2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

バーダー・マインホフ

彼女と封切り日に見に行った。伝説のドイツ赤軍の映画だ。ルフトハンザのハイジャックを知らないか? 実はバリバリの左翼映画……というわけではぜんぜんない。実際に撃たれた銃弾の数まで再現した、徹底的なリアリズム。どうもスクリプトに切断があるように思…

第2回『ウォーハンマーRPG』オンリーコンでGMやってきます。

味をしめてまたCMを作ってみました。どうぞこちらをご覧下さいまし! ・「4th Cage」でもご紹介いただきました。いしかわさんありがとうっ! http://4thcage.blogspot.com/2009/07/blog-post_29.html

JGC2009で「ハーン体験プロジェクト」を開催します。

紹介動画を作成してみましたので、ぜひこちらをご覧下さい!

ヴォルフガング・ティルマンス

いつも拝読させていただいているエルバーフェルト日記さんで紹介されていましたが……。 http://elberfeld1979.spaces.live.com/default.aspx あの、ヴォフガング・ティルマンスの「Wako Book4」が、PDFで無料ダウンロードできるようです。 素晴らしい。 http:…

『オールド・ワールドの武器庫』のエラッタ

公式サイトにて『オールド・ワールドの武器庫』のエラッタが更新されましたのでお伝えいたします。 原書のエラッタで「バランス良好」の部分が抜け落ちていまして、「ソード・ブレイカー」「バックラー」「マン・ゴーシュ」のデータに基本ルールとの齟齬が生…

「SFファン交流会:時間の墓標 J・G・バラード追悼」(2009年6月20日)レポート

増田まもるさんと柳下毅一郎さんによるバラード追悼イベントのレポートを、ニューウェーヴ/スペキュレィティヴ・フィクション・サイト「Speculative Japan」にご掲載いただきました。 当日いらっしゃった方も、参加できなかった方も、どうぞご覧いただけま…

荻内勝之訳『ドン・キホーテ』

セルバンテスは僕にとってほとんど神に近い。いわばカルチャー・ヒーローだ。 すべてをここから学んだし、現在も学んでいる。スペイン語はできないのですが(汗)、代わりに一晩中セルバンテスの話はできますよ。 今は、あえてラテンアメリカ文学の流れでセ…

「チョッパの物語」公開中です

無料で読めるウォーハンマー小説「チョッパの物語」が公開されたと、「鞭打ち苦行のThrasher」に報告が上がっていましたので、こちらでもご紹介させていただきます。 Warhammer Onlineの短編小説『チョッパの物語』の第二章が公開されました。 以前に「待兼…

第2回ウォーハンマーRPGオンリーコンの募集が始まってますよ!

さて、そろそろユーザー主導のイベント「第2回 ウォーハンマーRPG・オンリーコンベンション」の募集が始まっているようです。 ・第2回 ウォーハンマーRPG・オンリーコンベンション http://www10.ocn.ne.jp/~bogoner/ まだ申し込みは済ませていませんが、私も…

スケイブン・セッションだよ!

たいへん遅れましたが、去る5月10日に東京・八王子で開催されました「ウォーハンマーRPGオンリーコンベンション」の簡単な記録をアップしてみます。 そう、未訳サプリメント“Children of the Horned Rat”をフル活用した、スケイブン・セッション「優生計画」…

陰謀論と読まず批評を駁する

論壇プロレスのフレームを外して 『社会は存在しない――セカイ系文化論』が発売されて、そろそろ2週間が経過しようとしています。喜ばしいことに、少しずつ売れ行きも向上してきているらしく、「セカイ系」という言葉が連想させる――悪い意味で閉鎖性を有した―…

『ロールマスター』日本語版、完全復活!

嬉しいニュースが! サプリメント『クリーチャーズ&トレジャーズ』がPDFで再刊され、かつてホビージャパン社から発売されていたRPG『ロールマスター』日本語版シリーズが、無事完結した、ということです。 ・『ロールマスター』って? という方は氷川さんの…

キャッチャー・イン・ジ・オールド・ワールド

待兼音二郎さん(id:Machikane1192)が、ブログでウォーハンマー小説「Catcher in the Sewer」を発表されています。このイカしたタイトルは、当然サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』とかけているのではないかと邪推します(本人には確認してい…

新刊2冊

やはり、この2冊を取り上げないわけにはいかないでしょう。 『激しく、速やかな死』。 待っていました! もちろん、雑誌初出作品はすべて読んでおりました。 いろいろな復刊運動を進めているわりには、こうして、国会図書館で必死に探した作品群が単行本に載…

「笙野頼子ばかりどっと読む」でご紹介をいただきました。

「笙野頼子ばかりどっと読む」にて「星座を作ってみる」として、私の作品群について大きく取り上げていただいています。 ・笙野頼子ばかりどっと読む http://d.hatena.ne.jp/Panza/20090707 管理人のPanzaさんは、情実に流されていいかげんなことを言う人で…

『Role&Roll』Vol.58 に記事を書きました。

出たばかりの『Role&Roll』Vol.58に、「ゲームマーケット2009」のレポート記事を書かせていただきました。 イベントで行なわれた江戸時代から続く伝統ゲームや、「ゲームマーケットの哲学」などについて紹介をしております。 どうぞ、ご覧いただけましたら幸…

『基本ルールブック』のエラッタが出ています。

『ウォーハンマーRPG』日本語版公式サイトにて、『基本ルールブック』のエラッタが更新されたようですのでお知らせいたします。 赤字で「New!」とあるものをご覧下さいませ。 http://www.hobbyjapan.co.jp/wh/errata/index.html また、以下、但し書きがあり…

ロバート・マクナマラ逝去

「SFセミナー2009」の「若手SF評論家パネル」にて、「SFならではの技法」として、 トマス・ディッシュの『キャンプ・コンセントレーション』(1968)の冒頭では、 「マクナマラが大統領になった」との記述があり、その一文だけで、 社会が極度に右傾化したデ…

[SF乱学講座講演記録]kingさんがSF乱学講座のレポートを書いて下さいました。

お忙しいなか、kingさんが「SF乱学講座:「ナラトロジー」×「ルドロジー」――新たな角度からSFを考える」のレポートを書いて下さいました。ありがとうございます。 私が記録をアップするのには少々時間がかかってしまいますので、それまではぜひこちらのレポ…

伊藤計劃の商業誌未発表短編と、おまけの小論

伊藤さん、SF大会は行けなかったけれども、『ハーモニー』が星雲賞受賞だってよ。おめでとう。ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 50人 クリック: 931回この商品を…

「ミステリーズ!」にてバラードの追悼文

柳下毅一郎さんのブログにて発表されていたので油断してつい遅れてしましたが、重要なのでこちらでもご紹介をさせていただきます。 東京創元社の雑誌「ミステリーズ!vol.35 JUNE 2009」 http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488030353 こちらに、柳下さん…

SF乱学講座、お疲れさまでした。

本日、SF乱学講座09年7月:「「ナラトロジー」×「ルドロジー」――新たな角度からSFを考える」にご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。誰も来てくれないんじゃないか、と危惧していたのですが、蓋を開けると(SF大会と被っているにもかか…

エラッタが掲載されています。

『ウォーハンマーRPG』翻訳チームリーダーである待兼音二郎さんのブログに、『ウォーハンマーRPG』のエラッタがアップされた旨のご報告が掲載されておりますので、こちらにも転載させていただきます。 お世話になっております、待兼です。 長らくお待たせし…

kingさんが『このあいだ東京でね』を読まれたようです。

昨日は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版の定例会でした。僕はダンジョンマスター。「相変わらずの糞マスター」というお褒めの言葉をいただきつつ(笑)命のやり取りに疲れて帰宅すると、はてなダイアリーで最強の論客だと私が勝手に思っているkingさんが『…

MAGIUS PUNK:FLYING RUBBER

『MAGIUS』という汎用RPGシステムがあったのをご存知だろうか。 余分なルールを極限までそぎ落とし、3つの主要能力値で判定を行なうというルールシステムだ。 各種サプリメント……というか、単体で遊べるバリアントルールのついた作品が多数出版された。身内…

ノバルガース

藤原編集室さんのページにありましたが 8月上旬刊 ジャック・ヴァンス 『ノバルガース』 (ハヤカワSF文庫 予価714円)[amazon] [bk1] だそうです。 要チェック!

今週末はSF乱学講座ですよ。

気まぐれTRPGニュースさま、取り上げて下さりましてありがとうございます。 そういえば、特定のタイトルではなく岡和田その人の話すことをフィーチャーしたイベントというのは、はじめてであるような気がします。 うまく話せるかどうかわかりませんが、がん…

迷宮の将軍

ガルシア=マルケスですが、これもすごい。 うーん、すごすぎて熱が出そう。参った。借り物だけど、きちんと買う。 ヨーロッパの近代文学とは、ある意味、説話文学、叙事詩みたいなストレートな物語があるなかで、どう新しいものを出すかを考えた、非常に苦…

『社会は存在しない』が立ち読みできます。

(こっそり)南雲堂のサイトから、明日発売の『社会は存在しない』の冒頭部が立ち読みできるようですよ! http://www.nanun-do.co.jp/newfolder-2/newfolder-13/ 社会は存在しない作者: 限界小説研究会編,笠井潔,小森健太朗,飯田一史,岡和田晃,小林宏彰,佐藤…

瞠目せよ、世界はかくも豊穣なのだ――『グアルディア』、『スピードグラファー』、『ラ・イストリア』に観る仁木稔作品の位相について

●0、とある断絶 「SFセミナー2009」において、「若手SF評論家パネル」の出席者たちの一部では、パネル外においても熱い議論が交わされました。しかしながら、彼らと話すうちに私が気になったことがひとつ存在します。 それは、私が合宿企画「仁木稔と『HISTO…