、ハヤカワSF-Jコレクションで刊行された『ヴコドラク』についてレビューしたからだと思いますが、この新作は一読、息を呑みました。ええ、あま…

「BARABARA」の原型「骨踊り」公開開始!

お知らせです。「向井豊昭アーカイブ」の更新が再開いたしました。早稲田文学新人賞受賞作にして批評家の絶賛を集めた「BARABARA」の原型長編「骨踊り」を公開していきます。手書きの草稿から起こしたもので、これが初公開となります。 http://d.hatena.ne.j…

「季刊メタポゾン」9号到着

寄稿させていただいた文芸誌「季刊メタポゾン」9号、ぶじに見本誌が届きました。上質紙に、内容がギッシリ。「電子書籍の時代に、あえて紙の雑誌にこだわる」と銘打つだけある、立派な本です。 「メタポゾン」9号の情報はまだ出ていませんが(追記:出ました…

宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』をご恵贈いただきました。

宮内悠介さんから、『ヨハネスブルグの天使たち』をご恵贈いただきました。ありがとうございました。雑誌掲載時から表現に磨きがかけられており、山野浩一さん曰く、ディレイニー風の叙情があるという。まったく同感です。 書きおろしの「北東京の子供たち」…

『ラビットホール・ドロップスG』の協力にクレジットをいただきました。

伏見健二さんから、エテルシア・ワークショップ/グランペールの新作RPG『ラビットホール・ドロップスG』の見本をご恵贈いただきました。すでに「Role&Roll Station」等のアナログゲーム専門店、およびAmazon.co.jpでは入手可能です。 『ラビットホール・ド…

川勝徳重「夢応の鯉魚」および「道成寺」へのノート

学習院大学大学院の夏目房之介ゼミの方々で編纂されたコミック評論の雑誌「三角星」の創刊号、および第2号を、川勝徳重さんからご恵贈いただきました。これらの号には川勝さんが短篇劇画を寄稿なさっているのです。 ・漫画同人誌「三角星」はこちらから買え…

「季刊メタポゾン」第9号に『北海道電力〈泊原発〉の問題とは何か』評、そして佐藤亜紀『醜聞の作法』論を掲載いただきました。

文芸誌「季刊メタポゾン」(メタポゾン/寿郎社)次号についての案内が、責任編集の大西赤人さんから行われました。6月中には発売されることでしょう。 以下、大西さんのTwitter(https://twitter.com/MetaPoson)のまとめとなります。 第三期目の本年より年…

テーマ連載『ファンタズム・アドベンチャー』を語ろう 第2回「わたしと『ファンタズム・アドベンチャー』」が公開になりました。

Analog Game Studiesにて、テーマ連載『ファンタズム・アドベンチャー』を語ろう 第2回「わたしと『ファンタズム・アドベンチャー』」(仲知喜)が公開されました。考えさせられる記事です。「ゲームがある日常」とは何でしょうか? ・わたしと『ファンタズ…

「堺・葉山・鶴田顕彰会通信」16号に筑波大学での講演をご紹介いただきました。

福岡県のみやこ町歴史民俗博物館に事務所がある「堺・葉山・鶴田顕彰会通信」16号「特集 鶴田知也」の【鶴田知也に関する講演会報告】にて、2012年12月22日に私が筑波大学比較・理論文学会で行なった講演会「アイヌならざる者の現代アイヌ文学」をご紹介いた…

西崎憲『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』をご恵贈いただきました。

東京創元社さまから、西崎憲『世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ』(http://www.amazon.co.jp/dp/448874401X/)をご恵贈いただきました。ありがとうございました。旧版を入手し、読んだときの印象はいまでも鮮烈ですが、初出の単行本に改稿が施されてい…

SF Prologue Waveに浦浜圭一郎さん登場&「Role&Roll」に『バベル-17』オマージュ・シナリオ掲載

日本SF作家クラブ公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」にて、最新SF-RPG『エクリプス・フェイズ』のシェアードワールド・ノベル「かけ替えなき命のゲーム」が掲載されました。 著者は第1回小松左京賞佳作の浦浜圭一郎さんです! 日本人の筆になるゾンビ小…

ピーター・ディキンスン『生ける屍』が復刊します

サンリオSF文庫で最も入手困難と言われ、古書では6〜12万円くらいの価格が珍しくなかった、あのピーター・ディキンスン『生ける屍』が、ちくま文庫から復刊します!(http://www.chikumashobo.co.jp/comingbook/ )。俳優の佐野史郎さんが帯と推薦文を寄せて…

ウォーハンマーRPGオンリーコンベンション〜REBOOT!〜を開催します

◆初心者もベテランも大歓迎! 過酷なるオールドワールドを生き抜くべし!堕落の書:トーム・オヴ・コラプション (ウォーハンマーRPGサプリメント)作者: ロバート・F・シュワルブ,待兼音二郎,鈴木康次郎,阿利浜秀明,見田航介,杉山恒志出版社/メーカー: ホビー…

時事通信に山城むつみ『連続する問題』の書評を寄稿させていただきました。

山城むつみ『連続する問題』について、時事通信に新聞書評を書かせていただきました。 4/26付で配信され、早ければ明日あたりから、全国の地方紙の書評欄にて掲載される予定です。連続する問題作者: 山城むつみ出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2013/03/28…

5/3〜4の「SFセミナー2013」でアンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』の読書会を開催します!

SFセミナーというイベントをご存知でしょうか。数あるSFイベントのなかでも、サーコン(“Serious and Constructive”=「真面目で建設的な」)系の老舗イベントで、ちょっとした学会のような雰囲気がある、真面目にSFと文学について語り合うことができるイベ…

「Role&Roll」Vol.103に連載コラム、および『エクリプス・フェイズ』記事を掲載いただきました。

RPGを中心としたアナログゲーム総合情報誌「Role&Roll」Vol.103に、中世ヨーロッパ社会についての入門コラム「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」の第14回「目指せ博士(ドクトル)!――中世の大学と学生」が掲載されました! 数ある中世の大学のなかでも、イタ…

山城むつみ『連続する問題』について

去年の12月、総選挙が終わった際、それに絶望して、このように書き付けたことがあります。 この状況でいちばん読まれるべきは、山城むつみの『転形期と思考』ではないかと思う。星野智幸の書評が鋭いが、つまりこの批評で書き手が強いられているような方法が…

「Role&Roll」Vol.102に『エクリプス・フェイズ』記事を掲載いただきました&『プレイヤーズ・オプション:元素の渾沌の勇者』をご恵贈いただきました。

ホビージャパンさまから『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版のサプリメント『プレイヤーズ・オプション:元素の渾沌の勇者』の見本誌をお送りいただきました。ありがとうございました。プレーン間の冒険は、D&Dならではの魅力あるもので、第3版の『次元界の書…

speculativejapanに「意識が消滅した者との共生は可能か――八杉将司『光を忘れた星で』を読む」を掲載いただきました。

「季刊NW-SF」は私の批評仕事の出発点とも言える媒体ですが、実質的後継といえるスペキュレイティヴ・フィクションのサイト「speculativejapan」に、「意識が消滅した者との共生は可能か――八杉将司『光を忘れた星で』を読む」を掲載いただきました。 ・「意…

2013/01/18@ジュンク堂「まだ間に合うハヤカワSFコンテスト」イベントが動画配信されました。

2013年1月18日にジュンク堂書店池袋本店で開催されました、塩澤快浩×小浜徹也×岡和田晃「まだ間に合う「ハヤカワSFコンテスト」」の模様がYoutubeで動画配信されております。

『魔の国アンヌピウカ』小論が再掲されました。

第51回日本SF大会Varicon2012の参加者のみに限定配布されたプログラムブックに掲載された久間十義『魔の国アンヌピウカ』小論が「21世紀、SF評論」に再掲されました。 ・『魔の国アンヌピウカ』小論 http://sfhyoron.seesaa.net/article/343898627.html 魔の…

2013年1〜2月のご恵贈

先日の筑波大学での講演会でお世話になりました齋藤一さんから、原爆文学研究会編「原爆文学研究11」(花書院)をご恵贈いただきました。齋藤さまは「核時代の『英語青年』」という、雑誌を実直に調べていかなければなしえない、大変手間のかかる研究を寄稿…

『SFが読みたい 2013年版』のアンケートに回答しました。

『SFが読みたい 2013年版』のアンケートに回答しました。例年通り国産SFベスト5、海外SFベスト5について、アンケートに回答させていただいております。一言添えるとしたら、『シュルレアリスト精神分析』18位ランクインは快挙じゃないですか。乾杯!SFが読…